宮古島に住民避難用のシェルター整備へ(2023年8月3日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「宮古島に住民避難用のシェルター整備へ」についてです。


宮古島に住民避難用のシェルター整備へ

2023年7月23日、政府は台湾有事を念頭に、沖縄県の宮古島(宮古島市)に住民が避難するシェルターを整備する方針を固めたというニュースがありました。

宮古島とは?

宮古島は、沖縄本島から南西に約300km、東京から約2000km、北緯24~25度、東経125~126度に位置し、大小6つの島(宮古島、池間島、来間島、伊良部島、下地島、大神島)で構成されています。

島全体がおおむね平坦で、低い台地状を呈し、山岳部は少なく、大きな河川もなく、生活用水等のほとんどを地下水に頼っています。

宮古島の気候は、高温多湿な亜熱帯海洋性気候に属していて、四季を通しても暖かい気候です。

参考)宮古島市のサイト:https://www.city.miyakojima.lg.jp/index.html

台湾有事とは?

台湾有事は、中国が台湾に軍事侵攻することをいい、台湾を「不可分の領土」「核心的利益」と位置づける中国共産党はこれまでにも数度にわたり台湾に軍事的な圧力をかけていたとのことです。

南西諸島は日本最西端の与那国島(与那国町)が台湾と約110キロ・メートルの位置にあり、中国が台湾を侵攻した場合に影響を受ける恐れが指摘されているそうです。

住民用の避難シェルターとは?

住民用の避難シェルターは、台湾海峡や南西諸島での有事を想定し、先島諸島などで整備を検討している住民用の避難施設のことで、中国を念頭に、有事の際に住民が身を隠せる施設を想定しています。

2022年12月に改定された政府の「国家安全保障戦略」で、国民保護の対応策の一環として住民避難設備の充実が明記されています。

内閣官房のサイトに掲載されている「国家安全保障戦略」の内容をご紹介します。

国、地方公共団体、指定公共機関等が協力して、住民を守るための取組を進めるなど、国民保護のための体制を強化する。具体的には、武力攻撃より十分に先立って、南西地域を含む住民の迅速な避難を実現すべく、円滑な避難に関する計画の速やかな策定、官民の輸送手段の確保、空港・港湾等の公共インフラの整備と利用調整、様々な種類の避難施設の確保、国際機関との連携等を行う。
出典)内閣官房のサイト:https://www.cas.go.jp/jp/siryou/221216anzenhoshou/nss-j.pdf

みんなの反応・SNSの反応

宮古島に住民避難用のシェルター整備へについてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。シェルターが人口にあってないや戦争に向かっているのではや
日本有事?など様々な声がありました。


本記事は、2023年8月25日時点調査または公開された情報です。
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