2023年9月、埼玉県議会に小学生以下の子どもの放置禁止の条例改正案を提出へ(2023年9月28日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「埼玉県議会に小学生以下の子どもの放置禁止の条例改正案を提出へ」についてです。


埼玉県議会に小学生以下の子どもの放置禁止の条例改正案を提出へ

2023年9月23日、自由民主党県議団が埼玉県議会9月定例会に県虐待禁止条例の改正案を提出するというニュースがありました。

埼玉県議会とは?

埼玉県議会は、埼玉県の県議会です。

埼玉県を明るく住みよい県にしていく県民の共通した願いを実現するには、県民が話し合い、いろいろな施策を実行していかなければなりませんが、すべての県民集まって話し合うことはできません。そこで、私たちの代表として、選挙によって選ばれた議員が、話し合いを行っている場が県議会です。

参考)埼玉県のサイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/index.html

埼玉県虐待禁止条例とは?

埼玉県は2018年4月1日、埼玉県虐待禁止条例を施行しました。

埼玉県虐待禁止条例は、児童虐待、高齢者虐待及び障害者虐待に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、施設職員らに虐待防止研修を義務付ける全国初の条例です。

埼玉県虐待禁止条例の趣旨を埼玉県のサイトよりご紹介します。

児童、高齢者及び障害者(以下「児童等」という。)に対する虐待の禁止並びに虐待の予防及び早期発見その他の虐待の防止等(以下「虐待の防止等」という。)に関し、基本理念を定め、県及び養護者の責務並びに関係団体及び県民の役割を明らかにするとともに、虐待の防止等に関する施策についての基本となる事項を定めることにより、当該施策を総合的かつ計画的に推進し、もって児童等の権利利益の擁護に資するもの
出典)埼玉県のサイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/e1601/giinteianjourei-gaiyou/23.html

埼玉県虐待禁止条例の改正案とは?

自由民主党県議団が提出する埼玉県虐待禁止条例の改正案の内容をご紹介します。

改正案は、新たに小学生以下の「児童の放置の禁止」を定め、3年生以下の子どもを放置しないよう義務付け、4年生以上については努力義務とするというもので、保護者や保育士、教諭などの「現に養護する者」に対して置き去りを禁じるとのことです。

罰則規定は設けず、「放置禁止」と条例に明記することで、「いま一度『子どもの放置はいけない』と注意喚起するのが狙いのひとつ」としているそうです。

みんなの反応・SNSの反応

埼玉県議会に小学生以下の子どもの放置禁止の条例改正案を提出へについてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。置き去りを防ぐシステムの義務化を求める声や、全国でやってほしい、条例の内容がよくわからないなどの声がありました。


本記事は、2023年10月22日時点調査または公開された情報です。
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