「渋谷に100台AIカメラ設置」が物議

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「「渋谷に100台AIカメラ設置」が物議」についてです。


「渋谷に100台AIカメラ設置」が物議

2023年9月13日、渋谷区で2022年は「3台」だったAI監視カメラが、あっという間に「100台」になり、「渋谷データコンソーシアム」という謎の共同体が、渋谷区を訪れた人のデータをこっそり収集しているのが「渋谷100台AIカメラ設置プロジェクト」という内容について、X(ツイッター)に投稿がありました。

渋谷区とは?

渋谷区は、東京都の区部西部に位置する特別区で、新宿区・豊島区とともに「副都心3区」とされ、区内全域が武蔵野台地上の高台にあり、東京の山の手地区を構成しています。

1970年辺りまでは、「若者の街」「若者文化の流行の発信地」といえば、新宿でしたが、1973年に渋谷パルコの開店があり、日本における若者文化の歴史が大きく変化し、その流れは「新宿から渋谷、または渋谷区全体へ」(つまり原宿、表参道、代官山、裏原宿方面も)と移り変わっていくこととなります。

参考)渋谷区のサイト:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/
渋谷区」(2023年9月7日 (木) 12:15 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

渋谷データコンソーシアムとは?

渋谷データコンソーシアムは、一般社団法人渋谷未来デザインのプロジェクトです。

一般社団法人渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーション により社会的課題の解決策と可能性をデザインする本格的な産官学民連携組織です。

2020年7月、一般社団法人渋谷未来デザインは、東京大学先端科学技術研究センターの協力のもと、渋谷区のスマートシティ化を進めるうえで基礎となるビッグデータやオープンデータを推進する「一般社団法人渋谷未来デザイン データコンソーシアム」を立ち上げました。

専門家とコンソーシアム会議を組成し、ICTベンダーやネットワーク事業者、サービス事業者などの会員企業とともにプロジェクトを推進し、産官学民のデータを掛け合わせ、社会課題の新たな知見やソリューションを創出できる基盤を構築し、渋谷区の行政サービスや社会サービスの開発と提供を目指しているそうです。

参考)一般社団法人渋谷未来デザインのサイト:https://fds.or.jp/shibuya-data-consortium/

渋谷駅周辺におけるAIカメラの100台設置を目指す

2023年6月2日、一般社団法人渋谷未来デザインは渋谷データコンソーシアムのプロジェクトとして、今後のまちづくりにおける重要な要素となる渋谷駅周辺の人流解析及びデータ収集を目的に、渋谷駅周辺におけるAIカメラの100台設置を目指し、協力事業者を募集すると発表しました。

広域での人流データを分析することにより、様々な目的で活用・施策への展開をすることが期待でき、渋谷未来データコンソーシアムでは、渋谷駅周辺地域にAIカメラの100基設置を目指し、活動していくそうです。


AIカメラ設置想定場所は、渋谷駅周辺の主要道路、商業施設前、公園/その他施設とのことです。

出典)一般社団法人渋谷未来デザインのサイトhttps://fds.or.jp/pressrelease/763/
出典)一般社団法人渋谷未来デザインのサイトhttps://fds.or.jp/pressrelease/763/

参考)一般社団法人渋谷未来デザインのサイト:https://fds.or.jp/pressrelease/763/

みんなの反応・SNSの反応

「渋谷に100台AIカメラ設置」が物議についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。AI搭載カメラがパスポート番号まで特定できるや監視社会ではなどの声がありました。

本記事は、2023年10月17日時点調査または公開された情報です。
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