外交のスペシャリスト公務員「外務省専門職員」の初任給や年収について

外務省の国家公務員専門職の「外務省専門職員」の平均の月給料や年収モデル、参考初任給について解説します。いわゆるスペシャリスト外交官である彼らの平均給与月額だけでなく、平均年齢や平均勤続年数についてもまとめています。


外務省専門職員の給料について

スペシャリスト外交官として外交の最前線で活躍する国家専門職「外務省専門職員」の給与は、国家公務員 行政職俸給表(一)に基づいて計算されます。

月の給与は、給料(基本月給=俸給表の俸給月額)と各種手当(地域手当や扶養手当など)の合計値です。毎月「税金」と「社会保険」は、民間企業と同じく、給与から差し引かれます。

外務省専門職員の初任給例(平成29年4月1日)

外務省専門職員の初任給は、月213,840円です。

行政職俸給表(一)の平均給与データと年収例

外務省専門職員が該当する行政職俸給表(一)の職員は、平均年齢 43.6 歳で、平均経験年数 22年、平均給与月額410,984円、平均年収は、約657万円(※1)です。

平均給与月額の内訳(平均金額)は、下記の通りです。
・俸給 331,816 円
・地域手当等 41,583 円
・俸給の特別調整額 12,316 円
・扶養手当 11,387 円
・住居手当 5,471 円
・その他の手当 8,411 円

※1:平均年収は、公務員総研の予測概算値です。月給与の12ヶ月分とボーナスは、おおよそ月給与4ヶ月分を仮に計算して、算入しています。

外務省専門職員の福利厚生

外務省専門職員の福利厚生は下記の通り、案内されています。

▼諸手当
扶養手当、住居手当、通勤手当、残業手当、 期末手当、勤勉手当(ボーナス)
▼就業時間
7時間45分/日
▼休日
土曜日、日曜日、祝日
▼休暇
年次休暇(年20日・初年は15日)、 病気休暇、特別休暇(夏期・結婚・出産・忌引・ボランティア等)、 育児休業、介護休暇等
▼勤務地
在外研修終了後は、研修国の在外公館で勤務するか、あるいは研修語を国語(または通用語)とする別の国にある在外公館で勤務することとなります。
能力、適応性、勤務成績、本人の希望等を総合的に考慮し、 配属先が決定されます。おおむね2~3年ごとに異動があるため、多様な視点から自分の専門性を発展させながら勤務することができるほか、異なる部署での勤務を通じ、新たな専門分野を発掘することも可能です。

注釈 平均給与データと年収例について

※全俸給表の平均経験年数には、特定任期付職員及び任期付研究員は含まれていません。
※平均給与月額の内訳のその他の手当は、本府省業務調整手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等が該当します。

本記事は、2017年5月21日時点調査または公開された情報です。
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