奈良県五條市の広域防災拠点について「水の泡」「納得できない」などの声
2024年2月、奈良県五條市の広域防災拠点に県が大規模な太陽光発電施設=メガソーラーの整備などの方針を示していることをめぐり、2024年2月21日に開かれた県議会の特別委員会で「検討が不十分だ」といった意見が出されたというニュースがあり、「知事は真面目に選ばないとね」という投稿がX(ツイッター)にありました。
奈良県五條市とは?
奈良県五條市は、奈良県南西部に位置する市で、南和地域の中心都市です。吉野川(和歌山県では紀の川)流域にあり、大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として重要視されてきました。金剛山と吉野連山に囲まれ、市街から少し離れると急坂が多くなります。
また、奈良県五條市は歴史的な出来事でも知られていて、幕末には天誅組の乱が起こり、明治維新の先駆けとなる出来事がこの地で起きました。
参考)奈良県五條市のサイト:https://www.city.gojo.lg.jp/index.html
メガソーラーとは?
メガソーラーは、発電規模が1,000kW以上の太陽光発電システムを指し、未利用の広大な土地などに設置する、大規模な発電容量を持った産業用の発電設備をいいます。設置するためには数ヘクタールの広大な土地が必要となるそうです。
太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法で、日本における導入量は、近年着実に伸びており、2016年度末累積で3,910万kWに達し、太陽光発電導入の実績では、中国、ドイツとともに世界をリードしているとのことです。
参考)資源エネルギー庁のサイト:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/solar/index.html
奈良県五條市の大規模広域防災拠点とは?
奈良県は南海トラフ巨大地震などへの対応として、滑走路を備えた大規模広域防災拠点を五條市に整備する計画でした。
2023年、就任した山下知事は計画を見直し、2024年度、24億9000万円余りの予算執行を中止しました。山下知事は2024年1月24日、会見を開き、取得した用地うちの25ヘクタール以上を使って関西最大級の太陽光発電施設を整備する考えを明らかにしました。
参考)奈良県のサイト:https://www.pref.nara.jp/65482.htm
みんなの反応・SNSの反応
五條市の広域防災拠点についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。奈良県、どうなってるの?という声が多くありました。
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