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公務員(行政)「女性獣医師」が活躍する職場と、子育てとの両立支援策特集

近年、女性の割合が増えてきている「獣医師」には、公務員として働ける職場が多く存在します。「女性獣医師」が活躍する多様な行政の職場をご紹介するとともに、「女性獣医師」が仕事と家庭を両立できることを目指した日本獣医師会の取り組みについてもご紹介します。

2018年10月17日更新

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目次
「獣医師」の約24パーセントは公務員
「獣医師」の約3割は女性
「公務員(行政)獣医師」の仕事内容
国家公務員の「獣医師」の仕事
地方公務員の「獣医師」の仕事
「女性獣医師」が出産、子育て後も仕事を続けられるような支援策
「女性獣医師」への支援策:研修関係の充実
「女性獣医師」への支援策:ロールモデルの紹介
「女性獣医師」への支援策:求人情報の公開
「女性獣医師」への支援策:eラーニング教材
「日本獣医師会」とは
まとめ
公務員(行政)の「女性獣医師」が活躍する職場と、子育てとの両立支援策特集

「獣医師」の約24パーセントは公務員

「獣医師」の中には、国の機関や地方自治体の機関などに所属し、獣医学の知識を活用している「公務員獣医師」がいます。この「公務員獣医師」は「行政獣医師」などとも呼ばれ、平成26年時点では「獣医師」全体の約24パーセントを占めています。

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「獣医師」の約3割は女性

「獣医師」の中でも、約3割は女性であり、現在もその割合は増加し続けているようです。特に平成26年には20代から30代では「獣医師」の約半数が女性になっており、12年前の平成14年に比べても約1.7倍にまで増加しているのです。

また、獣医学系の大学に所属する女子学生の割合は約半数程度の水準まで増加していますが、その一方で「出産」や「育児」がきっかけで離職してしまう医師も多く、20代から50代の約6パーセントの「女性獣医師」が無職だというデータもあるようです。

そのため、女性の「獣医師」の働きやすさを充実させることが、日本の「獣医師」不足を防ぐことに繋がるとも考えられます。

「女性獣医師」の中には、その仕事内容はもちろん、出産や子育て後の仕事の続けやすさや、雇用の安定などに魅力に感じ、「公務員獣医師」の仕事を選ぶ人も多くいます。 

「公務員獣医師」の仕事内容や、「女性獣医師」への就業支援策などについてご紹介します。

「公務員(行政)獣医師」の仕事内容

「公務員獣医師」の勤務先について、どのような部署があるのかをご紹介します。

国家公務員の「獣医師」の仕事

国家公務員として勤務する「獣医師」の仕事内容について一部をご紹介します。まず、国家公務員の「獣医師」が活躍している代表的な職場は農林水産省です。農林水産省の下部組織には動物検疫所があり、動物検疫所は全国の空港や海港など、日本の玄関口に支所を持つため、「獣医師」の勤務地は全国に広がります。

動物検疫所で獣医師は「家畜防疫官」として、ペットとして人々が連れている犬や猫などの小動物の検査をしたり、船で運ばれてくる馬などの大動物を検査したりします。仕事上、接する動物は勤務地の特性によって様々です。基本的に性別関係なく活躍できる職場ですが、「女性獣医師」の方が動物の飼い主にとって親しみやすい話しやすい存在だと思ってもらえることがあるようです。

また、国家公務員の「獣医師」が活躍する勤務先には内閣府にある食品安全委員会なども含まれます。食品安全委員会は国の食品の安全を守る中心的な組織と言えますが、そこで参与として勤務する「女性獣医師」もおり、後進の「女性獣医師」のロールモデルとしても注目されているようです。

地方公務員の「獣医師」の仕事

地方公務員として働く「獣医師」の勤務先は実に多彩です。

まず各都道府県が管理する畜産センターでは、試験業務や研究業務に従事します。近年問題となっている鳥インフルエンザの予防や病気の研究はもちろん、万が一感染症が発生した場合には速やかな防疫を実施するなど、「獣医師」としての知識を活かし取り組みます。

各地方自治体にある保健所や保健センターで勤務する「獣医師」は、動物愛護に関する業務などを担当します。例えば野良猫を地域猫として地域で育て、人と猫の共存社会を目指す啓発活動などもその業務のひとつです。「獣医師」には動物が好きな方も多いと思いますが、不幸な動物を少しでも減らすということが、仕事のやりがいとなっている「獣医師」の方もいるようです。

地方公務員として働く「獣医師」は、他にも食肉衛生検査所や、都道府県庁にある保健医療介護部や環境安全部など、獣医学が必要な部署で活躍しています、どの部署に「獣医師」が配属されるかということや、組織の構成等は各県によって様々ですので、どのような活躍の場があるのかは各自治体の採用情報などで確認してください。

地方公務員の獣医師の職場も、女性だからといって昇進に遅れが出るなどということはなく、不利に感じることは少ないようですが、地域の住民と接する機会が多い職場だと「女性獣医師」ということで親しみを持ってもらえると感じることもあるようです。

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「女性獣医師」が出産、子育て後も仕事を続けられるような支援策

