気象庁が「顕著な大雨に関する気象情報」の発表を最大30分前倒し
2023年5月12日、顕著な大雨に関する気象情報の発表を最大30分前倒しすると、気象庁防災情報のツイッターより投稿がありました。
【#顕著な大雨に関する気象情報】本日から発表を最大30分前倒しします。 #線状降水帯 による #大雨 災害発生の 危 険 度 が 急 激 に 高 ま っ て い る ことを知らせる情報です!発表されたら #避難情報 や #防災気象情報、#キキクル 等を確認し、適切な防災対応を。#いのちとくらしをまもる防災減災 https://t.co/WKP7KcNcA8 pic.twitter.com/Fs7bsteFAH
— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) May 25, 2023
気象庁とは?
気象庁は、日本の行政機関のひとつで、国土交通省の外局です。
明治8年(1875年)に東京気象台として発足以来、約1世紀半にわたって、気象庁は自然を監視・予測し、国民の生命・財産が災害から守られるよう、適切な情報提供に努めているとのことです。
気象庁の使命は、“気象庁に与えられた任務”で、国土交通省設置法に「気象庁は、気象業務の健全な発達を図ることを任務とする。」とされているそうです。
参考)気象庁のサイト:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/index1.html
「顕著な大雨に関する気象情報」とは?
顕著な大雨に関する気象情報は、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で実際に降り続いている状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報で、この情報は警戒レベル相当情報を補足する情報です。
警戒レベル4相当以上の状況で発表するとのことです。
顕著な大雨に関する気象情報の発表基準について、気象庁のサイトよりご紹介します。
現在、10分先、20分先、30分先のいずれかにおいて、以下の基準をすべて満たす場合に発表。
1.前3時間積算降水量(5kmメッシュ)が100mm以上の分布域の面積が500km2以上
2.1.の形状が線状(長軸・短軸比2.5以上)
3.1.の領域内の前3時間積算降水量最大値が150mm以上
4.1.の領域内の土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)において土砂災害警戒情報の基準を超過(かつ大雨特別警報の土壌雨量指数基準値への到達割合8割以上)又は洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)において警報基準を大きく超過した基準を超過
出典)気象庁のサイト:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho_senjoukousuitai.html#b
線状降水帯とは?
線状降水帯は、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域をいいます。
キキクルとは?
キキクルは、気象庁の大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「危険度分布」の愛称です。
なお、大雨警報(土砂災害)の危険度分布は土砂キキクル、大雨警報(浸水害)の危険度分布は浸水キキクル、洪水警報の危険度分布は洪水キキクルといいます。
気象庁のサイト:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/event/kikendobunpu2021.html
顕著な大雨に関する気象情報の発表例
顕著な大雨に関する気象情報の発表例について、気象庁のサイトよりご紹介します。
全般気象情報、地方気象情報、府県気象情報を同時的に発表します。下に示すのは、府県気象情報の発表イメージです。一次細分区域(府県天気予報を定常的に細分して行う区域)毎に、「○○地方」といった表現で対象となる区域を記述します。なお、全般気象情報と地方気象情報では府県予報区名を記述します。
線状降水帯の大雨の様子など
線状降水帯の大雨の被害の様子などをツイッターよりご紹介します。
豪雨被害にあった農場。2メートルの浸水でも乳牛は浮いていて110頭全て無事。しかし、牛の足には傷。牛舎の中に泥があって牛のストレスに。冷蔵庫も壊れたので、搾乳したものも全て廃棄。糞を堆肥化する機械も壊れたので産業廃棄物に。被害は1億円超。負担ばかりが重くのしかかる。 pic.twitter.com/5OWzjhWQLi
— 大石邦彦のNOW ON SHARE! (@Nowonshare_cbc) June 20, 2023
“ホタルの名所” 豪雨被害の橋で開通式 九重町の宝泉寺温泉近く 大分 #FNNプライムオンライン #テレビ大分 https://t.co/4yoUUS3fsy
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) June 18, 2023
#五條市 支援中
⚠️令和5年6月台風・豪雨被害 緊急支援寄付 受付中⚠️https://t.co/zAKuGGrHyY五條市では土砂崩れによる通行止めの影響で一時45世帯が孤立状態になりました。
皆さまの温かいご支援をお待ちしております。@gojo_city#ふるさと納税 #被災地支援 #豪雨 #台風 #奈良県 pic.twitter.com/24Q7rZbG02
— ふるさと納税サイト さとふる (@satofull) June 20, 2023
豪雨災害で被害があった人に融資?
一方でウクライナ支援には大盤振る舞い?
こんな政党を支持してる農家さんも考え直した方が良いと思うよ。 https://t.co/8QLEYZB2RU— 波乗り (@naminori1028) June 17, 2023
豪雨被害で吉松以北が3年近く運休している肥薩線。草に埋もれてすでに廃線したのかと勘違いするほど。 pic.twitter.com/a0XeZORJZ8
— YAGI_KV (@haruyagi) June 18, 2023
岩手県宮古市を流れる閉伊川には3つの水力発電所があります。
河川環境保護のため、地元関係者や可愛い園児たちとヤマメの稚魚5,000尾を放流🐟✨
自然の恵みに感謝しながら清掃活動も実施しました💪その翌日には、閉伊川にある鈴久名発電所が昨年8月の豪雨被害から10カ月ぶりに発電再開しました😌 pic.twitter.com/WsPPwItraf
— 東北電力株式会社 (@Tohokudenryoku) June 20, 2023
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