【高卒向け国家公務員試験】平成30年度「国家一般」”高卒者”の試験日程

平成30年度「国家公務員一般職」高卒者採用試験日程のお知らせです。

国家公務員一般職は略して「国家一般」と言われ、大卒者程度試験、高卒者試験、社会人試験があります。試験区分が複数あり、中央官庁だけでなく、各地域の出先機関で採用があるのが特徴です。ここでは、高卒者試験について記載します。


国家公務員・地方公務員ともにさまざまな職に応じて、採用試験が用意されています。

本ページでは、事務処理等の業務に従事する係員の「国家公務員」一般職(高卒者試験)について解説します。

国家一般(高卒者試験)の採用試験について

国家公務員採用試験の国家公務員一般職の高卒者試験についてです。

国家一般(高卒者試験)採用試験の区分について

平成30年度の試験区分については、事務(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)、技術(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)、農業土木、林学があります。

この中で、複数の区分を受験することはできず、第一次試験が同日の「国家公務員一般職(社会人試験)」と「税務職員採用試験」も併願することはできません。

試験区分の農業区分について、平成30年度は休止されています。

国家一般(高卒者試験)の受験資格について

受験資格には、日本国籍を有する者で、平成31年3月までに高校・中等教育学校を卒業する見込みの者、もしくは卒業から2年経っていない者という条件があります。

第二次試験の際に、上記受験資格の証明書の提出が必要となります。

国家一般(高卒者試験)の日程・内容について

<応募受付期間>

申込方法はインターネットのみです。
受付期間は、2018年6月18日(月)9:00~6月27日(水)です。当日の受信有効です。

<第一次試験の日程・内容>「区分:事務」

試験区分が事務の一次試験日程・内容についてです。

▼試験科目:
>「基礎能力試験(多肢選択式)」
この試験は、公務員として基礎的な能力についての筆記試験です。問題は、知能分野から20題、知識分野から20題出題され、合計40題解答します。


>「適正試験(多肢選択式)」
この試験は、解答するスピードや正確性についての筆記試験です。問題数は120題です。

>「作文試験」
この試験は、課題に対する理解力や文章の表現力についての筆記試験です。問題数は1題必須解答です。

▼試験日:2018年9月2日(日)

▼合格発表日:2018年10月4日(木)9:00

<第一次試験の日程・内容>「区分:技術、農業土木、林業」

試験区分が技術、農業土木、林業の一次試験日程・内容についてです。

▼試験科目:
>「基礎能力試験(多肢選択式)」
この試験は、公務員として基礎的な能力についての筆記試験です。問題は、知能分野から20題、知識分野から20題出題され、合計40題解答します。

>「専門試験(多肢選択式)」
この試験は、職務に必要な専門知識についての筆記試験です。問題数や出題分野は試験区分で異なります。

【区分:技術】
問題数は100題で、数学・物理・情報分野から必須問題20題が出題され、選択Aは電気・情報分野、選択Bは機械系分野、選択Cは土木系分野、選択Dは建築系分野の4つの選択群(各20題)から1つを選択し、合計40題解答します。

【区分:農業土木】
問題数は、40題必須解答です。出題分野は農業土木設計、農業土木施工、水循環、測量、農業と環境・農業情報処理です。

【区分:林業】
問題数は、40題必須解答です。出題分野は、森林経営、森林科学、測量、林産物利用・植物バイオテクノロジー、農業と環境・農業情報処理です。

▼試験日:2018年9月2日(日)

▼合格発表日:2018年10月4日(木)9:00

<第二次試験の日程・内容>全区分共通

▼試験種目:「人物試験」
この試験は、人物や対人的能力についての個別面接です。

▼試験日:2018年10月10日(水)~10月19日(金)

▼最終合格者発表日:2018年11月13日(火)9:00


国家公務員採用試験説明会やセミナーについて

人事院各地方事務局(所)や各府省は、国家公務員の仕事内容、採用試験の仕組み等に関して、全国各地で様々な説明会、セミナーを開催しています。それらの年間スケジュールや実施の様子などが人事院のサイトに掲載されています。この他にも、採用試験や国家公務員についての情報が説明されています。ぜひご覧ください。

>人事院サイト:説明会・セミナー年間スケジュール
http://www.jinji.go.jp/saiyo/event/calendar.htm

>人事院サイト:地方事務局イベント情報
http://www.jinji.go.jp/saiyo/event/event2.htm

まとめ -採用予定人数

いかがでしたか?

最後に、平成30年度国家一般職(高卒者試験)試験採用予定数についてご案内します。

事務区分の採用予定人数は、北海道地域が約30名、東北地域が約30名、関東甲信越地域が約630名、東海北陸地域が約55名、近畿地域が約65名、中国地域が20名、四国地域が約10名、九州地域が約75名、沖縄地域が約20名です。

技術区分の採用予定人数は、北海道地域が約20名、東北地域が約15名、関東甲信越地域が約130名、東海北陸地域が約20名、近畿地域が約10名、中国地域が10名、四国地域が約10名、九州地域が約25名、沖縄地域が若干名です。

農業土木区分の採用予定人数は約30名、林業区分の採用予定人数は約20名と発表されています。

ただし、採用予定数は変動することがありますので、留意ください。変動があった場合には、6月上旬に別途発表されます。

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本記事は、2018年6月27日時点調査または公開された情報です。
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