【高校の理科の先生になるには】高校理科の教員免許取得の体験談レポート

地方公務員である学校教員、この中で高校理科の免許取得に関する体験談レポートです。

高校の理科の先生になるには、どんな過程があるのか、どんな専門的知識が求められるのか、そして、教員になるための大切な心得についてまとめました。

あなたの夢はなんですか?

小さい頃に接する機会の多い教職員。そんな教員に憧れて、人生を進んでいく方も少なくないのではないでしょうか?私も高校理科の教員を目指して様々な勉強をしてきたものの一人です。教員になるためには、教育実習や教員試験そして様々な教職課程の授業を大学で受講しなくてはいけません。

そこで、高校理科の免許を取得していく過程の中で、私が実際に体験してきたことをご紹介していきましょう。

大学の教職課程必須科目について

大学では、理科教員になるためには、卒業単位そして理科に関連する授業以外にも、様々な教職課程の必須科目を受講する必要があります。そこで、どんな科目が必須項目なのか、ご紹介していきましょう。

教職・学芸員の専門必須教科科目について

・現代教職論
・教育言論
・教育心理学
・道徳教育の研究
・特別活動の研究
・生徒指導論
・教職総合演習
・理科教育の研究

上記が、教員の道徳科目として必須で受講しなくてはいけない科目になります。こうした授業には、理科の専門的な知識だけを教えることが教員の務めではありません。子供を指導する上で倫理的な内容はとても大切なことであり、こうした道徳的な内容が教職員の必須科目の内容に盛り込まれています。

その他にも理科を専攻されていく方であれば、必要な受講する科目は、道徳だけではありません。数学や理科にも理科の分野においても必須として受講しなくてはいけない科目もあります。しっかりと確認しておくことが大切です。

教育課程における授業は、通常授業以外にその他にも数多くの授業を受けなくてはいけません。大学の授業の中で5、6時間目以降も授業を受ける必要性があり、非常に長い時間大学の授業に拘束されることになります。

教育実習の体験談について

教員を目指しているあなた。教員を志しているのであれば、絶対に避けては通ることがでいきない教育実習。教育実習は、教員になるための最初の実践練習期間です。

自分が教育実習をしたい学校で、教育実習の応募を行い、その申請が受けての学校に通ると、そこで教育実習の受け入れが成立します。多くの教育実習生は、自分の母校等に戻って、以前教育を受けていた教師の元で、実際に授業を遂行していくのが一般的ですが、教育実習の受け入れが成立しない場合、他校での教育実習も考えなくてはいけなくなります。

教育実習では、様々な難題が待ち構えているものです。そんな中私が感じた辛い経験には、大きく5つのことがありました。その経験をご紹介していきましょう。

私が感じた5つの辛い体験談とは?

・授業で伝えることの難しさ
・板書の難しさ
・わからないことを後回しにできない
・先生の厳しさ
・朝方まで資料作成
の5つについて1つずつ解説します。

授業で伝えることの難しさ

まず教育実習においても難点は、授業において伝えることの難しさがあります。これは、どういうことかというと授業で生徒に理解してもらうためには、子供が納得してくれる表現でしっかりと伝えなくてはいけません。自分がどんなに理解していても、あなたの言葉が他人に届くのは、人の理解力や能力差に個人差があるということです。

板書の難しさ

普段利用しない板書。板書は、利用する回数が少ない分、実際に授業で板書をする際にどの位置で折り返して記入するか等、頭の中で考えながら板書しなくてはいけません。又書いているうちに徐々に文字が下がってしまっていくこともありますので、自分で縦線を引いて、書き方を考えながら板書をしていく必要があり、以外と難しい感じる方もいます。

わからないことを後回しにできない

教師が指導している間、授業で質問された内容に対してわからないことがあった場合、それを後程回答する等ということは絶対にあってはいけません。実は塾等の講師であれば、こうしたことが許されています。しかし、教員という仕事は、一つの子供の夢の職業にもなる仕事です。子供に先生と呼ばれる意味をしっかり理解した上で、仕事をまっとうしなくてはいけません。

