法務省専門職員(人間科学)の給料について
法務省専門職員は、矯正心理専門職区分・法務教官区分・保護観察官区分の3つの採用区分があり、それに応じて、給与の基準も変わります。
矯正心理専門職区分・法務教官区分の給与は、国家公務員 公安職俸給表(二)に基づいて計算されます。これは、一般の国家公務員に適用される行政職俸給表(一)に比べて12%程度給与水準の高いものです。
保護観察官区分の給与は、一般の国家公務員に適用される「国家公務員 行政職俸給表(一)」に基づいて計算されます。
月の給与は、給料(基本月給=俸給表の俸給月額)と各種手当(地域手当や扶養手当など)の合計値です。毎月「税金」と「社会保険」は、民間企業と同じく、給与から差し引かれます。
法務省専門職員(人間科学)の初任給例(平成28年度実績)
法務省専門職員 矯正心理専門職員区分と法務教官区分の初任給は、東京都特別区内勤務の場合で、月240,960円です。地域手当の支給されない地域へ勤務する場合は、月200,800円です。法務教官区分に社会人で採用され、東京都特別区内勤務の場合、月256,000~291,000円です。(採用前の経歴によります。)
保護観察官区分の初任給は、東京都特別区内勤務の場合で、月212,040円です。地域手当の支給されない地域へ勤務する場合、月176,700円です。
公安職俸給表(二)の平均給与データと年収例
法務省専門職員(人間科学) 矯正心理専門職区分と法務教官区分が該当する公安職俸給表(二)の職員は、平均年齢 41.1 歳で、平均経験年数 19.5年、平均給与月額406,808 円、平均年収は、約650万円(※1)です。
平均給与月額の内訳(平均金額)は、下記の通りです。
・俸給 341,550 円
・地域手当等 31,316 円
・俸給の特別調整額 9,336 円
・扶養手当 12,002 円
・住居手当 5,471 円
・その他の手当 6,863 円
※1:平均年収は、公務員総研の予測概算値です。月給与の12ヶ月分とボーナスは、おおよそ月給与4ヶ月分を仮に計算して、算入しています。
行政職俸給表(一)の平均給与データと年収例
法務省専門職員(人間科学) 保護観察区分が該当する行政職俸給表(-)の職員は、平均年齢 43.6 歳で、平均経験年数 22年、平均給与月額410,984円、平均年収は、約657万円(※1)です。
平均給与月額の内訳(平均金額)は、下記の通りです。
・俸給 331,816 円
・地域手当等 41,583 円
・俸給の特別調整額 12,316 円
・扶養手当 11,387 円
・住居手当 5,471 円
・その他の手当 8,411 円
※1:平均年収は、公務員総研の予測概算値です。月給与の12ヶ月分とボーナスは、おおよそ月給与4ヶ月分を仮に計算して、算入しています。
法務省専門職員(人間科学)の福利厚生
法務省専門職員(人間科学)の福利厚生は下記の通り、案内されています。
▼諸手当
地域手当のほか、扶養手当住居手当、通勤手当が支給され、いわゆるボーナスとして期末手当・勤勉手当一年間に俸給等の約4.2か月分が支給されます。
▼就業時間
1週当たりの勤務時間は、38時間45分(週休2日制)です。矯正心理専門職区分から採用された法務技官(心理)は、1日7時間45分の勤務を行う場合と交替制勤務(昼間勤務と昼夜勤があります。)を行う場合があります。法務教官は、主として交替制勤務(昼間勤務と昼夜勤があります。)に従事します。保護観察官は、1日7時間45分勤務です。(ただし、配属庁によっては宿直勤務があります。)
▼福利厚生
国家公務員は、通常、国家公務員等共済組合に加入することになります。
注釈 平均給与データと年収例について
※全俸給表の平均経験年数には、特定任期付職員及び任期付研究員は含まれていません。
※平均給与月額の内訳のその他の手当は、本府省業務調整手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等が該当します。
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