警視庁が「デート・レイプ・ドラッグ」の簡易検査キットを開発(2023年5月16日情報)

導入文とディスクリプションは 公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「警視庁が「デート・レイプ・ドラッグ」の簡易検査キットを開発」についてです。


警視庁が「デート・レイプ・ドラッグ」の簡易検査キットを開発

2023年4月26日、警視庁は、薬物を飲まされたかどうかをすぐに調べられる「簡易検査キット」を民間企業と共同開発し、東京都内の警察署に置き、活用を始めているというニュースがありました。

警視庁とは?

警視庁は、 東京都を管轄する警察組織で、警視庁は、 東京都公安委員会の管理のもと、 警視総監、 副総監をおいています。その下には、9つの部と警察学校、3つの対策本部、10の方面本部と102の警察署で構成されています。

参考)警視庁のサイト:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/

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「デート・レイプ・ドラッグ」とは?

「デートレイプドラッグ」とは、わいせつ目的で相手の意識を混濁させるために飲ませる薬物のことで、睡眠薬や向精神薬などがそれにあたります。

警視庁が新たに活用しているの薬物検査キット「D1D plus」

「D1D plus」の「1」は開発を主導した捜査1課に由来し、デートレイプドラッグ(=D・D)を使った犯罪を1課が断ち切るという意味とのことです。

2021年に民間企業に開発を委託し、2022年12月、一部の署で試験運用を開始し、2023年4月25日には島部の5署を除く全署で配備を完了したそうで、本鑑定も継続して行うが、D1Dは捜査の初期の見極めに活用されるとのことです。

D1Dは数分程度で睡眠薬の有無、種別を判別でき、これまで睡眠薬を利用した性犯罪被害の本鑑定には1週間から最大1か月を要していて、被害者が日常的に睡眠薬を服用している場合など、被害に使われた薬剤との区別は本鑑定の結果が出るまで待たず、初動捜査が制約される局面も少なくなかったそうです。
D1Dによって、初動捜査が加速することが期待されるとのことです。

みんなの反応・SNSの反応

警視庁が「デート・レイプ・ドラッグ」の簡易検査キットを開発についてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。科学の進歩がすごいや、全国展開を求める声などがありました。


本記事は、2023年5月31日時点調査または公開された情報です。
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