公務員の魅力って何だろう? イマイ先生に質問(1)

公務員試験合格アドバイザー「イマイ」先生が公務員試験や公務員に関する質問に回答するコーナーです。

第一回目のテーマは「公務員の魅力って何ですか?」についてメリットや考え方について回答いただきました。


質問「公務員の魅力って何ですか?」

「公務員になりたい」という人は多いかと思いますが、その魅力についてじっくり考えたことのある人は少ないかもしれません。

今回は、現役公務員の立場から公務員の魅力をご紹介いたします。

魅力その1:安心して働くことができる

安心ポイントその1「給料」

公務員の魅力として、多くの人が思い浮かべるのが待遇面、特に「給料」ではないでしょうか。

民間企業と異なり景気に左右されることが無いので、非常に安定していると言えますね。また、遅配になることもありませんし、昇給もある程度は保証されています。

超過勤務手当も(予算の許す限り)必ず支給されますので、安心して働くことができるのです。(本来は民間企業でも当然のことなんですけどね…)

安心ポイントその2「ボーナス」

「ボーナス」の金額は、民間企業の前年支給実績を基本として決定されます。

多くの場合は6月と12月の2回に分けて支払われ、金額は大体月々の給料の4ヶ月分程度でしょうか。

「ボーナス」の内訳は、期末手当と勤勉手当となっており、期末手当は一時的な生活費の増に対する手当、勤勉手当は業務に対する報奨といった意味合いがあります。

「ボーナス」がなくなるということはほぼありえませんので、ローンなどの支払計画が立てやすいと言えますね。

安心ポイントその3「勤務時間・休日」

「勤務時間」は原則として7時間45分となっており、事務職の場合、8時30分から17時までの勤務が多いです。

また、暦通り土・日・祝日は「休日」となります。(年末年始は、12月29日~1月3日までがお休みです。)もちろん、業務によっては休日出勤となることもありますが、条件を満たせば必ず代休がとれますし、代休を取りきれなかった部分に関しては、超過勤務手当が支払われます。


「有給休暇」についても、上司や同僚の目を気にせず取得することができますし、夏季休暇や冬季休暇、結婚休暇といった制度も整えられています。

実は「実力主義」

学歴は関係ない

イメージと違うかもしれませんが、公務員は、採用の段階から昇進にいたるまで、全て実力本位で決定されます。

日頃の業務を評価され、評価の高い人から出世していくという非常にシンプルな制度となっているのです。もちろん、学歴も関係ありません。

男性でも女性でも出世できる

男女雇用機会均等法などの法律がありながらも、実際にそれを守っている民間企業は少ないのではないでしょうか。

法律を司る公務員が、法律を守らないわけにはいきませんので、職場としてあからさまに法律を無視するようなことはありません。

また、産休や育休などの整備も進んでおり、復帰後の差別的取り扱いも少ないといえるでしょう。(実際、私の上司も3人の子どもを育てた女性です。)

女性が活躍することについては、理想的な職場と言えると思います。

地味な仕事だけじゃない!

事務作業ばっかりだと思っていませんか?

公務員って、毎日パソコンに向かって事務作業をしているだけでしょ?

そんなイメージを持たれている方もいるかもしれません。

確かに、そういう仕事ばかりの部署もありますが、それは本当にごく一部です。(私が今働いている部署はそんな感じです…。)

以前の記事(市役所にはどんな仕事があるの?)にも書いたとおり、市役所だけでもこれだけの仕事があるのです。

公務員=デスクワークのイメージでは、もったいないですよ!

「ありがとう」と言われる仕事

公務員の仕事は、「人」に密着したことが非常に多いです。そもそも、公務員は国民や県民、市民の暮らしを支えるために存在するのですから当然ですよね。

特に、市役所というのは非常に市民に近い窓口ですので、多くの人と出会う機会があります。厳しい言葉を投げかけられることもあるのですが、直接「ありがとう」と声をかけられると、この仕事を選んでよかったなと思えます。

100年先を見据えた仕事も!?

地図に残る仕事、それをしているのは建設会社だけでしょうか?


これからの街の行く末を決められるのも、公務員の仕事の醍醐味です。多くの人の声を聞き、それをまちづくりに反映していくのも、公務員の仕事です。民間企業でこんなことをできる会社は一部の大企業に限られてしまいますよね。

公務員には、民間企業ではできないほどスケールの大きな仕事をできる可能性があります。

50年後、この街は自分が作ったんだと言える。これほどやりがいのある仕事はないのではないでしょうか。

他にもこんなメリットが!?

意外と服装が自由!

会社勤めだと、服装の規定があったり、制服があったりなどということがあるかもしれません。基本的に、公務員にはそういったものがない場合が多いです。男性でも髪を染めたり、パーマを掛けたりしている人が多いんですよ。

市民の方々や取引先に不快感を与える格好はNGですが、ある程度自由なファッションができるのは魅力といえるのではないでしょうか。

まとめ – 公務員総研編集部から

いかがでしたでしょうか?

今回は、「公務員の魅力」について、現役公務員の立場から様々な面についてご紹介させていただきました。

意外と服装が自由ってところが、意外でした!

それでは次回もお楽しみに!

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本記事は、2018年11月19日時点調査または公開された情報です。
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