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「国家公務員総合職(教養区分)」の採用試験の日程や内容(平成29年度)

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国家公務員総合職(教養区分)は、既存の試験区分以外のさまざまな専攻分野の学生や外国の大学の卒業者など、多様な有為の人材確保に資するよう、企画立案に係る基礎的な能力の検証を重視した試験の区分です。

専門試験がなく、幅広い教養や専門的知識を土台とした総合的な判断力、思考力を判定するための「総合論文試験」、企画力、建設的な思考力及び説明力などを判定するための「企画提案試験」を課すこととしており、特に企画提案試験については事前の準備が必要です。

目次

「国家公務員総合職(教養区分)」は秋の試験日程です

受付期間が、8月3日(水)9:00~8月22日(月)でインターネットから申し込みます。第一次試験が9月25 日(日)、第二次試験が11月8日(火)~11月16日(水)(第一次試験の合格通知にて指定する連続した2日間)、最終合格発表日は12月9日(金)です。

第一次試験地は東京都、大阪市で、第二次試験地はさいたま市、東京都、大阪市です。

第一次試験の内容について

総合論文試験は、幅広い教養や専門的知識を土台とした総合的な判断力、思考力についての筆記試験です。Ⅰ部は政策の企画立案の基礎となる教養・哲学的な考え方に関するもの1題、Ⅱ部は具体的な政策課題に関するもの1題で、試験時間は4時間、配点比率は8/28です。

基礎能力試験(多肢選択式)は公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験です。Ⅰ部は知能分野(文章理解8、判断・数的推理(資料解釈を含む。))16、試験時間は2時間、配点比率は3/28です。Ⅱ部は知識分野(自然10、人文10、社会10(※時事を含む。))、試験時間は1時間30分、配点比率は2/28です。

第二次試験は小論文とプレゼン!

企画提案試験は企画力、建設的な思考力及び説明力などについての試験です。Ⅰ部は小論文(課題と資料を与え、解決策を提案させる)で、試験時間は2時間です。Ⅱ部はプレゼンテーション及び質疑応答(小論文の内容について試験官に説明、その後質疑応答を受ける)で、試験時間は概ね1時間程度です。Ⅰ部、Ⅱ部共に配点比率は5/28です。

政策課題討議試験は課題に対するグループ討議によるプレゼンテーション能力やコミュニケーション力などについての試験です。6人1組のグループを基本として実施します。レジュメ作成(20分)→個別発表(1人当たり3分)→グループ討議(45分)→討議を踏まえて考えたことを個別発表(1人当たり2分)で、試験時間は概ね2時間程度、配点比率は4/28です。

人物試験は人柄、対人的能力などについての個別面接(配点比率6/28)を行います。

英語試験について

英語の能力の程度に応じて加算されます。

総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)の全ての試験区分において、試験実施年度の4月1日から遡って5年前の日以後(平成28年度試験については、平成23年4月1日以後)に受験したTOEFL(iBT)、TOEIC(公開テストに限る。)、IELTS、実用英語技能検定(英検)の4種類の英語試験のスコア等を有する受験者には、最終合格者決定の際に、スコア等に応じて、総得点に15点又は25点が加算されます。


内容は下記の通りです。

▼25点加算:
・TOEFL(iBT) 80以上
・TOEIC 730以上
・IELTS 6.5以上
・英検1級又は準1級

▼15点加算
・TOEFL(iBT) 65以上80未満
・TOEIC 600以上730未満
・IELTS 5.5以上6.5未満

採用予定人数について

内閣府、警察庁、金融庁、公安調査庁、外務省、国税庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省共に4名以下の採用予定と発表されています。

本記事は、2017年7月1日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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