国立大学法人「東京海洋大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「東京海洋大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「東京海洋大学」は、東京都港区にある国立大学法人で、「東京商船大学」と「東京水産大学」が統合されて設置された国内唯一の海洋系大学です。


はじめに

国立大学法人「東京海洋大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、東京都港区にあり、1875年に創設された国立大学です。

国立大学法人「東京海洋大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、53~61程度のようです。

今回は国立大学法人「東京海洋大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「東京海洋大学」の沿革について

国立大学法人「東京海洋大学」は、2003年(平成15年)に「東京商船大学」と「東京水産大学」が統合して創設されました。

「東京商船大学」は、1875年(明治8年)に「私立三菱商船学校」の名称で創設され、「東京水産大学」は、1888年(明治21年)に「大日本水産会水産伝習所」の名称で創設されました。

2003年(平成15年)にこの2つの機関が統合されて国立大学法人「東京東海大学」が設置された後、国立大学法人「東京海洋大学」では、2007年に「食品流通安全管理専攻」が設置、2008年に「登用管理政策学専攻」が設置され、2017年に「東京資源環境学部」が設置されました。

国立大学法人「東京海洋大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「東京海洋大学」の理念・スローガンは、「人類社会の持続的発展に資するため、海洋を巡る学問および科学技術に係わる基礎的・応用的教育研究を行う。」ことです。

このスローガンをもとに、国立大学法人「東京海洋大学」では、次の5つの能力・素養を持つ高度専門職業人を育成することを目標としています。

1)海洋に対する科学的認識を深化させ、自然環境の望ましい活用方策を提示し、実践する能力
2)論理的思考能力、適切な判断力、社会に対する責任感をもって行動する能力
3)現代社会の大局化した諸課題について理解・認識し、対応できる実践的指導力
4)豊かな人間性、幅広い教養、深い専門的知識・技術による課題探求、問題解決能力
5)国際交流の基盤となる幅広い視野・能力と文化的素養

国立大学法人「東京海洋大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「東京海洋大学」の学章は、2003年(平成15年)に誕生した「東京海洋大学」のシンボルマークを公募し、東京都の岡田 武男さんのデザインが最優秀作品に選ばれたものです。

そのデザインは、大海に突き出た「魚の背びれと船の帆」で海洋への情熱が表現されています。


さらに、デザイン中の2つの波が対話しているような図形は、国立大学法人「東京海洋大学」の2つの学部が「知の融合」を目指しているという意味も込められています。

校歌について

国立大学法人「東京海洋大学」の校歌は、「海を拓(ひら)き」です。

この校歌は、2003年(平成15年)の創設に伴い、新しい大学にふさわしい校歌が検討され、2005年(平成17年)に制定されました。

なお、国立大学法人「東京海洋大学」の校歌は、作詞は、星野 哲郎さん、作曲は、鈴木 淳さんによって創作されました。

国立大学法人「東京海洋大学」の学長について

現在の国立大学法人「東京海洋大学」の学長は、「竹内 俊郎(たけうち としろう)」さんです。

「竹内 俊郎」さんの経歴は、1973年(昭和48年)に東京水産大学水産学部製造学科を卒業、1975年(昭和50年)に東京大学で農学博士を取得しました。

その後、1994年(平成6年)に東京水産大学水産学部教授に就任、平成15年に東京海洋大学海洋学科部教授・技術研究科長に就任、2009年(平成21年)に国立大学法人「東京海洋大学」理事・副学長に就任した後、2015年(平成27年)に同大学の学長に就任しました。

なお、「竹内 俊郎」さんは、国立大学法人「東京海洋大学」の第4代目の学長です。

国立大学法人「東京海洋大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「東京海洋大学」の本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「品川キャンパス」「越中島キャンパス」があります。

品川キャンパス

国立大学法人「東京海洋大学」の「品川キャンパス」には、海洋科学部と海洋科学技術研究科があります。

このほか、附属図書館、国際交流会館、マリンサイエンスミュージアム、武道館、白鷹館、楽水会館、鯨ギャラリーなどが置かれています。

なお、「品川キャンパス」は、東京都港区にあり、最寄り駅は、「品川駅」または「天王洲アイル駅」です。

越中島キャンパス

国立大学法人「東京海洋大学」の「越中島キャンパス」には、海洋工学部と海洋科学技術研究科があります。

このほか、マリンカフェ、船舶運航性能実験水槽棟、船舶機関室シミュレータセンター棟、明治丸記念館などが置かれています。

なお、「越中島キャンパス」は、東京都江東区にあり、最寄り駅は、「越中島駅」です。


国立大学法人「東京海洋大学」の教職員数について

国立大学法人「東京海洋大学」の教職員数の総数は、約490人で、このうち職員数は、約235人で、教員数は、約250人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

》国立大学法人「東京海洋大学」の教職員数
https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/img/30kyoshokuin.pdf.pdf

国立大学法人「東京海洋大学」の学生数について

国立大学法人「東京海洋大学」の学生数は、学部学生数は、約1,950名(うち外国人学生 約45名)で、大学院学生数は、約830名(うち外国人学生 約200名)です。

国立大学法人「東京海洋大学」の学部について

国立大学法人「東京海洋大学」には 2つの学部があります。

1)海洋科学部
2)海洋工学部

国立大学法人「東京海洋大学」大学院について

国立大学法人「東京海洋大学」の大学院は、「海洋科学技術研究科」です。

国立大学法人「東京海洋大学」の財務状況について

平成30年度の、国立大学法人「東京海洋大学」の収入は、約850億円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料・検定料、施設整備費補助金、受託研究等外部資金などです。

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「東京海洋大学」は、国際競争力を強化するため、海洋産業人材育成組織の構築を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「東京海洋大学」出身の有名人は、柳生 博さん、鈴木 善幸さん、さかなクン さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「東京海洋大学」のウェブサイトのURL

https://www.kaiyodai.ac.jp/

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年6月22日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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