財務専門官とは?
「財務専門官」は、特定の行政分野の業務に従事する「国家専門職」にあたり、財政、金融などの財務を専門とする「国家公務員」です。「財務省」の機関である「財務局」や「財務省」及び「金融庁」などに所属し、その職務を遂行します。
財務専門官の仕事内容
国家公務員である「財務専門官」は、財務省地方支部部局である財務局や財務事務所等に所属し、金融機関の検査・監督業務や、財務省や金融庁等の国の施策の企画・立案業務などの財務に関わる様々な業務に携わります。
「財務専門官」の所属する財務局や財務事務所は、財務省や金融庁との国レベルでの政策と施策を地域や国民、企業との間をつなぐ重要なポジションです。国づくり・地域活性に直接関わる国有財産の有効活用業務や地域金融機関の検査・監督業務など、国民に信頼ある日本の金融をつくる重要な機関です。
財務専門官になるには?
国家公務員「財務専門官」になるには、人事院・財務局が実施する財務専門官採用試験に合格し、採用される必要があります。
求められる資質としては、お金に関わる国家公務員である財務専門官が先頭に立って、自分たちの財源や予算が、国民の税金であるという自覚とコスト意識をもつことと、財務の高度な知識をもつための勉強を持続して行うことがあげられます。
財務専門官の給料・年収
国家公務員である「財務専門官」の給与・年収は、定められた俸給と各種手当からなります。財務専門官は、行政職俸給表(一)に該当します。
財務専門官の採用情報・試験対策
財務専門官採用試験は、人事院・財務局が実施で、平成24年度国家公務員採用試験に新設された採用試験です。
国家公務員である「財務専門官」の採用は各年の採用環境を考慮して、全国に10ある財務局に採用され、各管内の財務事務所等で勤務することになります。採用人数については、人事院の公式ホームページ「国家公務員採用情報NAVI」に公開されます。平成29年度の採用予定数は、約150名程度と公開されています。