「獣医師」(さいたま市地方公務員の場合)給料・年収・初任給について

獣医師として、地方公務員で働く場合の平均の月給料や年収、参考初任給や福利厚生についてご紹介します。公務員の獣医師は国家公務員と地方公務員に分けられ、地方公務員であるさいたま市の獣医師は、保健所や健康科学研究センター等に配属され、食品衛生検査、食品衛生監視、各種調査研究等の専門的業務に従事します。


さいたま市の地方公務員「獣医師」の給料について

さいたま市の地方公務員である獣医師は、さいたま市が定める俸給表医療職給料表(二)に基づいて計算されます。

月の給与は、基本となる給料の月額に加え、地域手当、扶養手当、通勤手当、住居手当の合計値です。地域手当は基本給の13%となります。また、職場や業務内容により、動物取扱業務手当や試験・検査等業務手当などの特殊勤務手当が支給されます。ボーナスにあたる期末・勤勉手当は月の給料の4.3か月分が支給されます。

なお、公務員も「税金」や「社会保険」は、民間企業と同じく、給与から差し引かれます。

さいたま市の地方公務員「獣医師」の初任給(29年4月現在)

さいたま市の地方公務員で働く獣医師の初任給は、大学六年卒業で226,746円です。これは地域手当を含めた合計金額です。

このほか扶養手当、住居手当、通勤手当など諸手当が支給されます。なお、学歴や職歴に応じて加算されることがあります。

さいたま市の地方公務員「獣医師」の平均給与データと年収例

さいたま市の地方公務員「獣医師」の職員を含む医療職給料表(二)に適用される職種の平均年齢は37.6歳で、平均給料は297,429円、扶養手当や地域手当を含む平均給与月額は355,268円です。平均年収は、約579万円(※1)です。

※1:月給与の12ヶ月分とボーナスは、おおよそ月給与の4.3ヶ月分を仮に計算して、算入しています。

さいたま市の地方公務員「獣医師」の手当や福利厚生

地方公務員「獣医師」の福利厚生は下記の通り、案内されています。

▼諸手当について
・扶養手当
配偶者13,500円、配偶者以外の親族(子、父母):6,500円(配偶者のいない場合は12,000円)が支給されます
・住居手当
借家・借間:家賃に応じて27,000円を限度に支給されます
・通勤手当
交通機関等利用の場合は、6か月定期券の利用など、最も経済的かつ合理的な運賃等の額で、交通用具使用は用具使用距離に応じ、2,000円~31,600円※支給限度55,000円が支給されます。
・特殊勤務手当
動物取扱業務手当(狂犬病の病性鑑定検査の業務等)が日額320円、試験・検査等業務手当(獣畜の生体検査など)が日額400円支給されます。

▼就業時間
原則として月曜日~金曜日の午前8時30分~午後5時15分です。勤務時間は、職種や勤務場所によって異なる場合があります。

▼休日・休暇
日曜日、土曜日及び祝日並びに12月29日から翌年1月3日までの日 (職種や勤務場所によって異なる場合があります。)で、年次有給休暇は年20日(初年度は採用月により異なります。)あり、未使用日数は20日を限度に翌年に繰り越すことができます。


このほか、病気休暇、結婚・出産・忌引・夏季などの特別休暇、介護休暇、育児休業などがあります。

▼福利厚生
職員互助会による各種助成制度や、給付金制度があります。

さいたま市の地方公務員「獣医師」の職員数(平成29年)

獣医師を含む医療職給料表の職員は全体で269人で、男性が42,4%、女性は57.6%となっています。

さいたま市の地方公務員「獣医師」の退職金について

さいたま市の地方公務員の退職手当については、地方自治法(昭和22年法律第67号)第204条第2項及び第3項の規定により、各地方公共団体の条例により定めることとされています。

退職手当の計算方法及び支給率は以下のとおりです。

▼退職手当額=基本額+調整額
・基本額=退職日給料月額×退職理由別・勤続年数別支給率
・調整額=調整月額のうちその額が多いものから60月分の額を合計した額

基本額の支給率は、勤続年数(抄)によって変わり、定年退職の場合勤続25年で34.5か月と30か月以上を超えて、35年以上で49.59か月分で計算されます。一人当たりの平均支給率は定年退職で24,216千円です。

本記事は、2017年11月9日時点調査または公開された情報です。
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