公務員試験受験生の大敵!?「花粉症」の症状を軽減させる方法まとめ

春が近づくと「花粉症シーズン」が始まります。

「花粉症」の患者だという公務員試験受験生には鼻が詰まったり目が痒くなったりと、試験勉強に集中できなくで辛い時期が始まるにあたって、すぐに実践できる「花粉症対策」についてまとめました。


公務員試験勉強の大敵「花粉症」は、「国民病」

公務員試験の勉強に励んでいる受験生の皆さんの中にも、春にかけてあたたかくなってくると「花粉症 」が気になるという方が多いのではないでしょうか。

子供の頃から「花粉症」だったという方もいれば、昨年までは「花粉症」と無縁だった人が、今年突然「花粉症デビュー」することも考えられます。公務員試験の勉強中に「花粉症」になってしまうと、勉強に集中しにくくなるなど大変かと思います。

日本で最も有病率が高い「花粉症」は「スギ花粉症」です。関東地方では毎年2月から4月にかけて「スギ花粉」が飛散するため、「スギ花粉症」の患者は春の訪れとともに「花粉症」に悩まされ始めます。日本の「花粉症」の人の約7割が「スギ花粉症」と言われており、全国民の約20%を超える人々が「スギ花粉症」を発症していると言われています。

日本は全国の森林の約18%、国土の約12%もの面積が「スギ林」だというデータがあります。そのため、「スギ花粉症」はその広大な「スギ林」が引き起こす日本特有の病であり、「スギ花粉症」が問題となっている国は日本のみだという説もあります。

近年では、「花粉症」によって国民のあらゆる活動に支障をきたしているとされ、国をあげての対策も急がれています。「スギ花粉」の飛散を減少させるために、「花粉」の多い木の伐採や、「花粉」の少ないスギを品種改良によって生み出すなどの取り組みが始まっているようです。

そもそも「花粉症」とは?

「花粉症」とは、「アレルギー反応」のひとつとされています。

吸い込むなどして体内に入ってしまった、スギをはじめとした植物の「花粉」に対して、身体の免疫機能が過剰に反応することで「花粉症」が起こります。具体的な症状としては、「花粉」を身体の外に出すために出るくしゃみや鼻水、涙や、目の痒みなどが代表的ですが、発熱や口の中の痒みや腫れなどの違和感を伴うこともあります。

「花粉症」の種類としては、患者の多い「スギ花粉症」や「ヒノキ花粉症」の他に、「カモガヤ花粉症」「ブタクサ花粉症」「ヨモギ花粉症」「シラカバ花粉症」なども報告されているようです。

それぞれ発症の時期は、「スギ花粉症」が2~4月、「ヒノキ花粉症」が4~5月、「シラカバ花粉症」が4~6月、「カモガヤ花粉症」が6~8月、「ブタクサ花粉症」と「ヨモギ花粉症」が8~10月頃というように、それぞれの植物の「花粉」の飛散時期に重なります。何種類もの「花粉症」を併発している患者もおり、1年中何かしらの「花粉」に悩まされている方もいるようです。

「花粉症」といえども、重症の場合は早めの受診を!

「花粉症」は市販薬も豊富に出回っており、「花粉飛散」の時期が過ぎれば症状も収まるので、病院を受診せずにセルフケアをする人も多いようです。

軽症のうちは自分で工夫して対策するということも有効だと言われてはいますが、もし生活に支障をきたすほど鼻が詰まったり、目が痛くなったりなど辛い場合には、病院へ行って相談した方が良いかもしれません。


「花粉症」は初期症状の段階で治療することにより、鼻の粘膜の炎症の進行を止められることもあるので、早期治療でその年をより快適に過ごせる可能性があります。

また、最近では「花粉症」の低年齢化も指摘されており、「小児花粉症」の患者も増加傾向にあるそうですので、子どもだから「花粉症」ではないとは言えません。

公務員試験を受ける方の中には、今まで受診せずに自分が「花粉症」とは思っていなかったけれど、実は「花粉症」だったという「隠れ花粉症」の人もいるかもしれません、

病院では薬が処方される「薬物療法」が一般的ですが、他にも「手術療法」や、免疫療法とも呼ばれる「減感作療法」という治療法があるようです。保険適用外の治療法もあるため、医師とよく相談して治療を進めることが必要です。

