はじめに
市役所(大卒程度)の「事務系」の職種を目指し、公務員試験を受験した小林英介さんによる、公務員試験合格体験記についてご紹介します。
ニックネーム:小林英介さん
出身大学:北海道の私立大学
出身学部:経済学部
性別:男性
最終合格:市役所(大卒程度)
内定先:市役所(大卒程度)
最終進路先:市役所(大卒程度)
なぜ公務員を目指しましたか?
私が公務員を目指したのは、祖父のような公務員になりたいと考えたからです。
私の祖父は市役所職員として、定年まで働いていました。祖父と進路の話をすることが度々あり、その際に祖父が「公務員は良い勉強になる」と話していて、公務員への志望度が上がったことを覚えています。
公務員試験の勉強法を教えてください
勉強方法(独学・スクールなど)
私は独学で勉強しました。
書店で販売している参考書を購入し、大学の講義のない時間や放課後を利用し、図書館を中心に勉強していました。勉強する際は、勉強時間50分ー休憩10分を繰り返し、集中力を持続させるために色々と工夫をしていました。
いつから勉強を始めましたか?
大学3年生の終わりから4年生にかけてと記憶しています。
民間企業と公務員を平行して就職活動に臨んでいたので、大変忙しかったことを覚えています。
各科目の勉強方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
一次試験(教養試験)
数的推理と判断推理、生物、化学、物理は苦手科目だったので、その他の文系科目だけで合格できるよう、勉強しました。苦手科目は毎日勉強するようにし、間違えた問題(知識なども)を専用のノートにまとめて、毎日見返すようにしていました。
特に数的推理は苦手だったので、同じ問題や似た問題を用意し、1日10回前後または理論を理解できるまで解いていました。
得意だった文章理解や日本史、世界史、政治や経済などは、一日おきに5問ずつ取りかかるなどして、問題を目に慣れさせることを意識しました。
二次試験(面接)
面接が大の苦手だった私は、大学のキャリアセンターを沢山利用し、面接練習を沢山行いました。沢山行うことで、緊張することもなくなり、面接試験本番で自分の力を発揮できました。
志望動機は「なぜその自治体なのか」を明確にすることが大切です。私はその自治体の広報を隅々まで読み、自治体について理解するようにしていました。志望動機を明確にすることで自信を持って堂々と話すことができ、その後の質問に対してもスムーズに答えることができます。
自己PRについては、大学生活の中でのサークル活動や授業、ボランティアなどのエピソードがそのまま活きてきます。話の引き出しを沢山持っておくことによって、予期しない質問に対しても、落ち着いて対処することができます。
話すときにはハキハキ・落ち着いて話し、間違えることを恐れずに面接を受けましょう。
公務員試験で辛かったことは何ですか?
公務員採用の内定がなかなか出なかったことです。
内定が出ないことによって自信を失い、途方に暮れることもありました。しかし、諦めないという強い気持ちを持って勉強を継続したことにより、最終的に内定を取ることができました。
公務員試験を通じて良かったことは何ですか?
ものごとの計画を立てる力がついたと思います。
私は独学で公務員試験の勉強をしたので、モチベーションの維持が大変でした。そこで、ご褒美を設定したり、勉強できなかった日があった週は週末も勉強するなどしました。
そのおかげで、「勉強する問題を溜めたくない」という心理状態に陥り、スケジュール管理を徹底するクセがつき、現在でもそのスキルがお仕事に活きています。
公務員を目指す方にメッセージを!
公務員試験はモチベーションの維持が大切です。友人などと一緒に勉強するなら良いのですが、一人で勉強するとなるとなおさら辛いものがあります。悲観的になったり、不安が襲ったりすることがあるかもしれませんが、最後まで自分の力を信じて目標を達成してほしいと思います。
公務員試験を通じて思ったのは「自分を信じ続け、勉強を継続する」ことが大切だということです。私も自分に対して疑心暗鬼になることがあり、大変辛かったですが、そこを乗り越えた先に、合格が待っています。
まとめ – 編集部より
以上、新卒で市役所へ就職された地方公務員の合格体験談でした。
公務員試験に合格するためには、モチベーションの維持と、自分を信じることが大切だと話してくれた小林英介さん。公務員試験の勉強をする中で培ったスケジュール管理能力は、今後様々な場面で活きていくことと思います。
合格おめでとうございます。すばらしい活躍をご祈念しています。
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