福島市が「ノーモア メガソーラー宣言」(2023年11月4日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「福島市が「ノーモア メガソーラー宣言」」についてです。


福島市が「ノーモア メガソーラー宣言」

2023年9月30日、福島市は「ノーモア メガソーラー宣言」をしたという内容について、X(ツイッター)に投稿がありました。

福島県福島市とは?

福島県福島市は、福島県中通りの北部に位置する市で、福島県の県庁所在地であり、中核市、保健所政令市、中枢中核都市に指定されています。

温泉とくだものが豊富で人口およそ28万人を擁し、古くは養蚕と阿武隈川の舟運で栄えた小さな城下町です。西にそびえる吾妻小富士の山肌に雪形として現れる「吾妻の雪うさぎ」は春の訪れを告げる福島の春の風物詩で、吾妻山、阿武隈高原に囲まれた福島盆地は果物の生産が盛んで、西部を走るフルーツライン沿いには観光果樹園や直売所が点在し、1年中みずみずしい果物を楽しむことができるフルーツ王国です。

参考)福島県福島市のサイト:https://www.city.fukushima.fukushima.jp/index.html

メガソーラーとは?

メガソーラーは、発電規模が1,000kW以上の太陽光発電システムを指し、未利用の広大な土地などに設置する、大規模な発電容量を持った産業用の発電設備をいいます。設置するためには数ヘクタールの広大な土地が必要となるそうです。

太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法で、日本における導入量は、近年着実に伸びており、2016年度末累積で3,910万kWに達し、太陽光発電導入の実績では、中国、ドイツとともに世界をリードしているとのことです。

参考)資源エネルギー庁のサイト:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/solar/index.html

福島県福島市のノーモア メガソーラー宣言とは?

2023年(令和5年)8月31日の福島市の市長定例記者会見で、大規模な太陽光発電施設の設置に対する現状や課題を踏まえ、福島市の方針・意思表示として「ノーモア メガソーラー宣言~地域共生型の再エネ推進の決意を込めて~」を行ったそうです。

福島市によると、出力1メガワット以上のメガソーラーは未完成も含め、2023年8月現在で市内に26施設あり、山間部では多くが斜面に設置され、森林伐採で土壌が保水機能を失い、過去には大雨で法面が崩落し、土砂が流出するなどの被害も出ているとのことです。

条例での規制も検討したが「法の仕組み上、効果が乏しい」と判断し、宣言で市の考えを明確に示すことにしたそうです。

出典)福島県福島市のサイト:https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/no-more-mega-solar.html

参考)福島県福島市のサイト:https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/no-more-mega-solar.html


みんなの反応・SNSの反応

福島市が「ノーモア メガソーラー宣言」についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。大いに支持するや日本全国にひろまってほしい、素晴らしいなどの声がありました。

本記事は、2023年12月3日時点調査または公開された情報です。
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