MENU

障害児預かる放課後デイ 制度開始から10年で事故4100件(2023年2月4日記事)

当ページのリンクには広告が含まれています。


目次

障害児預かる放課後デイ 制度開始から10年で事故4100件

2023年1月23日、障害がある子どもを放課後や休日に受け入れる「放課後等デイサービス(放課後デイ)」で、子どもの死亡や負傷などの事故報告が2012年度の制度開始以降、全国で少なくとも約4100件に上ることが読売新聞の自治体への調査でわかったというニュースがありました。

放課後等デイサービスとは?

放課後等デイサービスは平成24年4月に児童福祉法(昭和22年法律第164号)に位置づけられた新たな支援で、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいうそうです。

放課後等デイサービスの基本的な役割は、子どもの最善の利益の保障、共生社会の実現に向けた後方支援、保護者支援とのことです。

参考)厚生労働省のサイト:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000082829.pdf

放課後等デイサービスの事業所数

児童(人口7~17歳の人口)1,000人当たりの放課後等デイサービスの事業所数は、平成26年度から令和元年度にかけて、多くの都道府県で2倍以上となっているそうです。

令和元年度において一番多い沖縄県(2.06事業所)と、一番少ない新潟県(0.67事業所)では、3倍以上の事業所数の密度の開きがあるとのことです。

参考)厚生労働省のサイト:https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000801033.pdf

放課後児童クラブの事故報告

放課後児童クラブとは?

放課後児童クラブとは、小学校に就学している子どもで、保護者が就労により昼間家庭にいない子どもや、疾病、介護等により昼間家庭での養育ができない子どもを対象として、その放課後の時間帯において子どもに適切な遊び及び生活の場を提供し、子どもの「遊び」及び「生活」を支援することを通して、その子どもの健全育成を図ることを目的とする事業です。

放課後児童クラブでの事故

放課後児童クラブでの事故について、厚生労働省のレポートよりご紹介します。

負傷等の内容は、骨折が大多数を占め、負傷した児童の学年は、1年生が最も多く、学年が上がるにつれ少なくなっています。

死亡事例が1件あり、下校途中クラブに向かう際に、右折してきた車が歩道を歩いていた児童の列に突っ込み児童が車の下敷きになるというものでした。


(2)負傷等の内訳

内訳 骨折 歯の破折 打撲・ねんざ 死亡 その他 合計
件数 182件 12件 23件 1件 9件 227件
割合 80.2% 5.3% 10.1% 0.4% 4.0% 100%

(3)学年別

学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 合計
件数 87人 64人 55人 16人 4人 1人 227人
割合 28.2% 38.3% 24.2% 7.0% 1.8% 0.4% 100%

参考情報:事故の主な内容 (2012年(平成24年)11月9日の厚生労働省のレポートより)

みんなの反応・SNSの反応

放課後デイサービスの事故についてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。利用者の増加でスタッフが足りず事故になったのではや専門的な知識が必要、新設されているけど事故が増えるのではなどといった声がありました。

https://twitter.com/marie_teacher_/status/1618564144818491392 https://twitter.com/mizuhanotweet/status/1618235109634904065

本記事は、2023年2月6日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員総研編集部のMです!
世界の情報や日本の歴史・日本の政治についてなどのライター記事やオリジナル記事を配信します。

コメント

コメントする

目次