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「公務員 薬剤師」の平均給料や初任給、民間との比較まとめ

各自治体の公立病院などで勤務する「地方公務員」の「薬剤師」の初任給や平均給料額、各種手当について解説します。

「民間薬剤師」と比較すると「公務員薬剤師」の給料は低いのかというと、必ずしもそうではなく、働き方によるところがあります。

2019年03月22日更新

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目次
地方公務員の「薬剤師」の給料は自治体が決める
地方公務員の「薬剤師」の平均給与額
「公務員薬剤師」と「民間薬剤師」の給与を比較
国家公務員の「薬剤師」の給与について
「公務員薬剤師」の給与について独自の規定がある自治体も
まとめ
「公務員薬剤師」の平均給料や初任給、民間との比較まとめ

地方公務員の「薬剤師」の給料は自治体が決める

地方公務員の「薬剤師」は地方自治体が運営する公立病院や、保健所、保健センター等で勤務しています。そのため、地方公務員の「薬剤師」の給料は、各地方自治体によって定められているのが一般的です。

「公務員薬剤師」は薬学系学科がある「6年制大学」もしくは「2年以上の大学院」を卒業して国家資格を取得した人が採用されますので、「公務員薬剤師」の初任給は、「6年制大卒」や「院卒」の基準で算出されます。そのため「4年制大卒」で採用された一般行政職員と比較すると、初任給は高い傾向にあります。

地方公務員の「薬剤師」の平均給与額

総務省が行う「地方公務員給与実態調査」の結果によると、平成29年度の「薬剤師・医療技術職」の平均給料月額は「307,695円」でした。この給料額に、「扶養手当」「地域手当」「住居手当」「通勤手当」や、離島など勤務地によっては「特地手当」などが加算された額が支給されています。

「公務員薬剤師」と「民間薬剤師」の給与を比較


「公務員薬剤師」の具体的な給与額は自治体ごとに違いますが、初任給については「民間薬剤師」よりも低い傾向にあるようです。

民間の「薬剤師」の就職先である全国チェーンのドラッグストアでは、勤務地にもよりますが初任給が約30万円近いという場合があります。また、民間の製薬会社に「薬剤師」として就職した場合の初任給については約25万円前後の企業が多いようです。

一方で、平成29年度の「公務員薬剤師」の初任給の全国平均は約20万円で、自治体ごとに見てみると約18万円から21万円程度の自治体が多く、民間企業の初任給よりも低い傾向にあります。

ただし、公務員の「薬剤師」は「期末手当」や「勤勉手当」、つまり「賞与(ボーナス)」を安定して受け取れること、そして勤続年数による昇給制度があることから、生涯年収は民間を上回る可能性もあります。

長く勤めるなら、「公務員薬剤師」の方が「民間薬剤師」より給料が高くなる場合があると言えるでしょう。

参考:総務省ホームページ「地方公務員給与実態調査」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/kyuuyo_jc.html

国家公務員の「薬剤師」の給与について

「公務員薬剤師」には地方公務員だけでなく国家公務員として採用されている方もいます。「国家公務員」の「薬剤師」は「厚生労働省」で薬事行政に携わったり、厚労省の出先機関である「地方厚生局」で「麻薬取締部」に所属する「麻薬取締官」として薬物犯罪を摘発したり等、活躍しています。

「国家公務員」の薬剤師の給料については、国家公務員俸給表に従って、行政職と同等の額が支給されるようです。

「『国家総合職』の給料・年収・初任給例まとめ - 出世後の年収も解説」

「公務員薬剤師」の給与について独自の規定がある自治体も

滋賀県高島市の高島市民病院で勤務する「薬剤師」も「地方公務員」ですが、その募集案内をみると、基本給は「高島市病院事業企業職員の給与に関する規程」等に基づいて支給されるようです。

具体的な高島市民病院の「薬剤師」の平成31年4月1日現在での給与額は、「薬剤師」(6年制大学卒業)の場合は「209,000円」であり、この他に賞与を年間2回、扶養手当、通勤手当、時間外勤務手当などの各種手当が要件に応じて支給されます。また、実務経験の有無によって加算されることがあるようです。

このように、自治体ごとに独自の規定を設けて「公務員薬剤師」の給与が定められている場合もあります。

参考:滋賀県高島市ホームページ「高島市民病院 職員募集」
http://www.city.takashima.lg.jp/tmh/tmhospital_iryou_syokuinbosyu.html

まとめ

このページでは「地方公務員」の「薬剤師」の給料についてご紹介しました。「地方公務員」の「薬剤師」の給料は自治体ごとに異なりますが、平均すると約30万円前後だということが総務省の調査でわかりました。

また「公務員薬剤師」は離島など人手不足が懸念されているところでは「特地手当」が支給されたり、基本給が高くなったりして結果的に給料が高いという場合もあります、そのほかにも「住居手当」や「通勤手当」など、他の公務員のようにさまざまな手当が加算されます。

「初任給」で比較すると「民間薬剤師」の方が「公務員薬剤師」よりも条件がいいようにも感じられますが、雇用が安定していること、手当が充実していること、休業制度が充実していることから、「公務員薬剤師」として長く勤務できている方も多いようです。

「公務員薬剤師」は長く働けば働くほど昇給も見込める職種です。「初任給」については民間より低い傾向にはありますが、「公務員薬剤師」は昇給があるので、長くキャリアを積みたい方にはおすすめの職種だと言えます。

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