先生の厳しさ

教育実習の間、厳しい先生に当たるか、そうでないかは、運でもありますが、決して生徒と楽しみたい等という考えで教育実習を受けていると、もし厳しい先生に当たった場合、教員の辛さを身にしみて感じるようになります。教師と言う仕事が嫌になることもありますので、その仕事の重さを十分に理解した上で教育実習に望むことがとても大切です。

朝方まで資料作り

私は、ちなみ、教育実習期間は、ほとんど授業のための資料作成に明け暮れており、夜中の3時くらいまではずっと仕事をしていました。正直非常に辛かったことを覚えています。

毎日が非常に早く流れ、1日が終わってもすぐ次の朝、朝礼が始まるような感覚でした。

私が教育実習を乗り切ることができた一つの指導とは

子供とのコミュニケーションツール(交換日記)の利用

教育者としてするべきこと、決して授業だけが仕事ではありません。子供には、様々な子供が存在し、人と話す事が苦手な人、話すことですれ違いを生じてしまう子等、その出会いの形は様々です。人と人との出会いは、子供が学校で生活を送る中で様々な問題を発生させます。そうした子供たちの性格や状況をしっかり見抜き、把握してあげることも重要な仕事です。

そんな中私は、授業以外の時間でも教室に赴いたり、子供のことについて知りたいことや逆に子供聞きたいこと等を自由に書くことができる子供とのコミュニケーションツールとして交換日記を教室において、会話をしたりしていました。

これが、教育実習という短い期間で、子供たちとの間を縮めるための効果的な方法の一つとなりましたし、又指導員に怒られてばかりの自分でしたが、この交換日記によって、子供が「ありがとう」と伝えてくれたり、「楽しかった」と感じてくれたコメントがあり、自分が教育実習をのり切る中で、悪い点ばかりではないだと感じられ、心の支えにもなりました。

授業するだけではなく、その子供一人一人にしっかり声をかけ、名前を覚えること、そして学校で学ぶべきことは、その時その瞬間の人生が、楽しいものにして上げることも指導をする上で大切であると私は感じています。

子供に授業を教え、多くの知識を学ぶことも大切なことの一つですが、私は、人生を生きていく上で大切なことはそれだけではないと今でも感じています。

それは、社会人として企業に勤めていく中で感じた経験でもあります。それは、社会人として授業や講習等を受けることよりも様々な人と接している時間の方が圧倒的に多いからです。大人として生きる社会人としての世界は、人との出会いそして境遇から学び、成り立っていることが大半を占めており、その中で学ぶことの方が非常に多いと言えるのです。

教員になる上で大切な心得とは

これから教員を目指したいというあなた。現代の教育業界は、様々な困難が多く、生半可な気持ちで教員になろうとすると、その苦しさに耐えられないこともあります。中途半端な気持ちで教育者になるのであれば、私は初めからオススメできません。

その理由は、あなたが志してきた指導方針が正しいと思って貫いていても、その方針は様々な親から批判を受けることがあり、教育者として信念が揺らぐことも多々存在する環境があるからです。実際に私の家族にもそうした経験をしたものがおり、今もその辛さと闘いながら、教員を続けています。

あなたが教員になる上で、大切な3つの心得をお伝えしておきましょう。

教員になる上での大切な3つの心得とは

1)教員としての強気信念を持つこと
2)教員の言葉は、子供の人生を大きく変化させるきっかけになるということ
3)供のために人生の時間を費やすことができる

この3つが心得です。

教員として生きる上で大切な心得として、まず強い心を身に付けなくてはなりません。実は、私も教育実習の時には、非常に厳しい指導員に当たり自分の授業の方針について、非常に厳しく、「そんな授業なら、教員には向かない。やめとけ。」と言われたこともあります。

