「短期・独学」で大丈夫なの?
市職員公務員試験を応募しようとする殆どの方は現役学生、もしくは新卒の若手です。
そんな彼らに、社会人のしかも当時30代の私が真っ向から臨んでも勝敗は見えています。
例えば、現役学生の強みを下記に挙げてみます。
・ 試験勉強の方法を知っている
・ 座学の知識が豊富
・ 試験勉強に思いっきり時間をとれる
現役プレーヤーの強みは正に勉強することが主の学生、正に試験勉強のプロです。
かたや私はというと社会人経験としては豊富でも試験勉強をこなしていたのはとうの昔、試験勉強のやり方、コツはとっくに忘れています。
公務員試験の科目範囲を見た時は一瞬で悩殺されるほどの試験範囲の広さに圧倒されました。
そんな広い勉強をことごとくやったとして、実際その試験勉強で得た知識が市役所公務員時代に活用出来ているのかといえば残念ながらゼロというのも現実です。
何故なら異動ごとにその課で担当する職務内容は異なりその課に異動になって始めてその課で根拠となる法令を順次勉強していくので市役所採用時の試験範囲の勉強内容は全く活用されません。
ですが、その使われなくとも無駄に広い試験範囲を頭に入れなければ第一次試験は突破出来ないのです。
3人目の出産後試験に臨んだ私は仕事・家事・育児を抱えながら公務員試験を目指すというトリプル苦にいました。
こんな私がどうやって公務員試験を突破出来たのか?
正にここが一番重要な入口となるところであり、次にご紹介していきます。
公務員を目指す方法~選択設定の仕方
公務員を目指す際どの方法で自分は目標を達成するのか?
・ 予備校に通う
・ 通信教育を利用する
・ 独学
この3パターンが主と思われます。
私はその中で「独学」を選びました。
予備校であれば出題傾向をバッチリ掴んでいる講師陣がいます。
授業にさえ沿っていれば学習ペースも掴めます。
何より自分のモチベーションも維持しやすいでしょう。
通信教育においても予備校よりは安い月謝で自分の空いた時間で学習ペースを維持出来ます。
なので、お金と時間の余裕がつくなら上記2方法は最高なスペックです。
ではなぜ私は上記ではなく、独学を選んだか?
答えは簡単です。お金も時間も無かったからです。
朝昼晩絶えず泣く生まれたばかりの3人目の子どもに、上2人のお兄ちゃんの保育園送迎に仕事。本当に時間も体力も気力も全く疲労困憊状態でした。
ですが、市役所職員になりたい・・。
となると必然的にお金もかけず、机に座りパソコン通信が必要になる通信教育でもなく、子どもを寝かしつけながらでもお兄ちゃんを公園に遊ばせながらでも勉強出来る参考書を用いた独学にいきつきました。
となると、入口を独学で設定した私に次に大事になるのが「参考書選び」です。
私が厳選した参考書の紹介
私が使ったのはこの3冊のみです。
しかも、この3冊は改訂版が何度も出ており私はお金が無かったので随分昔の本を古本屋で数百円程度で購入しこの3冊を鬼のように繰り返し読み込んでいきました。
読み込んだ期間はなんとたったの2週間です。
公務員試験対策本は今や書店に沢山出ており、その中からどれを選ぶかで全く結果が変わります。
予備校に通っても通信教育をしても結局は試験当日に自分がどれだけの回答が導けるのかが大きな勝敗の分かれ目になります。
時間をかけ広範囲の試験科目を頭にインプットすることが大事なのではなく、試験当日いかに答えを迅速にアウトプット出来るのかが大事となります。
ということは、試験勉強用として当日自分がアウトプットする為のノウハウが分かればよいということです。
先に紹介した2冊はこのノウハウが全て完結されて掲載されています。
そのノウハウを熟読後、今度は実際に当日アウトプット出来るよう過去問題で傾向に慣れていく作業を繰り返します。
この過去問は最低3往復繰り返しました。
1巡目:答えを最初から見て問題を読む。
2巡目:答えを見ながら問題を解いてみる。
3巡目:答えは見ずに問題を解いていく。
3順目となると答えが思い浮かぶようになりその域まで来ればしめたもので、それ以降となると応用が来ても解けるようになっています。
このやり方は大いに時間の無い私には最高のアプローチ方法でした。
最初から解く方法を考えるところから始めるのではなく、回答から解く方法を先にイメージを整えた後、自分で解き始めるという基本の逆工程をしていくのです。
この短期・独学方法で第一次試験を見事突破出来ました。
第一次試験さえ見事勝ち抜けさえすれば後は第二次試験に備えるだけです。
第二次試験については面接、小論文等の対策になると思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分がどの方法を以って公務員試験に臨むかを選択することがまず大事となります。
自分が最大限に自信を以って本番に望める方法をイメージしてみて下さい。
予備校からの自分か、通信教育からの自分か、はたまた独学からの自分か、どの方法を選択にしたにしろ、貴方が選んだ方法が一番貴方を本番輝かせる選択肢になります。
実はどの方法を選んでもよいということです。
何故なら、「公務員になりたい」貴方がそこにいる限り、既に公務員になれる貴方がいるからそのイメージを作っているのです。
私は自分の環境下を考えた際、独学の方法を一番自分が本番に臨む際最大に効果を発揮出来るやり方として選びました。
自分が自信満々で本番に臨めたやり方が独学だったというだけです。
どんな環境下、どんな方法を選択したにしろ、自分が試験当日に自信を持って本番に臨める方法をイメージできることが必勝法かもしれません。
コメント