国立大学法人「九州工業大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「九州工業大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「九州工業大学」は、福岡県北九州市にある国立大学法人で、「私立明治専門学校」の流れをくむ大学です。


はじめに

国立大学法人「九州工業大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、福岡県北九州市にあり、1949年(昭和24年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「九州工業大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、47.5~57.5程度のようです。

今回は国立大学法人「九州工業大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「九州工業大学」の沿革について

国立大学法人「九州工業大学」の沿革は、「私立明治専門学校」が設立された1907年(明治40年)までさかのぼります。

この後、「私立明治専門学校」は、1921年(大正10年)に官立に移管して「官立明治専門学校」となり、1944年(昭和19年)に「明治工業専門学校」と改称され、1949年に「明治工業専門学校」が包括されて「九州工業大学」が創設されました。

国立大学法人「九州工業大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「九州工業大学」の理念・スローガンは、「わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成」することです。

この基本理念のもと、国立大学法人「九州工業大学」は、4つの目標を掲げています。

1)質の高い教育を行、志(こころざし)と情熱で産業を切り拓く技術者・知的創造者を養成する。

2)研究活動を活性化し、科学に裏付けられた融合技術や境界領域の創成により、優れた研究成果を創出する。

3)社会との連携し、教育・研究を公開し、価値創造やもの創りを推進し、技術の革新・発明や、地域社会との連携・調和に努める。

4)大学の責任を重視した運営を行い、説明責任を果たす。


国立大学法人「九州工業大学」の学章・校歌について

学章(校章)について

国立大学法人「九州工業大学」の学章(校章)は、1924年(大正13年)に大学関係者の公募によって選定された「九州工業大学」の卒業生「中山 武夫」さんの作品です。

この学章(校章)のデザインは、図案の背景となる「紅色」と「ねずみ色」が鋼鉄や鋳鉄の堅実さや工業を象徴し、その中央に「龍」や「鳳」を連想させる「霊体」を配し、卓越する聡明や無量の知識、光明円満の徳などの大学での活動がイメージされています。

なお、国立大学法人「九州工業大学」には、この学章(校章)のほかに、2009年(平成21年)の創立100周年を機に制定されたシンボルマークがあります。

このマークは、当時、国立大学法人「九州工業大学」の学生だった「澤野 大地」さんのデザインをプロデザイナーが修正したものです。

具体的には、「Action(動作・活動)」の頭文字「A」、「Value(価値・評価)」の頭文字「V」と国立大学法人「九州工業大学」の英語略称「Kyutech」の頭文字「K」を水色・黄緑色・ピンク色で組み合わせたデザインで、未来へはばたく学生やこれからをリードする大学を表現しています。

校歌(学歌)について

国立大学法人「九州工業大学」の校歌(学歌)は「汪洋(おうよう)湛(たと)う玄海(げんかい)の」です。

この校歌(学歌)の作詞は、「西條 八十」さん、作曲は、「堀内 敬三」さんです。

国立大学法人「九州工業大学」の学長について

現在の国立大学法人「九州工業大学」の学長は、「尾家 祐二(おいえ ゆうじ)」さんです。

「尾家 祐二」さんの経歴は、1978年(昭和53年)に京都大学工学部理工学科を卒業、1980年(昭和55年)に京都大学大学院工学研究科修士課程数理工学専攻を修了、1980年に日本電装株式会社に勤務、1983年に佐世保工業高等専門学校電気工学科の助手に就任、1990年(平成2年)に九州工業大学工学部助教授に就任、1995年に奈良先端科学技術大学院大学情報センター教授に就任しました。

その後、1997年(平成9年)に九州工業大学情報工学部の教授に就任、2003年(平成15年)に同大学情報科学センター長に就任、2009年(平成21年)に同大学情報工学研究院長に就任、2014年に同大学理事・副学長に就任した後、2016年(平成28年)に国立大学法人「九州工業大学」の学長に就任しました。

学長の「尾家 祐二」さんは、社会と協働・対話し、相互作用を生じさせる教育研究を継続・推進することによって、国立大学法人「九州工業大学」が学外の人々にも訪れてもらえる、訪れたくなるよう大学改革事業に力を入れています。

なお、「尾家 祐二」さんは、国立大学法人「九州工業大学」の第13代目の学長です。

国立大学法人「九州工業大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「九州工業大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、3つのキャンパス「戸畑キャンパス」「飯塚キャンパス」「若松キャンパス」があります。

戸畑キャンパス

国立大学法人「九州工業大学」の「戸畑キャンパス」には、工学部、大学院工学府があります。

このほかに、附属図書館、保健センター、情報科学センター、学習教育センター、宇宙環境技術ラボラトリー、工学部キャリアセンターなどが置かれています。


この「戸畑キャンパス」は、福岡県北九州市にあり、最寄り駅は、JR「小倉駅」またはJR「博多駅」です。

飯塚キャンパス

国立大学法人「九州工業大学」の「飯塚キャンパス」には、情報工学部、大学院情報工学府があります。

このほかに、附属図書館情報工学部分館、情報科学センター、マイクロ化総合技術センター、保健センターなどが置かれています。

なお、「飯塚キャンパス」は、福岡県飯塚市にあり、最寄り駅は、JR「小倉駅」またはJR「博多駅」です。

若松キャンパス

国立大学法人「九州工業大学」の「若松キャンパス」には、大学院生命体工学研究科があります。

このほかに、社会ロボット具現化センター、生命体工学研究科キャリアセンター、保健センターなどが置かれています。

なお、「若松キャンパス」は、福岡県北九州市にあり、最寄り駅は、JR「折尾駅」です。

国立大学法人「九州工業大学」の教職員数について

国立大学法人「九州工業大学」の教職員数の総数は、656人で、このうち事務・技術職員数は、196人で、教員数(教授・准教授・助教授・講師)は、348人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「九州工業大学」の教職員数
URL http://www.kyutech.ac.jp/information/number-personnel.html

国立大学法人「九州工業大学」の学生数について

国立大学法人「九州工業大学」の平成30年5月1日の学生数は、学部学生数は、4,117名(うち外国人学生 27名)で、大学院学生数は、1,532名(うち外国人学生 230名)です。

URL http://www.kyutech.ac.jp/information/number-student.html

国立大学法人「九州工業大学」の学部について

国立大学法人「九州工業大学」には2の学部「工学部」と「情報工学部」があり。

国立大学法人「九州工業大学」大学院について

国立大学法人「九州工業大学」の大学院は、2つの学府「工学府」と「情報工学府」があります。

国立大学法人「九州工業大学」の財務状況について

平成30年度の、国立大学法人「九州工業大学」の収入は、102億5,700万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:http://www.kyutech.ac.jp/information/number-budget.html

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「九州工業大学」は、学科の再編により、多様化する社会にも対応できるよう「グローバル人材」の教育・推進を特徴とする国立大学です。


ちなみに、国立大学法人「九州工業大学」出身の有名人は、桂 よね吉さん、スペース佐藤さん、真島 省三さん、長谷川 哲也さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「九州工業大学」のウェブサイトのURL

http://www.kyutech.ac.jp/

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年8月3日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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