すぐに実践できる「花粉症対策」

「花粉症」の症状が辛いと思った時には、症状が出ている部位によりますが耳鼻咽喉科や眼科、アレルギー科のある内科などを受診することがおすすめです。ただし、現在の治療法ではすべての「花粉症患者」が100%完治する方法は無いようです。

その一方で、少し工夫して「花粉」との接触を減らすなど、「セルフケア」をすることで症状の軽減が期待できるのが「花粉症」でもあります。

この章では、勉強が忙しくなかなか病院にいけないという受験生の方にも実践してほしい「花粉症対策法」をご紹介します。

侮れない外出時の「マスク」と「メガネ」

「花粉症対策」の1つ目は、「マスク」と「メガネ」の着用です。

「花粉症」の症状を緩和するには、とにかくアレルギーを引き起こしている「花粉」との接触をなるべく減らすことが大切です。そのため外出する時には「マスク」と「メガネ(ゴーグル)」を身につけることは、多くの人が気軽に実践できる「花粉症対策」の1つです。

実際に「マスク」をすると、マスクをしていない時に比べて、吸い込む「花粉」の量を3分の1から6分の1ほど減らせるようです。また「メガネ」を装着すると、目に入る「花粉」は約2分の1から3分の1ほど減らせるといったデータもあります。

ただし、「マスク」や「メガネ」をしているから安心ということではなく、他の方法も組み合わせて対策することで、より「花粉症」の症状軽減につながる可能性は大きくなります。

帰宅時には「手洗い・うがい」に加えて「洗顔」も大切

「花粉症対策」の2つ目は「手洗い・うがい+洗顔」です。

帰宅時に「手洗い」と「うがい」をすることは、雑菌を洗い流すだけでなく、「花粉」を追い出すことにも有効なようです。それに加えて「洗顔」をすると、「花粉」が最もつきやすい顔の表面や頭に付いた一部の「花粉」を洗い流すことができます。

「花粉シーズン」には「手洗い・うがい」に加えて「洗顔」をすることで、「花粉症」の症状を軽減することが期待できます。

「花粉」が付着しにくいのはフワフワの服より、ツルツルの服

3つ目の「花粉症対策」は「服装に気をつけること」です。


洋服に「花粉」がついてしまうと、室内に「花粉」が持ち込まれたり、洋服から「花粉」を吸い込んだりして、本来症状が緩和されるはずの屋内でも症状が出る原因を作ってしまいます。

「花粉症対策」として服装で気をつけられることとしては、「花粉」が飛散している時期は、ウール素材の上着やコートを着ての外出は避けた方が良いようです。その代わりに、表面がツルツル、すべすべしたような綿素材や、ポリエステルなどの化学繊維のものには花粉が付着しにくいと言われているのでおすすめです。

また、原始的な方法のようではありますが、玄関で服の表面を手で払うことで、服に付いている「花粉」を大幅に減らせるということもわかっているようです。「花粉症」に悩んでいる方は、「服装」や「服」に付いた「花粉対策」をすることで症状を緩和できるかもしれません。

規則正しい生活が「花粉症対策」にもつながる

最後の4つ目の「花粉症対策」は「睡眠不足」や「過度な飲酒」を避け、「ストレス」を減らすことです。つまり、規則正しい生活が「花粉症対策」にもつながっていくと言えます。

公務員試験の勉強の影響で、ついつい不規則な生活になっているという方は、「花粉症対策」の観点から見ても要注意だと言えます。健康に気を配りつつ、勉強も進めることが大切です。

まとめー「厚生労働省」の「花粉症特集」がオススメ

このページでは、公務員試験の受験生にとっても悩ましい大敵である「花粉症」についてまとめました。勉強を妨げる「花粉症」の症状を軽減するには、すぐに始められる簡単な方法もあります。

「花粉症」を引き起こすのは「花粉」ですが、少し服装に気をつけたり、帰宅時に「洗顔」をしたりするだけでも、接触する「花粉」の量を減らすことができます。
病院になかなか行けないという方も、ぜひ実践してみてください。

受験生だけでなく日本国民全体が悩む「花粉症」については「厚生労働省」のホームページでも特集が組まれています。「花粉症」の患者は低年齢化しており、全体でも増加傾向にありますので、現在の受験生の中には、今後「国家公務員」や「地方公務員」として、業務で「花粉症対策」に取り組むという方も出てくるかもしれません。

》参考URL:厚生労働省ホームページ|花粉症特集
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kafun/index.html)

 

本記事は、2019年3月10日時点調査または公開された情報です。
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