航空管制官とは?
「航空管制官」は、特定の行政分野の業務に従事する「国家専門職」にあたります。「国土交通省」に所属し、秩序ある空の交通を支える陰の主役として、航空機の安全な運行をサポートする職務を遂行します。
航空管制官の仕事内容
国家公務員である「航空管制官」は、全国各地の航空交通管制部や空港で、飛行場管制業務やターミナル・レーダー管制業務、航空路管制業務などに従事します。パイロットに安心を与え、空の安全を守る仕事です。
飛行機に乗る乗務員・乗客の命を預かるチームの一員として、高い遂行能力とチームワーク力が求められます。飛行機に関わる仕事のため、祝祭日でのシフト勤務や夜勤もあります。
航空管制官になるには?
国家公務員である「航空管制官」になるには、人事院・国土交通省が実施する航空管制官採用試験に合格し、採用される必要があります。採用者は、8ヶ月間の航空保安大学校での研修を終えたのち、航空管制官として該当部署に配属されます。
航空管制官の給料・年収
国家公務員である「航空管制官」の給与・年収は、定められた俸給と各種手当からなります。航空管制官は、専門行政職俸給表に該当します。研修中の航空管制官(航空管制官基礎研修課程)で、行政職俸給表(一)に該当します。
航空管制官の採用情報・試験対策
国家公務員「航空管制官」の採用試験は人事院・国土交通省が実施であり、大学卒業程度の試験です。航空管制官に必要な視力や聴力に関する受験資格があるのも特徴です。航空管制官の採用人数は、毎年実施である人事院の公式ホームページ「国家公務員採用情報NAVI」に公開されます。採用は国土交通省が担当します。平成29年度は約120名と公表されています。