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「神奈川県」の「市役所で働く公務員」の仕事内容・給料レポート

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市役所で働く公務員


目次

はじめに

「神奈川県」の「市役所」で働く公務員(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:市役所職員(神奈川県にある市役所勤務)
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:なし

「市役所で働く公務員」を目指した理由

女性でも男性と同等の働き方をできると考えたためです。

また、就活を考えた頃に母が三大疾病にかかったことで、病気になっても続けやすい仕事を考え、公務員を志しました。

「市役所で働く公務員」の仕事内容について

一般事務職員でした。所属、または年度によって業務分掌が変化し、毎年かなり仕事内容に違いがありました。 直近に所属していた職員共済組合(健康保険組合)では、福利厚生代行事業、職員の健康増進計画が主な担当業務でした。

福利厚生代行事業は、職員に対する福利厚生を専門事業者に代行して実施してもらうことで、職員がより利用しやすいシステム、使いやすいサービス内容にしていくために、事業者と利用データを分析するなどして提案、調整を行いました。

職員の健康増進計画は、計画にある職員の健康増進事業を実行、振り返り、新規計画への反映と、PDCAサイクルを回していく内容でした。

例えば健康に関する講演会を実施するために、講師を探し、会場を探して予約・調整を行い、開催広報をし、参加者の募集(場合によっては抽選)を行い、当日運営をしました。終了後はアンケートの結果やその後の健康診断の結果を分析し、以後の講演会の内容決定の参考にしました。

新規計画の策定取りまとめも担当しました。健康診断や医療情報のデータを専門事業者に分析してもらい、計画書にまとめました。

その他、職員からの制度に対する問い合わせへの窓口・電話での対応も行いました。

「市役所で働く公務員」の1日の仕事の流れ

7時半:出発、電車通勤
8時:到着
8時半:始業、朝ミーティング(一日のスケジュールの確認)
8時45分:メールチェック、電話対応
9時半:上司とミーティング内容の事前確認
10時:事業者とミーティング 11時半:ミーティング内容の上司へのフィードバック 12時:昼休憩(60分)
13時:職員宛通知(100件を超える大量のもの)を郵送部署に持ち込み
13時半:事務作業(起案作成、物品購入や費用の支払い、データ作成など)
16時:課内の郵便を郵便局に持ち込み
17時:夕ミーティング(朝ミーティングで話した内容を実行できたか、明日は何をするか、残業をするか、する場合はなぜするか)
17時15分:終業
17時30分:残務処理
18時:帰宅

「市役所で働く公務員」の給料・残業・有給休暇について

月給約28万円(額面、残業代込み)、ボーナス40万円弱、年収は350万円ほど。


残業は部署によってかなり異なりました。区役所の頃は月20~40時間でしたが、職員共済組合は多くても月10時間くらいでした。

有給休暇は消化するためのキャンペーンが組まれているなど、連休も含めてかなり取りやすい環境にあったと思います。

この仕事で、働いているときに困ったこと

区役所では、執務室がフロアで区切られていないため、空調効率が悪く、夏はかなり暑く冬は寒かったです。

全般的に、自分から仕事を引き受ける積極性に欠けており、特に新規事業が発生したときなどは、仕事の押し付け合いになり、ギスギスした雰囲気になるのがとても苦手でした。

新しい考え方や、技術を取り入れるのも風土的に苦手で、実際そういった人が多かったのも気になりました。「昔からやっているから」という理由で、効率的な方法を考えようともしない人が、自分の周りにはかなり多かったです。

また、一般事務だったこともあり、専門職の方から「下働き」のような感覚で、雑用を押し付けられることも多かったです。

この仕事や職場でよかったこと

収入は安定して毎年一定額ずつ上がっていき、ボーナスも毎年確実にいただくことがでました。 査定も徐々に年功序列ではなく、業務内容を評価する制度ができてきたのもよかったと思います。

各種の手当もしっかりしていました。「残業はよくないこと、業務時間内に仕事を終わらせることがいいこと」という風土がある部署に所属していたため、定時に帰りやすかったです。 同様に休暇も取りやすく、積極的に休みをとることを推奨されました。

「市役所で働く公務員」の仕事エピソード

区役所のときに、不妊治療費助成の受付をやっていた際に、申請をした人が後日母子健康手帳を取りに来られた際には感動しました。

こども・女性の部署では、必ずしも子供が生まれること、子供を育てること、育てられることが幸せではない中、望んでお子さんを授かることができた方の幸せに触れることができたのは、担当の職員ならではだと思います。

逆にこの部署で大変だったのは、目の前で臨月の妊婦さんが失神され、椅子から転げ落ちて倒れ、嘔吐されたときです。保健師さんが常駐している部署なので、すぐに相応の対応をしていただきましたが、医療や女性のからだに関する専門知識がない中でデリケートな対応を求められるのは非常に困難を感じます。

「市役所で働く公務員」の職場恋愛について

多いように感じました。結婚の話題になると「お相手は我が社(市役所)の方?」というのが定型句でした。新人研修のクラスメイト同士でも2組カップルができました。区役所内でも噂が少しありました。

消防署といった男性にかたよった職場と、逆に保育園や病院といった女性にかたよった職場は、区長が交流会(合コン)を行って、そこで出会われる方もいたようです。

お見合いパーティーやマッチングサービスを利用される方も多いようです。(私は大学の先輩と結婚したので、あまりこういったお話には縁がありませんでした。)

まとめ ー「市役所で働く公務員」を目指す方へメッセージ

一般事務は好奇心が旺盛な方に向いていると思います。社会の色々なものに興味を持って、頑張ってください。


本記事は、2019年11月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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