「静岡県」の「市役所で働く公務員」の仕事内容・給料レポート

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、「静岡県」の「市役所」で働く公務員(女性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。


はじめに

「静岡県」の「市役所」で働く公務員(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:市役所職員(静岡県にある市役所勤務)
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:自動車運転免許

「市役所で働く公務員」を目指した理由

地元が好きで、広く地元のために貢献できる仕事がしたいと考えていたため、大学卒業後に地元に戻って市役所で公務員として働くことを決めました。

「市役所で働く公務員」の仕事内容について

私が市役所で担当した業務は、広報でした。広報担当の仕事は多岐にわたりますが、一番大きなものは広報紙の作成です。

私が勤めていた自治体では、広報紙は1カ月に1回発行されていました。そのため、記事を書き、編集し、発行するというルーティンを、毎月こなす必要があります。

記事の執筆はもちろん大変ですが、それ以上に気を使うのが校正作業です。間違った情報が掲載された広報紙ができあがってしまうと、それを訂正するのは困難です。そのため、誤りがないかどうかを確かめる校正は、非常に入念に行う作業で、同時にとても疲れる作業でもあります。

そのほかには、新聞記者やテレビ局の対応も広報の仕事です。こちらから情報を提供するだけでなく、時には記者の方から「こういう情報が欲しいんだけど、ある?」という投げ掛けが来ることもあります。時には無理難題とも言える注文が来ることもありますが、自分が関わった記事が新聞に掲載されると、達成感もあります。

そのほかにも、SNSの運営などを通じて、広くみなさんに情報を届けるための仕事が、広報の仕事です。

「市役所で働く公務員」の1日の仕事の流れ

8時:自宅を出て、徒歩で通勤する
8時15分:到着。執務室の掃除などを行う
8時30分:始業。新聞に目を通し、市に関わる記事のクリッピングデータを作成する
10時:市内を担当する報道機関に、市役所からの情報提供を行う
10時30分:広報紙の現行執筆を行う
12時:昼休み(60分)
13時:市内のイベントに取材に向かう。イベントの様子をカメラで撮影し、記事を書くためのメモを作成する
14時:帰庁。撮影した写真データをパソコンに落とし、FacebookなどのSNSにイベントの模様を投稿する
15時:報道対応。新聞記事を執筆する記者から届いた質問を担当課に問い合わせ、回答する
16時:広報紙の原稿執筆のかたわら、在京のテレビ局からの素材提供依頼に対応する
17時15分:終業。報道対応など当日に行うべきことが全て終了していれば退庁

「市役所で働く公務員」の給料・残業・有給休暇について

月給は残業代込みで28万円、ボーナスは年間約80万円で、年収はおよそ400万円でした。

残業は部署や時期によっても異なり、忙しくない時期はほとんどありませんでしたが、忙しい時期は毎日22時以降まで残業し、休日出勤もすることがあります。

有給休暇は、組織全体で取得率を上げることを目標にしていることから、上司の理解もあり、取得しやすかったです。


この仕事で、働いているときに困ったこと

IT化が進み、広報紙のような紙媒体がこれまでと比べてあまり普及しなくなった現代において、HPやSNSなどと広報紙の連携が上手にとれていなかったのが改善点だと思いました。いくら広報紙を作っても、実際に読んでもらえなければ意味がありません。

そのため、普段は紙媒体にあまり親しみのない若い人にも手にとってもらえるような広報紙作りを目指していければ、より多くの人に市役所からの情報を届けられたかなと思います。

この仕事や職場でよかったこと

公務員なので、しっかりとボーナスが支給されるのは恵まれていたと思います。民間企業の友人が業績悪化でボーナスの支給が見送られているなか、確実にボーナスを受け取れるのは安心感がありました。

また、昇給も毎年行われるため、少しずつですが給料が上がっていくのが目に見えてわかり、モチベーションにも繋がりました。給料表が改訂されて月給が上がった場合には、年末や年度末などに差額が支給されるのもうれしかったです。

以上のように、金銭面では非常に恵まれていたと思います。

「市役所で働く公務員」の仕事エピソード

私が発案して運営を開始したインスタグラムの公式アカウントで開催したフォトコンテストが、さまざまな意味で印象に残っています。フォトコンテストも私の発案だったのですが、予想を大きく上回る応募があり、とてもうれしかったです。

しかし、その一方で審査が困難を極め、良い方法がないかを模索する日々が続きました。 最終的には市民による投票で入賞作を決めることになり、市内で開催されたイベントの来場者に投票をしてもらい、入賞作品を決定しました。

うれしいこともあれば大変なこともあったフォトコンテストの運営は、大きな自信にも繋がりました。

「市役所で働く公務員」の職場恋愛について

職場での結婚は多い方だと思います。夫婦で市役所で働いている人も多くいますし、職場恋愛から結婚する若手職員も多くいます。私自身も、現在の主人とは職場で出会い、結婚に至りました。

職場内での恋愛はよくありますが、地元以外の出身の職員を中心に「出会いがない」という声は多く聞かれます。たしかに、職場以外では出会いの場があまりないのが実情で、地元で開催される街コンなどに参加している職員もいます。同じ公務員ということで、警察官などと合コンをするという例も聞いたことがあります。

まとめ ー「市役所で働く公務員」を目指す方へメッセージ

楽な仕事ばかりではありませんが、がんばってください!

本記事は、2019年10月31日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

市役所で働く公務員
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