辺野古「代執行」訴訟で国勝訴(2023年12月27日情報)



辺野古「代執行」訴訟で国勝訴

2023年12月20日、アメリカ軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、防衛省による地盤改良工事の申請を国が県に代わって承認する「代執行」に向けた訴訟で、福岡高裁那覇支部は、沖縄県に承認を命じる判決を言い渡したというニュースがありました。

アメリカ軍普天間基地とは?

普天間基地は、沖縄県宜野湾市にあるアメリカ海兵隊の基地で、この基地は、第二次世界大戦中にアメリカ軍によって建設されました。現在、基地移設問題が議論されており、周辺住民からの反発も強いです。

基地の所在地は、宜野湾市の中心部に位置しており、周辺には住宅地が密集していて、基地の機能としては、アメリカ海兵隊のほとんどの航空機を支援できる機能を備えており、ヘリコプター部隊を中心に配備されています。

基地名は普天間航空基地(MCAS FUTENMA)で、一般的には普天間基地(ふてんまきち)と呼称されています。

参考)MCAS Futenmaのサイト:https://www.mcasfutenma.marines.mil/(英語)

沖縄県名護市辺野古とは?

辺野古は、沖縄県名護市にある米軍基地の新設計画が進んでいる地域で、この基地は、普天間基地の代替施設として建設される予定で、アメリカ軍のヘリコプター部隊を中心に配備される予定です。

しかし、この基地建設には、周辺住民からの反発が強く、多くの抗議活動が行われていて、また、辺野古は、豊かな自然が残る地域であり、多くの生物種が生息していることから、環境保護団体からも反対の声が上がっています。

参考)沖縄県名護市のサイト:https://www.city.nago.okinawa.jp/kurashi/2018083000044/

代執行(行政代執行)とは?

国が都道府県に委ねた事務について知事が管理や執行を怠った場合に、国が代わりに処理する手続きを行政代執行といいます。

行政代執行は、法律等により直接命ぜられた行為、又は法律等に基づき行政庁により命ぜられた行為のうち、他人が代わってなすことのできるもの(代替的作為義務)に対して行われます。代執行に要した費用は、実際に要した費用の額及びその納期日を定め、義務者に対し、文書をもってその納付を命じなければならないとのことです。

参考)法令検索のサイト:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000043


辺野古代執行、沖縄県が上告

2023年12月27日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡る代執行訴訟判決で、福岡高裁那覇支部から大浦湾側の設計変更を承認するよう命じられた判決を不服として、沖縄県の玉城デニー知事は、最高裁へ上告したと発表したというニュースがありました。

みんなの反応・SNSの反応

辺野古「代執行」訴訟についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。玉城デニー知事への批判の声が多くありました。

本記事は、2023年12月30日時点調査または公開された情報です。
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