国税専門官・税務職員とは?
「国税専門官」は、特定の行政分野の業務に従事する「国家専門職」にあたり、「国税局」や「税務署」に所属し「税金」に関わる業務を取り扱う「国家公務員」です。
なお「国税局」は、財務省の外局である国税庁の地方支分部局で、「税務署」は、さらに「国税局」の事務を分け持つ「地方出先機関」です。 「税務職員」は、主に国税局や税務署に勤務し、税務のスペシャリストとして国税の調査・徴収を担当する「国家公務員」です。
国税専門官・税務職員の仕事内容
国家公務員である「国税専門官」は、税務行政の企画を担当する国税庁の指導監督の下で、国税局や税務署で、税金に関する調査、検査、指導などを担当します。
採用後に、まずは、定められている研修・実務経験を受け、国税調査官、国税徴収官、国税査察官の専門職として働きます。 不正を正す側の仕事の側面が強く、高度な知識をもち、正義感が高い人が向いています。
また、不正の調査や滞納された税金の徴収などを直接行う現場仕事であり、精神的なタフさが必要です。
国税専門官・税務職員になるには?
国家公務員「国税専門官」になるには、人事院・国税庁が実施する国税専門官採用試験に合格し、採用される必要があります。
国税専門官・税務職員の給料・年収
国家公務員である「国税専門官」の給与・年収は、定められた俸給と各種手当からなります。「国税専門官」は、税務職俸給表に該当します。
国税専門官・税務職員の採用情報・試験対策
国税専門官採用試験は、人事院・国税庁が実施し、大卒程度の試験です。それとは別に、高卒程度の税務職員試験もあります。また、国家公務員である国税専門官の採用は、全国の国税局及び沖縄国税事務所に採用され、各管内の税務署で勤務することになります。
採用人数については、人事院の公式ホームページ「国家公務員採用情報NAVI」に公開されます。