国立大学法人「帯広畜産大学」の基本情報 -畜産のプロフェショナルを育成

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「帯広畜産大学」の基本情報について解説します。 国立大学法人「帯広畜産大学」は、北海道帯広市にある国立大学法人で、「帯広農業専門学校」の流れを汲んだ日本で唯一の国立農学系単科大学です。


はじめに

国立大学法人「帯広畜産大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、北海道帯広市にあり、1941年(昭和16年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「帯広畜産大学」の入試の偏差値は、47.5~65程度のようです。

今回は国立大学法人「帯広畜産大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「帯広畜産大学」の沿革について

国立大学法人「帯広畜産大学」の沿革は、「帯広高等獣医学校」が創立された1941年(昭和16年)までさかのぼります。

その後、「帯広高等獣医学校」は、1945年に「帯広獣医畜産専門学校」と改称され、1946年に「帯広農業専門学校」と改称され、1949年(昭和24年)に包括されて「帯広畜産大学」が設置されました。

国立大学法人「帯広畜産大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「帯広畜産大学」の理念・スローガンは、「『日本の食料基地』として食料の生産から消費まで一貫した環境が揃う北海道十勝地域において、生命・食料・環境をテーマに『農学』『畜産科学』『獣医学』に関する教育研究を推進し、知の創造と実践によって実学の学風を発展させ、『食を支え、くらしを守る人材の育成を通じて地域及び国際社会に貢献する』こと」です。

このスローガンのもと、国立大学法人「帯広畜産大学」は、重点的に下記の4つに取り組んでいます。

1)欧米水準の教育課程を構築する。
2)世界トップレベルの大学など連携して国際的な研究や教育の交流を推進する。
3)国際安全衛生基準適応の実習環境による人材を育成する。
4)企業等社会のニーズに即した共同研究や人材の育成を推進する。

国立大学法人「帯広畜産大学」の学章・校歌について

学章(校章)について

国立大学法人「帯広畜産大学」の学章(校章)は、陸軍省と農林省の協力によって1941年(昭和16年)に設立された帯広高等獣医学校の開学以来、使用され続けています。

この学章は、「かしわ」をモチーフとしており、図形中央に配された「高獣」の文字を大学」に変更し、2006年(平成18年)に正式に制定されました。

なお、国立大学法人「帯広畜産大学」には、この学章(校章)のほかに、緑色の葉の図形で構成されたロゴマークがあり、広報活動に広く使用されています。


校歌について

国立大学法人「帯広畜産大学」には、校歌に相当する逍遙歌「アイン ツバイ ドライ」があります。

この逍遙歌は、作詞は、名畑 武男さん、作曲は、小野 基雄さんによって、1946年(昭和21年)に創作されました。

国立大学法人「帯広畜産大学」の学長について

現在の国立大学法人「帯広畜産大学」の学長は、「奥田 潔(おくだ きよし)」さんです。

「奥田 潔(おくだ きよし)」さんの経歴は、1982年(昭和57年)に西ドイツミュンヘン大学の助手に就任、1984年に帯広畜産大学助手に就任、1988年に岡山大学助教授に就任しました。

その後、1998年(平成10年)に岡山大学教授に就任、2011年に国立大学法人「岡山大学」農学部長に就任、2013年に同大学生殖補助医療技術教育研究センター長に就任した後、2016年(平成28年)に国立大学法人「帯広畜産大学」学長に就任しました。

学長の「奥田 潔」さんは、国立大学法人「帯広畜産大学」が地域の試験研究機関・動物関連企業・国際機関・国際協力機関などと連携し、グローバルな人材の育成に努めています。

なお、「奥田 潔」さんは、国立大学法人「帯広畜産大学」第17代目の学長です。

国立大学法人「帯広畜産大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「帯広畜産大学」には、本拠地(本部キャンパス)のある「帯広キャンパス」があります。

この「帯広キャンパス」には、畜産学部、畜産学研究科のほか、図書館、動物医療センター、保健管理センター、国際交流会館、地域連携推進センターなどが置かれています。

なお、「帯広キャンパス」は、北海道帯広市にあり、最寄り駅は、「西帯広駅」または「柏林台駅」です。

国立大学法人「帯広畜産大学」の教職員数について

国立大学法人「帯広畜産大学」の教職員数の総数は、351で、このうち職員数は、222人で、教員数は、129人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「帯広畜産大学」の教職員数
URL http://www.obihiro.ac.jp/daigaku/gaiyou/yakushokuin.html

国立大学法人「帯広畜産大学」の学生数について

国立大学法人「帯広畜産大学」の平成30年5月1日時点での学生数は、学部学生数は、1,170名(うち外国人学生 10名)で、大学院学生数は、147名(うち外国人学生 46名)です。

参考URL:http://www.obihiro.ac.jp/daigaku/gaiyou/genin.html


国立大学法人「帯広畜産大学」の学部について

国立大学法人「帯広畜産大学」の学部は、「畜産学部」で、下記の3つの課程に分かれています。

1)共同獣医学課程
2)獣医学課程
3)畜産科学課程

国立大学法人「帯広畜産大学」大学院について

国立大学法人「帯広畜産大学」の大学院は、「畜産学研究科」と「連合獣医学研究科」で、博士課程と修士課程があります。

国立大学法人「帯広畜産大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「帯広畜産大学」の収入は、47億97,00万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:http://www.obihiro.ac.jp/kokai/agency/29kessan.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「帯広畜産大学」は、日本で唯一の国立農学系単科大学であることを特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「帯広畜産大学」出身の有名人は、歌人の時田 則雄さん、調教師の高野 友和さん、獣医師の谷山 弘之さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「帯広畜産大学」のウェブサイトのURL

http://www.obihiro.ac.jp/index.html

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年4月11日時点調査または公開された情報です。
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