違法太陽光発電149件、2割是正されず
2024年1月29日、森林の無許可開発など法令違反の太陽光発電施設が固定価格買い取り制度（FIT）の認定を取り消されぬまま稼働し続ける事例が相次ぎ、森林法違反は少なくとも149カ所に上り2割が是正されていないといった内容について、X（ツイッター）に投稿がありました。
太陽光発電とは？
太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池（半導体素子）により直接電気に変換する発電方法です。
参考）資源エネルギー庁のサイト：https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/solar/index.html
森林法とは？
森林法は、森林計画、保安林その他の森林に関する基本的事項を定め、森林の保続培養と森林生産力の増進を目的として1951年に制定された法律です。この法律は、森林の育成や災害防止、水源の保護、土砂の崩壊防止、生活環境の保全などを目指しています。
参考）森林法：https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326AC1000000249
2023年4月より林地開発許可制度が変更
2023年4月より林地開発許可制度が変更になりました。
林地開発許可制度は、森林は公益的な役割を果たしており、開発による機能喪失は回復が難しいため、適正な開発が必要という観点からこれらの森林の土地について、その適正な利用を確保することを目的としています。
森林を開発して太陽光発電設備を設置する場合、これまでは開発面積が１haを超える場合、都道府県知事による林地開発許可が必要でしたが、2023年4月より開発面積が0.5haを超える場合、都道府県知事による林地開発許可が必要となります。
参考）林野庁のサイト：https://www.rinya.maff.go.jp/j/tisan/tisan/con_4.html、https://www.rinya.maff.go.jp/j/tisan/tisan/con_4_2.html
みんなの反応・SNSの反応
違法太陽光発電149件、2割是正されずについてのSNS（Twitter等）での反応をいくつかご紹介します。もういい加減にしなさいや、違法案件はFIT取消しすべき、売電代金を求めるべきなどの声がありました。
本記事は、2024年4月25日時点調査または公開された情報です。
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