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「北海道」の「呼吸器内科で働く看護師」の仕事内容・給料レポート

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呼吸器内科で働く看護師


目次

はじめに

「北海道」の「呼吸器内科」で働く看護師(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:看護師(呼吸器内科勤務)
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:看護免許、保健師免許、養護教諭第2種免許、普通自動車免許

「呼吸器内科で働く看護師」を目指した理由

祖母が助産師、母親が看護師でした。幼い頃から女性が資格を持つ職業に着くことの重要性を説かれて育ったため、看護大学へ進みました。

「呼吸器内科で働く看護師」の仕事内容について

呼吸器内科で働く看護師の仕事内容は、主に肺がん患者さんをはじめとする呼吸器疾患患者さんの化学療法や手術前後の入院を支えることと、ターミナルケアでした。

肺がんはタイプにもよりますが、がんの中でも特に致死率が高い疾患です。確定診断に至るまでの精神面でのサポートや化学療法の際の看護、ターミナル期の看護がメインでした。

その他間質性肺炎の急性増悪や、肺気腫などの慢性閉塞性呼吸器疾患の患者さんの看護を行っていました。中には若い患者さんもいますが、ほとんどは老年期にある患者さんがメインの病棟です。内科でもあったため、積極的な治療は化学療法ぐらいで、転移のある患者さんも多く、病院内では最も致死率の高い病棟でした。

医師の補助としては、気管支鏡や胃カメラ、気管支洗浄などの検査の介助がありました。手術や処置で忙しい、といったことはありませんでしたが、患者さんの精神面をサポートしたり、疼痛の緩和を図ること、苦痛を少しでも和らげることなどが必要とされていました。

「呼吸器内科で働く看護師」の1日の仕事の流れ

日勤の場合

7時半 徒歩で病院へ
8時 点滴詰め、注射の確認、準備
8:15 申し送り
9:00 業務開始
10:00 検温
11:00 担当患者さんの処置(清拭や洗髪、入浴など)、レントゲンや検査の介助
12:30 お昼休憩(60分)
13:30 記録
14:00 担当患者さんの処置
15:00 検温、記録
16:00 申し送り
16:45 記録、業務終了

準夜勤の場合

15:30 徒歩で病院へ
15:50 点滴詰め、注射の確認、準備
16:00 申し送り 17:00 配膳
18:00 検温
19:00 記録、夜間の処置がある患者さんの対応
20:00 消灯、見回り
21:00 記録、見回り
23:00 見回り、記録
24:00 申し送り

深夜勤の場合

23:30 徒歩で病院へ
24:00 申し送り
1:00 見回り、点検、適宜ナースコール対応
3:00 見回り
5:30 寝たきり患者の検温開始
6:00 起床、検温
7:00 記録
8:15 申し送り

「呼吸器内科で働く看護師」の給料・残業・有給休暇について

結核病棟があったため、危険手当があり、他の科よりも3万円程度多くもらっていました。 残業は遅くなることはありませんでしたが、10分単位でこまめにつけることが可能でした。

ボーナス100万程度、月給は35万程度だったでしょうか。年収は500万台後半だったと思います。


有給休暇はノートがあって、事前申告性で早いものがちという感じでした。有給もとれる雰囲気で特に問題はなかったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

致死率の高い病棟であり、ターミナル期の患者さんや重症患者さんが多く、とても重苦しい空気の病棟でした。

毎週のように患者さんが亡くなるので、入職してから数年目には最初に関わっていた患者さんのほとんどが亡くなっており、必要とされる職業であると頭ではわかっているつもりでも、やりきれないものがありました。

自分の努力でどうにかなるようなことではありませんでしたが、病気が良くなっていく患者さんをあまり見られないことは辛かったです。

この仕事や職場でよかったこと

地方公務員のため、ボーナスが6月と12月のほか3月にもあり、9月には暖房手当も出るため、3ヶ月に1度は臨時収入がありました。 給料も他の病院の看護師に比べて高かったように思います。結核病棟があるため危険手当がついてさらに高くなっていたのも原因です。

年数を経るごとに給料は上がっていったので、そのまま残っていたら退職時には相当な退職金は出ただろうと思います。保育園も隣に専用の園がありましたし、有給休暇も取りやすく、とても安定した職業だったと思います。

「呼吸器内科で働く看護師」の仕事エピソード

同年代の看護師が居なくて孤独感がありました。通常病棟は若い看護師ばかりのところもありますが、私がいた病院は年配から若手までまんべんなく所属していました。

私が配属になった科は1期上の先輩が10歳上で同期はなく、他の病院に行った友人たちとは違い、相談相手もなく寂しい思いをしました。

特別感動するような出来事はありませんでしたが、自分が患者さんを日々観察しているように、患者さんも看護師を観察しているんだな、と思うような声かけを受けることもあり、日々の患者さんたちとのやり取りは心の支えになっていました。

ターミナル期の看護なのでセデーション直前の人たちは目が離せませんし、ナースコールも多く、慢性呼吸器疾患患者さんは高齢の方も多かったので、痴呆の対処など人数の少ない夜間の対応は大変だったと記憶しています。

肺がんでターミナルの方が既に立てない状態だったのにあまりの苦しさに立ち上がり、尿管抜去していたり、ベッドから転倒する方も居て、夜勤の時に手が回らず大変な思いをしました。

「呼吸器内科で働く看護師」の職場恋愛について

大学病院だったので看護師とドクターの結婚事例は多かったと思います。

当時はまだ研修医が大学内にいましたので、ナース1年目とドクター1年目は同じように苦労を繰り返して成長していきますので、距離は近くなります。病棟単位の宴会も多く、若手はグループに成って芸をさせられたりするので、仲良くなって付き合うのは特に珍しいことではなかったです。

その他では、院内の放射線科の技師さんたちに声を掛けられて飲みに行ったり、上の方のドクターなどにもよく食事に連れて行ってもらっていました。組合活動などもあり、出会いは色々あったとは思います。

プライベートは皆さん様々なので、学生の時の付き合いの延長や、新しく出掛けた先での出会いなど個々の活動範囲によると思います。


まとめ ー「呼吸器内科で働く看護師」を目指す方へメッセージ

看護師は体力的にも精神的にもきつい仕事ですが、結婚子育てなどのブランクを経た後でも再就職にとても強い職業です。

本記事は、2019年11月19日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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