MENU

【中学校の先生に聞きました!】教員試験合格にむけてやってよかったこと

当ページのリンクには広告が含まれています。


目次

はじめに – 中学校の先生によるコラム

教員採用試験に合格するための試験対策については、関連書籍なども多く出版されています。一口に「対策」といっても、どんな対策が有益なのかは、個々人によって異なるでしょう。

今回は、教員採用試験に合格した経験を振り返り、私が試験合格に向けてやっておいてよかったと感じたことを4つ、紹介します。

その1:受験都道府県の過去問題集

私は大学在学中に1回(京都府)、京都府中学校在職中に2回(大阪市、内1回は二次試験のみ)教員採用試験を受け、京都府で1回、大阪市で1回、教員採用試験に合格しました。

大学在学中に教員採用試験を受けようと思ったのは教育実習にいった大学4年生の5月か6月頃だったので、試験に向けてはあまり時間がありませんでした。

京都府の採用試験は1次試験が筆記試験(教職教養、専門教養、小論文)と面接で、2次試験が模擬授業と面接でした。筆記試験の対策として、知り合いから過去問題集をやるのがいいと教わったので、京都府教員採用試験の過去問題集を買いました。教職教養の参考書も1冊買いました。過去問題集は過去何年か分の試験が載っていて、同じ問題は出ないにしても、近年の傾向は載っていたので、あまり時間がなかった私としては過去問題集で傾向をつかみ、参考書でフォローアップするという形の勉強は効果的でした。

面接対策としては、知り合いに貸してもらった雑誌を読んで、よく出そうな問いや自分では答えられなさそうな問いを勉強しました。

その2:就職活動

私は本当は企業に就職したかったので、3年生の終わり頃から就職活動をしていました。しかし企業には全然受かりませんでした。

かっこいい企業に就職したい、きれいなオフィスで働きたい、できるだけいっぱいお金を稼ぎたいと漠然としたことばかり考えて闇雲にいろんな会社の営業、SEなどの総合職を受けていたので、やり方が間違っていたなと今ならよくわかります。

しかし、2,30社くらいは受けたと思うので、いろんな形の筆記試験や面接を受けて、それなりに経験はできました。

教員採用試験でも面接がありました。京都府の1次試験のグループ面接で最初に自分の長所をふまえて1分程度で自己紹介をするという課題が出ました。

周りの人は面接慣れをしていないのか、あまり1分という感覚を考えずにだらだら自己紹介をしているように思えましたが、私は1分程度にうまくまとめて答えることができました。


それ以外の問答についてもそれなりにしっかりできたと思います。面接は緊張するもので、もちろん私も緊張しましたが、就職活動で何十回と面接をした経験は緊張の中でもいかされたと思います。

企業に就職するために、大学で行われた企業向けの模試を受けていました。その模試に小論文の試験もありました。模試で書いた小論文の添削はたくさん直しがあって、受かるためにはどのような文を書くのが良いか、書き方や参考例が書かれていました。

企業の就職活動で小論文を書くことはほとんどなかったように思いますが、京都府の一次試験には小論文があったので、その時の良い小論文の書き方を覚えておいて、当日は書きました。

就職活動に向けて自分がやったことも、就職活動で得た経験も教員採用試験に大変役立ったと思います。

その3:バイトやボランティアなど人に勉強を教える経験

私は大学生の時に塾の講師と小学校での放課後活動の指導員のアルバイトをしていました。

そこで生徒がわからないことをわかるように教える難しさやいろんな生徒さんたちと関われた経験が採用試験の面接や模擬授業に活かせたと思いました。

教員時代に受けた大阪市の試験は、教員を1年以上やっていたら1次試験の筆記試験が免除という特例がありました。都道府県によって、教員経験や社会人経験が免除対象になるので、他府県を受ける際や講師の方はそれも有効に使われるといいかと思います。

私の主人も大阪市の中学校で働いていますが、大学生の時、自分の母校で元気アップ支援員という放課後などに生徒さんたちに勉強を教える先生をやっていました。教育実習もその学校で行われ、採用試験や教職に就く前に、学校のさまざまなことを知れたり、生徒さんたちとたくさん関われたりと良い経験ができたようです。

また、講師の先生に混ざって採用試験の面接練習もしてもらえたようで、そのような意味でもとても価値ある経験であったようです。

都道府県によって違うと思いますが、現在の大阪市の採用試験ではボランティア加点というものがあるので、それに当てはまるボランティアを行うことも有効かと思います。

その4:英検、TOEICなどの資格取得

これはやっていたらよかったなと思うことですが、大阪市の二次試験を受けたときに専門教養の試験もグループディスカッションなどの実技試験などもできなさすぎて、TOEICの点数を書く欄があったので一応書きました。私は大した点数はとれていなかったので、加点対象ではなく、そのときは二次試験で落ちてしまいました。

英語教員になる場合、英検やTOEIC、TOEFL、IELTSのスコアによって加点がある場合が多いので、大学生などで時間がある間に取っておくことはとても有効かと思います。

まとめ

いかがでしたか?

教員採用試験に合格するために、やっておいてよかったと感じたことを4つ、紹介しました。

教師を目指している方、どんな対策や経験が役に立つか知りたい方は、ぜひこの記事をご参考下さい。


本記事は、2020年1月5日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

コメント

コメントする

目次