はじめに
「新潟県」の「市役所で働く公務員」のキャリアレポートです。
- レポート者のプロフィール
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公務員としての職業・勤務先:市役所職員 / 新潟県にある市役所
性別:女性
雇用体系:非常勤
所有資格:ー珠算検定2級 ー簿記検定3級 ー普通自動車免許
「市役所職員」を目指した理由
市役所の売店でアルバイトをしていた時に、職員の人から勧められたので応募してみました。売店のアルバイトよりは条件がかなり良かったことも応募した理由の一つです。
「市役所職員(建設課)」の仕事内容について
市役所の建設課で事務補佐として勤務させてもらいました。事務補佐の仕事の内容は、主に、会議やセミナーなどの準備作業、電話応対、公文書や製図の管理でした。
会議やセミナーなどの準備作業では、招待者のデータ管理、招待状の発送、出欠確認、ケータリングの手配、会議書類のコピー、会場設営などを行いました。
電話応対では、課にかかってきた問合せの電話などを担当者に取り次ぐ仕事でした。公文書や製図の管理は、原本をコピー、スキャンして、コピーは担当者に配布、スキャンしたものはコンピューター上で管理、原本は書庫に保管という作業を行いました。
会議やセミナーなどの準備作業は、経験を積むとともに機械的にどんどん準備をしていくことができたので、比較的楽だったように思います。公文書や製図の管理も単純作業なのでもくもくとこなしました。
一番大変だったのは電話応対でした。特に市民からの苦情などについても担当者に繋ぐまで話を聞くことが多かったので、専門用語などを使って話されるとさっぱりわからないこともありました。
「市役所職員(建設課)」の1日の仕事の流れ
8時:自宅を出て、徒歩で通勤する
8時半:到着
8時半:メールをチェックして適宜対応
9時:上司や同僚にスケジュールを伝達
9時半:職員会議の準備
10時:職員会議
10時半:議事録作成
11時:電話応対をしながら会議の準備
12時:1時間のお昼休憩
13時:メールをチェックして適宜対応
14時:電話対応をしながら公文書や製図のコピー、スキャン作業
15時:メールをチェックして適宜対応
15時半:公文書や製図の原本保管作業
16時:電話応対をしながら会議の準備
16時半:メールをチェックして適宜対応・上司と翌日のスケジュールについて確認 17時:終業
17時半:帰宅
18時:夕食
19時:家業手伝い
21時:友人と外出
23時:帰宅
0時:就寝
「市役所職員(建設課)」の給料・残業・有給休暇について
月給は20万円程で、ボーナスは支給されないという契約でしたので年収は240万円でした。
残業は全くなく、期間限定での採用だったこともあり、有給休暇は1日、2日の休みであれば全く問題なく利用することができました。
この仕事で、働いているときに困ったこと
改善したかった点は、男性職員は外出する機会が多かったので、メールをチェックし忘れていたり、目を通してもらう必要がある書類が、長く机上に上がったままになっていることも多々あり、もう少しコミュニケーションを円滑にとれないものかと考えました。
上司や同僚とも相談して、メールを確認する時間をきちんと確保するなどの取り決めもしてみましたが、やはり習慣を崩すのは難しく、なんとなくまた元通りの状態に戻ってしまいました。
この仕事や職場でよかったこと
恵まれていた点は、実家の商売を勤務時間後に手伝っていたこともあり、残業がなかったことが恵まれていた点だと思います。
また、非常勤ではありましたが、公務員なので給料の支払いや待遇面では全く不安を感じることなく勤務することができました。責任のある仕事をしていたわけでもないので、言われたことを隔日にこなすという毎日で、ストレスを感じることもなく気楽に勤務できたことも私にとっては非常にありがたかった点です。
「市役所職員(建設課)」の仕事エピソード
課には女性の職員が私を含めて2名しかいなかったので、来客時のお茶だしや、会議室の設営などは、なんとなく「女性の仕事」と暗黙の取り決めがなされていたようです。
夕刻時の会議などは、参加者が多数で片付けがたくさんあるときも、男性職員は当たり前のように帰宅してしまって、女性職員二人でサービス残業を承知で片付けをするような機会がたくさんあったので、仕事が大変というよりは、強く不公平感を抱いていました。
技術職の人たちは特に専門分野の知識に欠ける、我々女性職員は明らかに「お茶だし要員」と思われていたようだったので、不快に感じた事も多々ありました。
「市役所職員(建設課)」の職場恋愛について
職場恋愛は非常に多かったように思います。職員同士の飲み会なども多かったので、必然的にそのような機会で顔を合わせているうちに恋愛関係に発展するケースが、圧倒的に多いようです。ですから夫婦揃って公務員というご夫妻が非常に多かったです。
職場以外では、趣味を通じて知り合ったり、出入り業者の担当者と恋愛関係に発展したりという人が多かったです。地方なので、お見合いで生涯の伴侶を見つけるという人も少なくなかったように思います。
まとめ ー「市役所職員」を目指す方へメッセージ
民間企業でもまれてから公務員を目指すことをおすすめします。
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