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クジラボの教員向けキャリア支援、1年で相談1000件突破(2024年9月情報)

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教員向けキャリア支援プログラムを展開するクジラボは、教育の世界をより開かれたものにするための試みとして、教員のキャリアの多様性を広げる活動を行っています。2023年6月から開始した同プログラムは、一年間でキャリア相談件数が累計1,000件を突破したことを発表しました。

パーソル総合研究所が行った調査によると、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教員3,800名の中で、仕事にやりがいを感じず、ストレスを強く感じる教諭が全体の約20%であることが明らかになりました。特に20代の教諭ではその割合が31.4%と高い一方で、総務省の調査では教員の離職率は例年1%程度と低くなっています。これは「先生になったら、定年まで先生」という社会的な考え方が一般化しており、そのギャップに悩む教員も少なくないという状況かもしれません。

クジラボは、「教員を定年まで続けるか辞めるか」の二者択一からの脱却を目指しています。教員を続けつつ非常勤講師として副業を始める、ライフステージに応じて教員と民間を行き来するなどのグラデーションのあるキャリア事例がクジラボの卒業生の中には既に存在しています。これにより教員のキャリアの可能性を広げ、多様な人々が教育に関わる場を創出することで、教育のオープン化を目指されています。

》クジラボの無料キャリア相談の詳細・申し込み
https://kujilabo.jp/career-support/

目次

クジラボのキャリア相談者のデータ

クジラボのキャリア相談を受けた教員を年代別に分析すると、20代が47.4%を占め、約半数に達しました。20代と30代を合わせると80%以上となり、自らのキャリアに真剣に向き合いたいという姿勢がうかがえます。

プログラム卒業生のキャリア事例

  • 雇用形態を非常勤に変え、副業でライターや教育系企業のアドバイザーを行う
  • ライフステージに応じて民間企業と学校現場を行き来する
  • 常勤で教員を続けることを選択しつつ、現在の環境の中で新しいチャレンジをする

支援事例

無料相談後、キャリアデザインプログラムを受講した教員のみなさまの声をご紹介いたします。

◎Aさん(中高一貫校教諭、5年目)

教員としてのキャリアに納得感を持ち、続けることを選択。生徒に対する進路指導に活かしていきたい

キャリア相談のきっかけ
やりがいを感じる一方でプライベートを犠牲にすることも多く、教員の仕事を続けるか迷っていました。そんな中、教員経験者にキャリアを相談できるクジラボなら自分の悩みを理解してもらえそうだと感じ、受講しました。

キャリア支援プログラム受講後の変化
日々業務に追われ、自分自身と向き合う時間が取れていませんでしたが、クジラボのメンターとの会話を通じて教員としてのキャリアに納得できるように。教員自身が自分のキャリアに納得できていなければ、生徒に対して進路指導もできないので、とてもよい経験でした。また、自分に自信を持てるようになり、学校は変えずにグローバル研修などの新しい挑戦をしています。今では教員の仕事を通して、広い世界を見れると感じています。

◎Bさん(中学校教諭、10年目)

「教員が好き」を再認識して民間企業に転職。目指すは、学校と民間を理解する「生徒や先生の道しるべ」

▼キャリア相談のきっかけ
先生という仕事は好きな一方、先生以外のキャリアにも興味があり、クジラボの無料相談を受けました。「この悩みを相談できる相手がいない」と悩んでいたので、元教員のメンターに職員室で語れない本音を聞いてもらえたのが、非常にありがたかったです。


▼キャリア支援プログラム受講後の変化
教員を続けること・転職すること双方のメリットとデメリットを整理することができました。また、どのくらい年収が下がっても大丈夫かが明確になり、心の余裕ができました。プログラムを通じて気づいたのが、「自分は教員が好き」ということ。だからこそ一度民間企業に勤めてから、学校現場に戻ることを決意しました。将来は、学校も民間も理解している、生徒や同僚の先生たちの道しるべのような存在になりたいです。

株式会社クジラボ 代表取締役 森實 泰司氏のメッセージ

大企業やスタートアップを経験した私が「教育」に興味をもったのは、2019年、父の病気をきっかけに家業の学校法人を事業承継したことでした。現在でも、クジラボと学校の両方で働きながら、教育現場の課題に向き合っています。教育に関われば関わるほど、この世界をオープンにしていくことの重要性や、その手段として教員のキャリアに多様性が生まれることに社会的な意義を強く感じております。

これから先の時代、子どもたちが羽ばたく世界はグローバルでオープンな世界です。多種多様な人が教育に関わり、多様なキャリアや価値観が認められる世界にしていくことは、子どもたちの未来をより豊かにすると確信しています。キャリアの知見と学校の知見の両方を兼ね備えたオンリーワンの会社として、これからも多くの先生たちにとって必要不可欠な存在であり続けます。

クジラボとは

クジラボは「教育のオープン化」をミッションとして掲げ、教員のキャリア支援や多様な人々が教育に関与する仕組み作りを進めています。2024年8月時点で、教員のキャリア相談実績は1,000件を超え、教員が「自分らしい生き方」を見つける機会を提供しています。

  • 会社名:株式会社クジラボ
  • 代表者:代表取締役 森實 泰司
  • 所在地:東京都中央区日本橋小舟町8-13
  • 設立:2021年7月2日
  • 事業:教育・HR事業
  • 資本金:5,000,000円
  • URL:https://kujilabo.jp/

本記事は、2024年9月24日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研チーム Maruです。主に公務員や行政関係のニュース記事をお届けします。

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