地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第12回「八王子市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第12回「八王子市」です。

東京都にある「八王子市」の人口は2019年9月時点で約58万人と、埼玉県川口市に次いで国内24番目です。そんな「八王子市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「八王子市」について

東京都にある「八王子市」は、多摩地域南西部に位置する東京都唯一の中核市です。人口は2019年9月時点で約58万人で、都内の市町村では1位、中核市では、千葉県船橋市、鹿児島県鹿児島市、埼玉県川口市に次いで全国4位を誇ります。市域面積は約186平方キロメートルで、東京都の区市町村では奥多摩町に次いで、2番目の広さを有しています。

また、「八王子市」は、21の大学、約11万人の学生を抱える全国有数の学園都市として知られているのと同時に、国や東京都の出先機関も複数点在し、通学先、勤務先としての人口流入と、東京都区部への通勤者が多いベッドタウンとしての人口流出という両面をもっています。一方、かつて養蚕業が盛んだったことから、「桑都」や「桑の都」と称されることもあるそうです。

さらに、「八王子市」の気候は、標高がやや高く、内陸の盆地であることから、中央高地式気候に分類されます。寒暖差が激しく、東京都区部の中心部と比べて、冬の最低気温は約5℃低く、夏の最高気温は約3℃高いことがあります。また、降雪は東京都区部よりも多く、東京で雪が降ると、報道陣は八王子駅前に集結する傾向があります。

>八王子市のホームページ
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/

「八王子市」の成り立ち

「八王子市」の成り立ちは、1917年(大正6年)9月1日の市制施行によって誕生したのが始まりです。当時の東京府内では、東京市に次いで2番目、多摩地域では初の市制施行でした。1960年代以降は、市の郊外に工業団地や多摩ニュータウンなどの大規模な住宅団地が次々と建設され、都心からの大学の移転も相次ぎました。

その後、1986年(昭和61年)に業務核都市、2007年(平成19年)に東京都で初となる保健所政令市に指定されました。そして、2015年(平成27年)4月1日に中核市に移行し、現在は政令指定都市を目指しています。

八王子市長「石森孝志」(いしもり たかゆき)さんはどんな人?

2012年1月から八王子市長を務める「石森孝志」さんは、1957年8月8日に八王子市で生まれました。大学卒業後、東京都経済農業共同組合連合会職員などを経て、八王子市議会議員を3期、東京都議会議員を2期務めた後、第29代の八王子市長となり、2期目になります。

政治信条は「攻めのまちづくり」、座右の銘は「一視同仁」(どんな人でも平等に慈しみ、区別なく接すること)だそうです。

>八王子市長公式ページ
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisei/002/001/p005894.html

「八王子市」の行政プラン

「八王子市」の行政プランは、「八王子ビジョン2022」と題し、「人とひと、人と自然が響き合い、みんなで幸せを紡ぐまち八王子」を基本理念とし、以下の6つの都市像実現を目指すとしています。


1) みんなで担う公共と協働のまち
2) 健康で笑顔あふれる、ふれあい、支えあいのまち
3) 活き活きと子どもが育ち、学びが豊かな心を育むまち
4) 安心・快適で、地域の多様性を活かしたまち
5) 魅力あふれる産業でにぎわう活力あるまち
6) 一人ひとりが育てる、人と自然が豊かにつながるまち

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第12回は東京都の「八王子市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2019年10月27日時点調査または公開された情報です。
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