「富山県」の「緩和ケア病棟で働く看護師」の仕事内容・給料レポート

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、「富山県」の「緩和ケア病棟」で働く看護師(女性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。


はじめに

「富山県」の「緩和ケア病棟」で働く看護師(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:看護師(緩和ケア病棟勤務)
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:看護師免許

「緩和ケア病棟で働く看護師」を目指した理由

小さい時から親にすすめられていたからというのが一番の理由です。

また学校のお金が安かったからです。家が裕福ではなかったので、お金をかけずに学べるところに行きたかったからです。

「緩和ケア病棟で働く看護師」の仕事内容について

緩和ケア病棟で働く看護師の仕事内容は、主に患者さんとその家族の話や思いの傾聴です。

がんの痛みを取り除くため薬の管理だけでなく、マッサージをして症状緩和をはかったり、患者さんの好きなものを聞いて元々自宅での生活スタイルに近付けられるよう工夫をしたり、レクリエーションにより季節を感じていただいたりとその人らしく最期まで過ごせるようにセッティングすることが大切になります。

外科や救急などの病棟とは違い、時間がゆっくり流れているぶん、患者さんやその家族とのかかわりを持てる時間も長いです。がんの患者さんを看ているので当然お別れの時もよく体験します。

亡くなった時の死後の処置からお見送りまで看護師のお仕事です。処置の際、患者さんが好きだった服を着せてあげたり、ご希望ごあれば清拭を家族の方と一緒に行ったりとなるべくその人らしくお見送りまで行います。

大変な仕事ですが、患者さんや家族から感謝の言葉をいただけるとやりがいを感じられる仕事です。

「緩和ケア病棟で働く看護師」の1日の仕事の流れ

日勤

7時40分:自宅をでて出勤
8時10分:到着、更衣室で着替え
8時20分:病棟到着、仕事の準備
8時30分:情報収集、夜勤からの申し送り、朝礼
9時00分:看護業務
11時30分:休憩(60分) 前半と後半に分かれて休憩する。 後半は12時30分から60分
12時30分:食事介助、歯磨き介助など
13時00分:看護業務、電子カルテ入力など
16時30分:夜勤者へ申し送り
17時15分:就業

準夜勤

15時40分:自宅をでて出勤
16時10分:到着、更衣室で着替え
16時20分:病棟到着、仕事の準備
16時30分:情報収集、日勤からの申し送り
17時00分:看護業務
22時00分:休憩(60分)
23時00分:看護業務、電子カルテ入力など
00時30分:深夜勤者へ申し送り
01時15分:就業

深夜勤

23時40分:自宅をでて出勤
00時10分:到着、更衣室で着替え
00時20分:病棟到着、仕事の準備
00時30分:情報収集、準夜勤からの申し送り
01時15分:看護業務
04時00分:休憩(60分)
07時30分:食事介助、歯磨き介助など
08時30分:日勤者へ申し送り
09時15分:就業


「緩和ケア病棟で働く看護師」の給料・残業・有給休暇について

経験年数によって月給やボーナスは大きく変わります。 私は総支給額30万、ボーナス40万(年2回)でした。

有給はだんだん取りやすくなっています。ただ自分の希望の休みではなく、上司が休みの日を決めます。勤務希望も出せますが、常識範囲内だけです。年に1回リフレッシュ休暇があります。

この仕事で、働いているときに困ったこと

上司に能力の低い人が多かったです。特に主任以上の人が、昔から続けてこれただけあって、仕事ができないので任されておらず、のほほんと過ごしてきた人が多いです。

ただ、まれに凄く看護に誇りをもっており、勤勉で有能な看護師が残っています。そんな方は決まって看護部長や科長など、のぼりつめておられます。

中堅の看護師が少なく、退職者も中堅が多いため、仕事がどんどん若い人に振られます。委員会や研究、学会参加、組合などの仕事も多く、プライベートは削られます。

この仕事や職場でよかったこと

教育制度がしっかりしているので新人さんは、安心です。教えてくれるのは中堅の人が多く仕事をバリバリこなせる人が教えてくれます。

公務員なので給料は安定しています。ボーナスも一般企業と比べると確実にもらえますし、減給があっても多少です。

研修がたくさんあるのでやる気のある人は看護師としてのキャリアをアップを目指していける制度となっています。

私の中で一番良かったのが人間関係です。みんなで助け合って仕事をするスタンスだったので仲間意識も強く、頑張って仕事ができたのは、人間関係が良かったからだと思います。

「緩和ケア病棟で働く看護師」の仕事エピソード

職場でアロマを焚いて癒しの空間を作っていたり、患者さんの好きな入浴剤を使って足湯をしたり、アロママッサージをしたことで、看護師の仕事の概念が変わりました。そんなこともできる仕事であることに感動しました。

看護師業務に慣れるまでは失敗の日々です。医者への報告がうまくできなかったり、アセスメント能力が低かった時は急変している患者さんを発見しても、患者さんがいまどんな状況でどう判断し対応すれば良いのかが慣れるまで分からず、ご迷惑をかけたと思います。看護師は病院内で異動があります。異動すると専門科も変わるので、大変です。

「緩和ケア病棟で働く看護師」の職場恋愛について

職場での結婚や恋愛は当然多いです。医者と看護師が一番多いと思います。ただ医者はモテるのでリスクが大きいのも間違いありません。医者の人数は少ないので当然カップルになれず困る看護師がたくさんいます。そこで、婚活パーティーや街コンなどに出かける看護師がたくさんいます。もちろんそこで出会って結婚した人も何人もいます。

看護師は忙しく、休みが不定休なため出会いも少ないです。そのため自分で求めて、出会いの場に参加する人が格段に多いです。

まとめ ー「緩和ケア病棟で働く看護師」を目指す方へメッセージ

看護師免許があれば困ることはない!!頑張って!!

本記事は、2019年11月12日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

緩和ケア病棟で働く看護師
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