「アメリカ上場企業の製薬会社」で働く「営業職」の仕事内容・給料レポート

ニューヨーク証券取引所の上場企業の製薬業界で働く、新卒で入社した女性「営業職」によるキャリア体験談レポートです。 今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

ニューヨーク証券取引所の上場企業の製薬業界で働く、新卒で入社した女性の「営業職」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、薬剤師免許、MR認定資格、そして二級FP技能士の資格を持っているそうです。

「製薬会社の営業職」を目指した理由

薬学部で勉強していくうちに、病院や薬局といった限局的な環境で毎日同じような仕事を繰り返していく職業が自分には合わないと感じました。

製薬業界で営業職に就くことで、大学で学んだ薬学の知識を活かしながら、任された施設を自分なりに考えてマネージメントできることが魅力的に思えたからです。

「製薬会社の営業職」の仕事内容について

主な仕事内容は、薬剤の情報提供および副作用情報の収集です。

エリアごとに担当を任され、そのエリア内の施設を自分なりに行動計画を立てた上で、医師や看護師、薬剤師のもとを訪問します。医局前の廊下などで、先生を待つかもしくはアポイントを取得して面会する方法が主な方法です。施設によっては、病院内へ入ることが許されず、病院の敷地外の道端で先生方を待つこともあります。

また、影響力のある先生にご講演いただく講演会やセミナーの企画運営も行い、薬剤の良さを広める活動も行います。担当施設の先生が遠方でご講演される際には随行し、ご講演がスムーズに進むよう尽力します。

情報提供および収集業務がある一方で、営業職なので売り上げに関しても達成目標を掲げられます。四半期もしくは半期ごとの売り上げの達成ができるかできないかが社内評価に大きな比重を占める会社もあります。

営業職という職種柄、社内評価によって給与や昇進が大きく関わってきます。

「製薬会社の営業職」の1日の仕事の流れ

8時30分:自宅を出発し、社用車にて通勤
8時50分:到着
9時:内勤
※日々の行動計画の提出や講演会およびセミナーの企画書作成。
※病院駐車場代や講演会費用等の経費精算も行う。
9時30分:ウェブによる全体ミーティング
※本社から新しい情報や営業戦略の伝達。
10時:ミーティング
※それぞれの担当エリアの売り上げ状況や競合他社の動向を共有。
※必要に応じて、ロールプレイ研修なども行う。
11時:出発
12時:病院医局前にて、午前診療終わりの医師が戻ってくるのを待ち情報提供
14時:昼食休憩
※コンビニで買い、車内で食べることが多い。
15時:門前薬局訪問
16時:アポイント取得していた医師と面会
※新しい情報の提供および講演会の案内を行う。
17時:別の病院へ移動し、看護師と面会。
※帰宅前の医師や当直前の医師とも面会。
20時:帰宅

「製薬会社の営業職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は33万円(残業代込)で、ボーナスは固定ボーナス100万円でした。また社内評価により変動ボーナスがプラスされます。

私の場合、評価は中程度でしたので年収600万円でした。評価が高い人ですと、変動ボーナスが200~300万円でした。

やるべきことと売り上げさえきちんとあげていれば、残業はさほど多くありません。個人の頑張り次第です。

有給休暇はかなり取得しやすく、ゴールデンウイークやお盆、年末年始は長期間休めます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

担当エリアが広いと、社用車での移動時間が非常に長くなります。

かつては自家用車を社用車として利用している会社も多かったのですが、現在ではリース会社から支給される社用車にて営業を行う製薬会社がほとんどです。

そのため車のシートが自分に合わず、極度の腰痛に悩まされました。社用車なのでシートを変えるわけにもいかず、仕事終わりには鍼灸院へ直行し治療してもらう毎日で体がボロボロになってしまったことが、困ったこととして挙げられます。

この仕事や職場でよかったこと

全国転勤のある営業職ということもあり、住宅補助はかなり充実しています。引っ越しの際にも、引っ越し代が全額出ますし手当もつくので、そこまで苦にはなりません。

また、有給休暇を取得しやすいことも恵まれていた点に挙げることができるかと思います。決算期以外の時期でしたら、アポイントや講演会の予定を調整すれば比較的長い休暇も取得できるので、旅費の安い時期に海外旅行に行く同僚も数多くいました。

会社やチームによって異なるかと思いますが、私のところは1週間前まで申請すれば休暇を取得できる点も魅力でした。

「製薬会社の営業職」の仕事エピソード

今までの薬剤や治療法では治すことのできなかった患者さんの症状が、自分の担当する薬剤によって改善した点が、この仕事で感動したことです。

何度面会して薬剤の情報提供を行っても、私の担当する薬剤には否定的な医師がいました。営業職として焦りを感じつつも、粘り強く面会や講演会への参加をお願いし続けた結果、やっと一人の患者さんに薬剤を使い治療していただけることになりました。幸い副作用もなく経過し、患者さんの症状の改善がみられたと医師から直接、私の社用携帯に電話がかかってきた時には、泣きそうなくらい感動した記憶があります。

「上場企業の製薬会社で働く営業職」の職場恋愛について

職場恋愛や職場結婚は全くないわけではありません。しかしながら営業職ということもあり、圧倒的に男性が多い職場ですので、男性は担当施設の看護師や薬剤師、調剤薬局の薬剤師の方との恋愛および結婚が多いです。

女性にとっては、職場や医療従事者含め、男性と関わることが多いので出会いは多い印象があります。私の周りでは比較的、職場結婚または同業他社の方との結婚が多かったです。たまに担当施設の医師と結婚する方もいらっしゃいました。

まとめ ー「製薬会社の営業職」を目指す方へメッセージ

福利厚生もよく、個人の頑張りが評価される職業です。頑張って下さい。

本記事は、2018年12月20日時点調査または公開された情報です。
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