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社会人から公務員へ(10)公務員試験対策について まとめ+α

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目次

はじめに – 社会人から公務員になるということ

社会人から公務員へ転職された「イマイカツヤ」さんのハウツーコラムシリーズ第十回です。

第九回は「面接試験対策についてPart.2(相手を知る))」でした。続いて、第十回のテーマは「公務員試験対策について まとめ+α」です。

第九回:「面接試験対策についてPart.2(相手を知る)」

転職を決める前に

あなたはなぜ公務員になりたいのでしょうか。

転職して人生を変えたいという気持ちは痛いほどわかるのですが、それゆえに慎重にならなくてはいけません。

まずは「人生のゴール」を設定し、今の仕事ではそれがどうしても達成できない場合にのみ、転職活動を開始するべきです。

転職活動を開始することが決まったら、本当にあなたの「人生のゴール」は公務員にならないと達成できないものなのかを考えましょう。

今の「会社」に不満があるのであれば、「仕事」を変えずに転社したほうが良い結果が生まれるかもしれません。そこまで考えて、公務員試験に挑戦することを決意できたのなら、今の会社や仕事の棚卸しを早めにしておきましょう。

今の会社や仕事を通じて学んだこと、成長したことを早めに明確にしておくことで、面接試験に役立てることはもちろん、転職してからも自分の糧とすることができるのです。

仕事を辞めるか続けるか

いつまでに公務員試験に合格しなければならないのか。

年齢制限のあるケースが多い公務員試験では、タイムリミットを意識して試験対策を進めていかなくてはなりません。また、個人個人の状況によってもどれだけの期間公務員試験にチャレンジできるのかは異なります。


そこで重大な問題となるのが、今の仕事を辞め公務員試験対策に集中するのか、それとも続けながら対策をしていくのかということです。どちらが正解かというのは一概には言えませんので、個々の状況に応じて考えていかなくてはなりません。

家族や親族の援助は受けられそうなのか、落ち着いて対策ができる環境を作ることができるかなど、あなたの状況を総合的に勘案して判断をしてください。

どちらにする場合でも、「最悪の状況」を考えておくことだけは忘れないようにしてほしいと思います。

どうやって対策するのか

仕事を辞めるのか続けるのかの決断を終えたら、次に決めなければならないのがどのようにして対策をしていくのかということです。

大きく分けて、独学で対策をしていくのか、通信講座を受講するのか、予備校に通って対策するのかの3つのパターンに分けられます。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、それを見極めながら自分に最もあったやり方を選ばなくてはなりません。こちらも絶対的な正解はありませんので、自分の経歴などから判断していく必要があります。

ポイントは筆記試験や面接試験の経験がどれだけあるのかということになります。

十分な経験があれば独学で良いでしょうし、経験が不足している場合には適切な手助けを得たほうが上策です。

受験する自治体の選び方

公務員試験と言っても、様々な試験があります。国家公務員になるものから専門的な職種につくことになるもの、市町村と言った基礎自治体の職員となるものなど…

私が社会人からの転職でおすすめしているのは「市役所試験」を受験することです。それも、「専門試験」がない市役所の受験を特におすすめしています。

そして、受験したい自治体に縁がまったくなくても気にすることはありません。

私自身も、同僚やその他の人たちも全く縁のない自治体を受験し、合格を勝ち取ってきているのですから。受験できる自治体は全て受験するくらいの意気込みで、合格へ向かって邁進してください。

ただ、1つ注意していただきたいのは、経験者採用はなるべく避けたほうが良いということです。なるべき戦いやすい場所を選ぶことが、戦略的に重要となってくるのです。

筆記試験対策のまとめ

公務員試験といえば難解な筆記試験というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

ご安心ください、最近のトレンドとしては筆記試験は易化の傾向にあります。それに、筆記試験は60%から70%を正解できれば通過できるのであり、100点満点を目指す必要なんてまったくないのです。


それらのことを考え、私がおすすめしている勉強は「ただひたすら過去問に取り組む」というものなのです。テキストも講義も必要ありません。

「本当にそれだけで合格できるの?」と疑問に思う方も多いかもしれませんが、一度や二度過去問を読むだけでは到底不可能です。それこそ入手した過去問を完全に暗記するくらい、何度も何度も何度も何度も繰り返して解いていくのです。

忙しい社会人のあなたはそれほど多くの時間机に向かえないかもしれませんが、5分や10分といったスキマ時間を最大限に活用できるかが合否を分けるポイントとなります。

小論文・作文試験対策のまとめ

小論文・作文試験のポイントの1つは、基礎知識をつけて不要な減点を避けるということです。

原稿用紙の正しい使い方など、今一度確認するようにしてみてください。

もう1つのポイントは、日々の過ごし方が結果に直結するということです。日頃からニュースを見て気になったことを調べたり、課題に対して解決策を考えたりなど積み重ねを欠かさないようにしましょう。やればやるほど結果が出るというのをわかっていただけるはずです。

面接試験対策のまとめ

公務員試験の本番が面接試験です。

勘違いされている方も多いですが、最近は筆記試験よりも面接試験に重点が置かれている場合が非常に多いです。ですが、必要以上に恐れる必要はありません。社会人であるあなたは、すでに新卒の就職活動を経験しているはず。その経験と蓄積を活かせば、新卒のライバルたちに遅れを取ることはないのです。

ですが、公務員試験専用の対策が不必要ということではありません。いかに面接官に熱意を伝えることができるか、そこが勝負になってきますので、情報収集に力を入れるようにしてください。

特にやっていただきたいのは、市長の考えを知ることと、実際に志望先の自治体を自分の足で歩いてみるということです。この2つを欠かして、面接官に認められるということはないといっても過言ではありません。

「誰でも」公務員試験に合格できる

私は、公務員試験とは「誰でも合格することのできる試験」だと考えています。こう言うと、必ずこのような反論が返ってきます。

「実際に合格者と不合格者が出ているんだから、誰でも合格するというのはおかしいじゃないか」だとか、「何回受験しても合格できず、諦めてフリーターでいる人を知っている」だとか…。

確かに、試験ですから残念な結果となってしまう人が出るのは当然ですし、何年も受験を繰り返している人がいることも知っています。では、何が合格と不合格を分けているのでしょう。

それは、頭が良いとか良い経歴を持っているとか、そういったことではありません。合格する人は「正しいやり方を知っている」ただそれだけなのです。

では、「正しいやり方」とは何なのでしょうか。残念ながら、私はまだ万人に共通する正しいやり方というものを見つけることができていません。そんなものは存在しないのかもしれませんし、もっと優秀な誰かでないと見つけられないのかもしれません。

「自分」にとって正しいやり方は何か。それを見つけた人が公務員試験に合格をしているのです。もちろん、多くの人が通ってきた「王道」のやり方はあるのですが、それがあなたに合っているかはわからないんですよね。予備校に行ったから、通信講座を受講したから合格できるというわけではないのです。

私がやっているのは、「あなたに合ったやり方」を見つけることのお手伝いです。困ったこと、悩んだことがありましたら何でも相談してください。一緒に合格を勝ち取り、公務員になって人生を変えましょう!いつでもあなたのご相談をお待ちしております。

※ご不明点のお問い合わせや公務員試験に関するご相談がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

公務員試験合格アドバイザー「イマイ カツヤ」ページ


本記事は、2018年10月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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