徳島県の高校生に配備のタブレット「3年もたず半数超が故障」の異常
2024年3月17日、徳島県の県立高校などに「1人1台」配備されたタブレット端末の半数を超える数が故障する異例の事態となっているというニュースがありました。
徳島県とは?
徳島県は、日本の四国地方に位置していて、美しい自然景観で知られています。また、鳴門海峡や阿波おどりの発祥地としても有名です。
参考)徳島県のサイト:https://www.pref.tokushima.lg.jp/
故障が多発しているタブレットとは?
故障が多発しているタブレットは、中国のツーウェイ社製で、文部科学省の「GIGAスクール構想」を受け、徳島県の県立高など計30校に配備しました。
2020年度に徳島県教育委員会が1万6500台を調達し、2021年4月から使い始め、2023年夏以降、バッテリーが膨張する故障が急増し、調達が追い付かず、1人1台の状態に戻るのは2024年9月ごろの予定とのことです。
参考)徳島県のサイト:https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/7235266/
中国のツーウェイ社とは?
中国のツーウェイ(CHUWI)は、2004年に中国広東省に位置する深圳市に設立された電子機器メーカーです。主にノートパソコン・タブレットで有名で、ミニパソコンやスマートオーディオビジュアル機器、デジタルプレーヤーも製造しています。
ツーウェイ(CHUWI)は、中国国内だけでなく、アジア圏、ヨーロッパ、アメリカなど80以上の国に販売経路を拡大し、年間の出荷台数は120万台以上、年間売上高は約9億元(約153億円)を超える成長を遂げているそうです。
参考)ツーウェイ(CHUWI):https://www.chuwi.com/jp
2023年4月には総務省が中国のツーウェイ(CHUWI)に行政指導
2023年4月、総務省は、中国の「ツーウェイ・イノヴェーション・テクノロジー」が販売するパソコンとタブレット端末の5機種が、電波法で定める技術基準の適合証明を受けていないとして、同社に再発防止などを求める行政指導を行っていました。
みんなの反応・SNSの反応
徳島県の高校生に配備のタブレットの多数が故障について、SNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。日本の行政の脇が甘いやiPadの調達は難しい、中国製を使うからなど様々な声がありました。
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