「獣医師」の中でも、「女性獣医師」がなるべく「獣医師」としての仕事を続けられるよう、日本獣医師会では様々な支援を行なっているようです。

日本獣医師会では「女性獣医師応援ポータルサイト」として、「女性獣医師」の活躍を促進するために、ロールモデルとして現役で活躍する先輩の「女性獣医師」について特集したり、ブランクから復帰するための研修関係の情報などを紹介するサイトを開設しています。

「獣医師」の中でも、「女性獣医師」がなるべく「獣医師」としての仕事を続けられるよう、日本獣医師会では様々な支援を行なっているようです。

日本獣医師会では「女性獣医師応援ポータルサイト」として、「女性獣医師」の活躍を促進するために、ロールモデルとして現役で活躍する先輩の「女性獣医師」について特集したり、ブランクから復帰するための研修関係の情報などを紹介するサイトを開設しています。

「女性獣医師応援ポータルサイト」
http://www.nichiju-shien.com

「女性獣医師」への支援策:研修関係の充実

産前産後休暇や、育児休業から復職しようとする「女性獣医師」にとって、休業中の情報不足は大きな不安要素の一つです。そこで、勉強できなかった期間の「獣医師」としての知識や技術の穴埋めができるように、日本獣医師会による「女性獣医師等就業支援研修」が実施されています。

原則として受講対象者は大学既卒の「女性獣医師」とされていますが、産休代替職員などで復職、就業する場合には「男性獣医師」も受講可能なようです。

「獣医師」には「獣医師」としてのキャリアを継続できるような、ブランクを取り戻すための研修が充実しているので、研修などをうまく利用することで長く勤められる仕事だと言えるでしょう。

「女性獣医師」への支援策:ロールモデルの紹介

日本獣医師会では、出産・育児後も仕事を続け、第一線で活躍している「女性獣医師」をポータルサイトで紹介しています。若い「女性獣医師」や、これから「獣医師」を目指そうとする女子学生にとって、ロールモデルの存在は精神的な支えになるでしょう。

ロールモデルには、「公務員獣医師」も紹介されています。「公務員獣医師」は産休制度や、育児休業制度が比較的充実しているため、「獣医師」の中では子育てと両立しながら働きやすいと考える方もいるようです。そのため民間の動物病院などで働いていた人が、出産・育児を機に「公務員獣医師」に転職するというケースも多いようです。

「女性獣医師」への支援策:求人情報の公開

日本獣医師会や農林水産省では、全国の「獣医師」の人材募集についての情報を集約し、公開しています。出産や育児のため「獣医師」の仕事を離れていた人が復職を希望する際に、求人情報にアクセスしやすいよう工夫されています。

「女性獣医師」への支援策:eラーニング教材

「女性獣医師応援ポータルサイト」では、eラーニング教材として、「女性獣医師」の働き方についての紹介動画などを掲載しています。また、「公務員獣医師」の重要な勤務先の一つである、動物衛生研究部門から、家畜伝染病などについての必要な知識が動画で紹介されています。

また、獣医師国家試験の過去問題なども掲載しており、「獣医師」として必要な知識の復習できるよう工夫されています。

「日本獣医師会」とは

「女性獣医師応援ポータルサイト」を運営している「日本獣医師会」は、主に「獣医師」が働きやすい環境を整えるサポートをしている公益社団法人です。日本獣医師会の前身である大日本獣医会は明治時代にすでに発足していましたが、戦後一度解散しており、昭和24年に新たに「社団法人日本獣医師会」という民主的な団体として再出発したようです。

「獣医師」の使命はいわゆる「動物のお医者さん」としての「小動物臨床分野」にとどまりません。家畜伝染病を防ぐ「農林水産分野」、人々の食糧としての動物の衛生状態を監視する「公衆衛生分野」、動物用と人体用の医薬品を開発する「バイオメディカル分野」、海外の発展途上国等に獣医学の技術を伝えたり、共同研究を行う「海外関係分野」、そのほか「動物愛護関係分野」、「野生動物関係分野」などの活動もあります。

それぞれの活動について「獣医師」に求められる技術や知識は、時代や環境の変化に伴い変わっていきます。「日本獣医師会」では、それぞれの分野の業務にあたっている「獣医師」たちがよりよい仕事ができるよう、「獣医師」の権利を守り職場環境を整えるのはもちろん、研修会を開くなど業務のサポートも実施しています。「女性獣医師応援ポータルサイト」についても、そのサポートの一部だと言えます。

まとめ

このページでは、「女性獣医師」が活躍する職場として、「公務員獣医師」の勤務先と、「女性獣医師」の子育てと仕事の両立支援について開設しました。

「獣医師」については、獣医学系大学の女子学生の割合や、実際に「獣医師」の資格取得している「女性獣医師」の割合は近年増加しており、女性にとって働きやすい環境を整えることが重要になっているようです。

日本獣医師会では「女性獣医師応援ポータルサイト」を開設し、「女性獣医師」が出産や育児、介護などと両立してキャリアを重ねられるよう様々な情報提供を行っています。

「女性獣医師」として公務員になることを考えている方は、ぜひポータルサイトを利用することをおすすめします。

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