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信教を持つ親の元に生まれた「宗教2世」への対応をすすめる

厚労省「宗教2世」への虐待対応Q&Aを年内めどに作成へ(2022年11月16日情報)

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目次

「宗教2世」への虐待対応Q&A 「年内めどに作成」

信教を持つ親の元に生まれた「宗教2世」をめぐり、加藤勝信厚生労働相は2022年11月1日の参議院厚生労働委員会で、虐待の相談について児童相談所などで対応する際の留意点をまとめたQ&Aを年内をめどに作成し、通知すると述べたというニュースがありました。

そもそも、宗教2世の意味とは?

信教とは、宗教を信仰すること、また、信仰する宗教をいい、宗教2世とは、特定の宗教を信仰する親などの家族や宗教的集団の元で、その教えの影響を受けて育った子ども世代のことを指します。「カルト2世」または「2世信者」などと呼ばれることもあります。

宗教2世の人たちが、親の信仰心による多額の献金などにより、家庭が経済的に困窮したり、親が宗教活動にのめり込んで数か月姿を消したことによるネグレクト(育児放棄)を受けて苦しんでいることが当事者などによる証言で明らかになっています。

参考)「宗教2世」(2022年11月13日 (日) 07:20 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

参議院厚生労働委員会とは?

厚生労働委員会は、衆議院、参議院にそれぞれ置かれる常任委員会です。

厚生労働委員会が最初に置かれたのは、2001年(平成13年)1月31日に召集された第151回国会です。

衆議院参議院の厚生労働委員会はそれぞれの議院規則により所管が定められており、厚生労働省所管を対象としています(衆議院規則92条7号、参議院規則74条7号)。

具体的には、厚生労働の基本政策、社会保障制度、医療・公衆衛生、社会福祉・人口問題、労働、雇用等などで、委員会の委員は、議院において選任され、委員の選任は、すべて議長の指名によって行われます。

参議院厚生労働委員会の員数は25人で、委員長1名、理事5名が選出または指名されます。

参考)「厚生労働委員会」(2005年8月21日 (日) 21:19 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

宗教2世の問題について

宗教2世の問題として以下の内容がありました。


親により意思表示ができない幼い子供(赤ちゃん)の頃から特定の宗教に入信させられるなど親から特定の宗教の非常識な教義を押し付けられて苦しんでいるそうです。

その実例としては、「テレビの視聴を禁止する」、「漫画を読むことを禁止する」、「友人の誕生日会への参加を禁止する」、「異性との自由な恋愛を禁止する」、「他宗教の寺院や神社などに行くことを禁止する」、「クリスマスなどの他宗教の行事に参加することを禁止する」などの「親が子供の日常生活を極端に制限する」などの事例が挙げられます。

中には大学への進学や会社への就職などを妨げられて人権侵害されたケースや、教祖が命名した珍妙な名前を一生背負っているケースや、教祖の血が入っているとされているワインを無理矢理飲まされたケースなどもあるそうです。

また、その宗教団体から脱会できたとしても、親と縁を切ることになるため、保証人などが求められる就職や住まいの転居などの面で支障が出ることも多いとのことです。

しかし、地方自治体の窓口やホットラインに児童虐待や生活支援を相談しても、信教の自由が絡んでくることもあり、生活保護やドメスティックバイオレンス(DV)などとは異なる対応をされるケースが多く、「行政は宗教問題には介入できない」「家族のことはまず家族で話し合って」などと言われて門前払いとなったり、親から逃れる目的で転居先の住民票閲覧に制限を掛けるよう申請しても、「それは親子の問題だ」として拒否された事例もあるそうです。

参考)「宗教2世」(2022年11月13日 (日) 07:20 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

みんなの反応・SNSの反応

宗教2世についてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。厚労省いいね!から、もっとはやくや、もっと厳しくといった声がありました。

https://twitter.com/h2h2g2/status/1587317615407792128 https://twitter.com/GDoofSL4HFprtT0/status/1587340559882280960

本記事は、2022年11月17日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研編集部のMです!
世界の情報や日本の歴史・日本の政治についてなどのライター記事やオリジナル記事を配信します。

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