日韓通貨スワップ協定が再開?改めてスワップ協定のおさらい(2023年7月13日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「日韓通貨スワップ協定」についてです。


日韓通貨スワップ協定

2023年6月30日、日韓通貨スワップ協定についてスワップって融通した金は通貨危機が終われば戻って来るので理解してない方が多いという投稿がツイッターにありました。

そもそも、韓国とは?

韓国は、正式名称は大韓民国で、東アジアに位置する共和制国家で首都はソウル特別市とし、第二次世界大戦後の1948年に建国されました。首都ソウルへの一極集中の傾向が強く、2021年における都市圏人口は国民の50%を超える2604万人で、都市圏内総生産で世界4位の都市になっています。

なお、韓国の社会は世界で最貧国だった国が経済先進国へと急激に成長したことで、教養面における極端な世代間での知的格差がうまれました。このような格差は、若者世代と高齢者世代、そして386世代(1960年代生まれ)とそれ以降に生まれた世代を中心に議論されているそうです。

参考)「大韓民国」(2023年7月12日 (水) 16:34 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

通貨スワップ協定とは?

通貨スワップ協定は、各国の中央銀行が互いに協定を結び、自国の通貨危機の際、自国通貨の預入や債券の担保等と引き換えに一定のレートで協定相手国の通貨を融通しあうことを定める協定のことです。

通貨スワップ取極(とりきめ)、スワップ協定、通貨交換協定とも呼ばれています。

通貨スワップ協定には2国間で直接外貨を融通し合うスワップ取り決めと、外債を売却し一定期間後に買い戻すレポ取り決めの2種類があり、通貨スワップ協定が必要となるのは金融取引における制度上の観点(フロー)と介入資金上の観点(ストック)があります。

アジアの二国間通貨スワップについては、財務省のサイトに掲載されています。
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/financial_cooperation_in_asia/bsa/index.htm

参考)「通貨スワップ協定」(2023年6月19日 (月) 05:21 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
日本銀行のサイト:https://www.boj.or.jp/intl_finance/cooperate/index.htm

2023年6月、日韓「通貨スワップ協定」再開で合意

2023年6月29日、日本と韓国の財務相が経済の課題について意見を交わす「日韓財務対話」が東京の財務省で7年ぶりに開かれました。

会合の中で、金融市場が混乱した際などに互いの通貨を融通しあう日韓の「通貨スワップ協定」を再開することで合意し、今回合意された協定では、互いに100億ドルを融通する枠を設けることとするそうです。


日韓の「通貨スワップ」は、金融市場の混乱などによって外貨の確保が困難になった場合に備えてお互いが保有するドルや円、それにウォンを融通する仕組みです。

第8回日韓財務対話については、財務省のサイトに掲載されています。
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/convention/dialogue/20230629.html
参考)NHKのサイト:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230629/k10014112741000.html

みんなの反応・SNSの反応

日韓通貨スワップ協定についてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。日韓通貨スワップ協定後の竹島軍事訓練に対する不安の声や、海外へのばらまきではや韓国経済の立て直しがむずかしいのではなどのた声がありました。

本記事は、2023年7月28日時点調査または公開された情報です。
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