はじめに
資格の時代と言われていますが、多岐にわたる資格の中でも看護師は、資格を存分に生かせる手堅い職業です。就職先も多く、求人も豊富にあります。さらに安定を求める方は、地方公務員の看護師を希望される方も多いでしょう。
今回は、その看護師でも、「地方公務員」としての「看護師」になるには、どうすれば良いかを解説いたします。
そもそも、地方公務員の看護師ってどういうこと?
地方公務員の看護師とは、国家資格である看護師の免許をもち、地方自治体に所属し、働くということです。
地方公務員の看護師は、都道府県や市区町村が運営する医療施設に勤務することになります。
公立病院や公立診療所、保健所や保健センター、公立の保育所または幼稚園、公立の看護専門学校が主な勤務先となります。
なお、国家公務員の看護師もあり、この場合は、自衛隊、国立ハンセン病療養所、厚生労働省、宮内庁病院、それぞれ特徴のある特殊な勤務先になります。公務員の看護師の採用試験は、一般的な行政・事務の公務員試験とは別で専門で採用試験が実施されます。当然、国家資格である「看護師」の免許をもっていることが採用試験の受験資格になります。
採用試験・求人数についてですが、看護婦の求人は豊富と冒頭でお伝えしましたが、公務員の看護師となると、民間に比べ求人は少なくなります。地方自治体によりますが、春の3月から6月に、次年度4月入職の看護師を募集することが多いです。
新卒者ですと、学校から案内がある場合も多く探しやすいですが、転職を考えている方の場合は自分でマメにチェックすることが必要です。
気になる「地方公務員試験」の内容は?
試験は各地方自治体によって決められていますが、知識を確認する教養試験みたいなものはなく、小論文(作文)試験、面接(人物試験)、適性試験で実施されているところが多いようです。(すでに国家資格である看護師免許をもっているためでしょうか。)
小論文は、看護に関するテーマが多いです。様々なテーマで練習して対策をしましょう。
面接は、民間とほとんど相違ないでしょう。ただ、民間ではなくなぜ公務員を希望するのかというところは大切ですので、志望動機、やりたいこと、熱意をきちんと伝えられるように対策をしましょう。転勤を希望していない場合には、転勤の有無は事前に確認することを大事です。
まとめ
基本的に地方公務員として看護師で働くことは、業務だけでなく、なんといっても給与手当がしっかりしている、休日がきちんととれるなどのメリットで、安定性と長く続けられそうなところでしょうか。
もしなりたい方は、該当の地方自治体の求人募集を見逃さないこと、試験である小論文、面接対策をしっかりすることで、その道に近づくことでしょう。
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