「公立小学校」で働くキャリア5年の「先生」に関する仕事内容・給料レポ

公立小学校で常勤として働く、キャリア5年の「先生」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その「先生」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。


はじめに

公立小学校で常勤として働く、キャリア5年の「先生」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、第一種小学校教員免許状を持っているそうです。

「公立小学校の先生」を目指した理由

私は、子どもと関わることと、勉強を教えることが好きだったから目指しました。

また、激務なのは知っていたけど、自分なら上手く時間を使っていけると思い目指しました。

「公立小学校の先生」の仕事内容について

担任の仕事内容は主に大きく分けて4つあります。

1つ目が授業、2つ目が子どもの指導、3つ目が校務分掌という決められた学校の仕事、4つ目が雑務です。

1つ目の授業ですが、夏休み前までにテスト、プリント等やる時間を含め、授業を練っていきます。その際にプリントや、掲示資料も作り、子どもの理解を深め、子どもにあった良い授業を作る仕事です。

2つ目の子どもの指導ですが、授業中での様子から、立ち歩いてしまう児童や何度教えても理解できない児童には、保護者にもその児童の様子を放課後に電話で伝えます。そこからその子にあった関係機関(特別支援的な配慮が必要なお子さんが通う機関)等に繋げていくお仕事です。

3つ目の校務分掌ですが、運動会を主体的に進めたり、運動に関すること、全部の仕事をしたり、委員会を進めたりします。

自分が受け持つ校務によって仕事内容が違いますが、他にも、各教科(国語、算数など)の主任や、安全、環境、給食、美化、情報といった主任の仕事が、担任にもあります。

4つ目の雑務ですが、学年、学校行事に合わせて準備するお仕事です。


「公立小学校の先生」の1日の仕事の流れ

6時10分:自宅を出て、電車通勤する
7時10分:到着 その日の仕事、やるべきことが書いてある日報を読んで、丸つけ等自分の仕事をする
8時20分:職員会議(注意喚起や、提出物等のお知らせをする時間)その間、クラスでは、朝の会を子供がすすめる
8時45分:授業
10時20分から10時35分:業間休み(子どもと遊んだり、学年で統一している授業の流れを確認したりする。トイレ休憩)
10時40分:授業
12時15分:給食指導
13時10分:清掃指導
13時25分から13時40分:お昼休み(業間休みと流れは一緒)
13時45分:授業
16時 会議、研修等(終わる時間は17時くらい)
17時学年での打ち合わせ、相談タイム
18時以降、自分の仕事、教材研究

授業以外の業務状況について

私自身、外部の先生を雇うべきだと思います。

ただ、その雇うお金がかかりますが、皆さん、だいぶ残業やら持ち帰りの仕事をしていますので、そういったプロに任せるべきです。

「公立小学校の先生」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、常勤講師でクラス担任の給料は、私の市では、手取り26万円でした(残業代込)。ちなみに、ボーナスは2回あり40万円で、年収は350万円でした。

残業は、その組む学年によって違います。残業するのが当たり前な学年だと毎日残業です。家庭を大事にする学年だと残業は自分の仕事のみでありませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

困ったことは、先生によって色々なやり方があるのに、批判してくる人がいることです。

特に人によっては、「そんな指導したらダメです!」と子どもたちのいる前で、説教する先生もいらっしゃいました。子どもの前でそのような事を言ってしまうと子どもによっては、「私の担任の先生はダメな人なんだ」と思い込み、信頼関係が築きづらくなってしまいます。

そのときの改善点は、信頼できそうな管理職に相談すべきだと思います。

もう一つ気になったことは、残業している人は、色々な仕事を任されやすいことです。なのですぐ帰る事をお勧めします。

この仕事や職場でよかったこと

私は講師でしたが、公務員の先生は、病気になって途中から担任を辞めても、病気休暇として、職を失うことはありません。また、常勤講師(臨時的任用教員)は、給料は上がりませんが、公務員である先生方は、1年毎に給料が上がります。

そして、私の勤めていた学校は、勤勉手当として7月、12月、3月の学期末の成績処理の手当として、給料のほかにボーナスとして入っていました。ちなみに常勤講師は、7月と12月のみで3月は入りません。

「公立小学校の先生」の仕事エピソード

この仕事で感動したことは、子どもの成長が間近に見られ、「先生、ありがとう」と言われるのがとてつもなく嬉しく思いました。

失敗したエピソードは、生徒指導で問題がある児童と関わりを持ちすぎたことです。

親子みたいになってしまい、授業中にしょっちゅう喧嘩してしまいました。また、その児童の両親に密に連絡を取っていたら、その保護者の方がノイローゼ気味になってしまい、「学校に来て様子を見てください。と、先生は、おっしゃいますが、こちらも仕事をしていて生活がかかっているんですよ」と言われてしまいました。

この職をやるときは、一言言っても変化しない親子であれば、周りの先生方にそういう親子がクラスにいると言っておくだけでよかったのかもしれません。


学校の先生の職場恋愛について

私の場合ですが、小学校での職場恋愛は少なかったです。

結婚した方は、大学生時代に付き合っていた人と結婚した方や、または、職場の飲み会や合コンのような場所で知り合って結婚した方が多かったように思います。

職場の飲み会や合コンのような場所で知り合った方は、大学時代の恋人とすれ違う時間が増えて別れてしまい、次の恋をして結婚に至る方が多くいました。

ただ、担任同士ではなく、担任と栄養教諭、担任と養護教諭、と言った形で結婚されるというケースは多くいました。

私の考えですが、担任ではない先生のほうが優しくみえるのかもしれません。

まとめ ー「学校の先生」を目指す方へメッセージ

忙しい職業ですが、やりがいはあります!

マイペースに頑張ってください!

本記事は、2018年9月20日時点調査または公開された情報です。
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