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【エリカの部屋(3)】市役所って残業多い?にすっきり回答!

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質問者(10代後半♂) 市役所って残業多い?

英語教師、貿易実務、海外営業を経た後、30代前半で社会人枠の市役所採用試験を受け公務員へ転職した筆者が公務員にこれからなる方や現場の方からの質問や相談に本音トークで徹底回答していきます。民間と公務員を両方経験した筆者だからこそ語れる応援パワーを皆様にお届けします。

第三回の質問は、「市役所って残業多い?」です。それでは、エリカ様の登場です。

エリカ様回答:「部署によります」

市役所といえばすっかりイメージは「楽」という印象が浸透されているかもしれません。

かくいう民間で働いていた当時、私自身が市役所に「楽そう」というイメージを持っていた人間です。

実際はどうなのでしょうか?

4月の人事異動の度、課が変わりまるでそれは転職のようです。

会社が変われば仕事内容も当然変化し、それに順次生活スタイルがまるっきり激変します。

なので、残業があるかどうかは自分の異動した先に大きく影響を受けやすいかもしれません。

では、私が体験した一例を順にご紹介していきます。

例えば、市民課は・・・。

市民課では残業が殆ど無かったです。

月曜~金曜ほぼ毎日定時に帰宅していました。何故なら市民課は窓口業務が主だからです。


お客様の来庁と共に窓口が開き、定時の17時15分で窓口が閉じるので同じように退庁となります。

当日上げの仕事がメインの市民課業務なので月を通して追う事業は存在しません。

土日出勤も殆ど無く夜の会議がある訳でもなく、大変私生活に重点を置きやすい課でした。

なので、専ら市民課は育児中の方や、育児休暇後の復帰先になっていました。

勿論、市民課を経験すると宿日直対応がスムーズに出来るようになるので秋のヒアリングの際希望する異動課としても市民課は人気が高かったです。

そして何より休日申請を出しやすい課でもありました。

なんといっても年間通しての事業が無いので当日の住民票発行、戸籍発行等、当日仕上げの課の為自分が急に休んでも他職員で代用が効くようになっています。

なので私は市民課に在籍中は市役所にいた中で一番休日取得日が高かったですし、そして何より日帰り研修や県外への研修等にも積極的に参加が出来ていました。

教育委員会では・・。

教育委員会といっても沢山の課が入っており課により残業の度合いは全く変わります。

私は生涯学習課に在籍し担当は地域住民の文化・スポーツ等を担当していました。

年間通して事業を追っかける課であり、地域住民と一緒になって文化・スポーツ推進を目指すのがメインの業務だったので連日夜は地域住民の方と夜な夜な会議三昧でした。

月曜~金曜の夜は会議、そして土日はイベント開催ということで殆ど休日は無かったです。

自分が事務局として担当し事業を追っかけているので休んだら命取りです。

会議一つでも住民の方との日程調整、会議場所を押さえ資料作成準備しその時間を迎えるのでもし休んでしまうとせっかく用意したものが次回にズレ込みます。

次回にズレ込むとイベント本番への準備が全て後手後手になっていきます。


それほど事務局を市役所よりになっていること事態問題ではありますがなかなか住民による自主運営を基盤に載せるまでは大変です。

なので事業が本番を迎え無事盛大に開催された後来年に向け締めくくるまではおちおち休めませんし、ほぼ毎日が戦いのようなものでした。

毎日深夜まで残っていたので隙間時間でパッと口に入れ次の会議にいけるように私の机の中はパンやチョコレート等のお菓子やカップラーメンで溢れていました。

介護福祉課では・・。

介護福祉課は慣れるまでは残業が多かったと記憶しています。

ここでは高齢者の方たちへの介護福祉を担当していましたが自分が担当したデータ処理が毎日苦戦し慣れるまでは残業していることが多かったです。

医療従事者の方との介護度を認定する会議が月に数回夜開催されていたので出向くこともありました。

入庁し初めて在籍した課でもあり毎日が緊張の連続だったのを覚えています。

何をするにしても不慣れであり、まだ教えてくれる人探しも下手だったので自分で去年の資料を手探りで調べ続けとにかくデータ処理に時間がかかっていました。

ただ、ここはイベントが全く無い課だったので土日出社はほとんど無かったので有難かったです。

その代わり市役所には大きなイベント手伝いとして職員が休日動員にあたる時があり、入庁したての私はよく駆り出されていました。

新人研修として内部研修や他市町村間での研修も多い時期な為、その研修が終わった後家に直帰せず市役所へ戻り当日の仕事をやって帰るということも多かったです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私は市役所在籍中三課体験しましたが異動の度に仕事内容が変わるのでそれに伴い残業度合い&生活スタイが全く変動していました。

ただどの課に在籍しても今や楽な課は無いと言えます。

一昔前の新聞読んでボーとするおじさんみたいな光景は見られません。

やはり今や市民からのより細かい要望に応えるスタンスと職員数の減少等でより一職員の負担する仕事量が増えています。

どの課に異動になっても時間の工夫と仕事の効率化を図れば家庭との両立は勿論、より素敵な市役所ライフと素敵なプライベートの両立は可能と思われます。

本記事は、2017年6月29日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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