毎日徹夜をして資料作成しており、より良い授業を日々思考錯誤しながら、授業に望んでいました。そんな中でも毎日厳しい助言が多く、指導員からの辛い一言一言で、私の心も折れる毎日でした。

でも、今思うと教員として授業をするということは、それだけの責任を持って生徒に伝えていかなくてはいけないということです。だから、教員は、「先生」と呼ばれるということを理解しなくてはいけません。

先生が行う子供への教育は、子供の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。教師の一言一言が、子供に多大な影響を与えているということを絶対に忘れてはいけないのです。

教員免許の取得方法とは

教員免許は、教員試験に合格しないと、取得できないと感じる方も多いのですが、実際には、そうではありません。大学で教育課程が全て完了した時点で、教員免許が発行される仕組みになっています。教員試験の受験に関係なく、教員免許を発行することができます。

逆に、使用されなければ、発行しなくてもよく、利用する時に申請することがで発行することができるのです。なので、教育実習も大学の教育課程の一環として組み込まれています。大学での全ての教育課程の必須科目を受けた後で、教員免許を取得することができますので、教員免許は大学卒業前に発行する人もいれば、そうでない人もいますので、そこで、教員を目指す方は、そこから教員試験の勉強が必要になります。

但し、一つ注意すべき点があります。

教員免許を取得する上での注意点とは

教員にならないと、免許10年で失ってしまう点

知っている方も多いと思うのですが、教員免許にも更新期間が設けられており、教員免許を10年ごとに30時間以上の講習を受けなくてはいけません。この期間で更新をしていかないと、免許が失効してしまうのです。

又この免許の講習を受けるのにも条件があります。その条件は、教育職員免許法第九条の三で以下のように定められています。

許状更新講習は、次に掲げる者に限り、受講することができる

・教育職員及び文部科学省令で定める教育の職にある者
・教育職員に任命され、又は雇用されることとなっている者及びこれに準ずるものとして・文部科学省令で定める者

このように、実際に教職員にならなければ、免許状は意味がないものになってしまうのです。教職の授業は、遅い時間まで授業を受けなくてはなりませんし、又単位にならないものも多く存在します。教育実習の事前準備や実習にも多くの時間が必要になり、大学生活が非常に多忙な生活になることは間違いないでしょう。

免許取得することを目的にすることは決して悪いことではないのですが、10年後には、せっかく取得した免許が失効してしまうことは非常にもったいないです。教職課程を望むかどうかは本人次第です。大学生活の貴重な時間を教職課程に時間を費やすべきかどうかをしっかり考えた上で教職課程を専攻することをオススメします。

ちなみにですが、私にとって教育実習は、非常に辛いものでもありましたが、決して免許取得のみが悪いことだとは思っていません。教育実習をしたことで、社会人としてどうあるべきかを考えさせられた期間でもありました。その多忙な時間は、辛く険しい道のりでもありましたが、その経験は、めったに味わう事のできない貴重な体験でもありました。

子どもとの出会いが、その一時の人生を有意義な時間に変えてくれる、大人にしか味わう事のできない環境なのかもしれません。教員免許の取得は、一時であっても無駄なことばかりではないということです。

まとめ

教育課程の大学の授業や教育実習においても決して楽しい環境ばかりではありません。きっと辛いことの方が多いかもしれませんね。教育実習では、特にそんな子供といる間、どのような時間を過ごすかはあなた次第です。あなたの考えや理想を掲げて、子供といる時間を大切に過ごしてみて下さい。

一つ言えることは、子供と触れ合える楽しさは、必ずあなたの教育実習の期間をかけがえのないものに変化させてくれます。教職課程の専攻をお考えのあなた。今一度教職課程が自分にとって本当に必要としているのかどうかしっかりと自分で考えてから決めてみて下さい。

本記事は、2018年5月26日時点調査または公開された情報です。
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