地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第11回「川口市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第11回「川口市」です。

埼玉県にある「川口市」の人口は2019年9月時点で約59万人、と鹿児島県鹿児島市に次いで国内23番目です。そんな「川口市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「川口市」について

埼玉県にある「川口市」は、同県南東部に位置し、荒川を隔てて東京都に接している中核市です。人口は2019年9月時点で約59万人で、さいたま市に次いで県内2位、中核市では、千葉県千葉市、鹿児島県鹿児島市に次いで全国3位を誇ります。

また、「川口市」は、東京駅まで電車で約25分という立地で、市内には大型の高層マンションなど大規模な住宅地が広がるベッドタウンです。一方、江戸時代から全国屈指の工業都市としても知られ、特に鋳物工業が有名で、1964年の東京オリンピックでは、「川口市」の鋳物で聖火台が作られました。

さらに、「川口市」は、総務省が算出した実質収支が約110億円で全国市区1位を誇り、豊かな財政と行政サービスの質が高いことでも有名です。

最後に、「川口市」の気候は、太平洋側気候に属します。冬は、晴天の日が多く、空気が乾燥しますが、朝の冷え込みは比較的弱く、県内では暖かい地域です。夏は日中かなりの高温になり、雷がよく発生します。梅雨の時期の降水量が多いのが特徴です。

>川口市のホームページ
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/

「川口市」の成り立ち

「川口市」の成り立ちは、1933年(昭和8年)4月1日に、当時の川口町と3村の合併によって誕生したのが始まりです。県内では、熊谷市と共に、川越市に次ぐ2番目の市制施行でした。

その後、2001年4月に特例市に移行し、2009年5月には人口が50万人を超え、2011年(平成23年)10月の鳩ヶ谷市との合併を経て、2017年(平成29年)12月には60万人を突破しました。翌年の2018年(平成30年)4月に、県内で3番目となる中核市に移行を果たしました。

川口市長「奥ノ木 信夫」(おくのき のぶお)さんはどんな人?

2014年2月から川口市長を務める「奥ノ木信夫」さんは、1951年4月29日に川口市で生まれました。大学卒業後、会社役員や私塾経営を経て、1991年に川口市議会議員選挙に出馬し、初当選を果たしました。その後、埼玉県議会議員を5期務めた後、第13代の川口市長となり、2期目になります。

信条は、「公平公正であること」・「弱いところに光をあてる」だそうです。

>川口市長公式ホームページ
http://www.okunoki.jp/


「川口市」の行政プラン

「川口市」の行政プランは、「人と しごとが輝く しなやかでたくましい都市 川口」を将来都市像とし、3つの基本理念「市民とつくるまちづくり」・「多様な主体の共生共栄」・「多様な市民ニーズに的確に対応する市民福祉の充実」のもと、以下の6つの具体的な目指す姿を設定しています。

1) 全ての人にやさしい「生涯安心なまち」
2) 子どもから大人まで「個々が輝くまち」
3) 産業や歴史を大切にした「地域の魅力と誇りを育むまち」
4) 市民・行政が協働する「自立的で推進力のあるまち」
5) 誰もが「安全で快適に暮らせるまち」
6) 都市と自然が調和した「人と環境にやさしいまち」

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第11回は埼玉県の「川口市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2019年10月27日時点調査または公開された情報です。
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