「2035年までに石炭火力発電を廃止」 G7環境相会議で合意成立
2024年4月30日、イタリア北部トリノで開催されている主要7カ国(G7)環境相会合で、2035年までにG7各国の石炭火力発電を廃止するとの合意が成立したというニュースがありました。
G7とは?
G7は、日本・フランス・ドイツ・アメリカ・イタリア・イギリス・カナダの7か国の総称で、現在はEUの代表も参加しています。
G7サミットでは、自由や民主主義、人権などの価値観を共有する7つの先進国のトップが世界情勢や経済情勢など地球規模の問題について意見を交換します。
参考)外務省のサイト:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/ko_2000/faq/index.html
G7気候・エネルギー・環境大臣会合とは?
2024年4月28日~30日、イタリア共和国・トリノで、G7気候・エネルギー・環境大臣会合が開催されました。
G7気候・エネルギー・環境大臣会合は、G7サミットに関連して開催される閣僚会合で、気候、エネルギー、環境に関連する問題について各国の閣僚が議論します。
参考)環境省のサイト:https://www.env.go.jp/press/press_03143.html
石炭火力発電とは?
石炭火力発電は、粉砕した石炭をボイラーで燃やして水を熱し、蒸気を発生させ、蒸気の熱で発電機を回して電力を生み出す方法です。世界中の電気の約40%が石炭によって発電されており、中国やインドでは全体の発電量の70%以上の割合を占めています。
日本では再生可能エネルギーは価格が高く、発電量の不安定さをコントロールすることが難しい状態です。安定供給が可能なエネルギー資源に乏しいため、石炭を一定程度活用しています。
参考)資源エネルギー庁のサイト:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/qa_sekitankaryoku.html
みんなの反応・SNSの反応
本件についてSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。勝手に決めてきたや日本のエネルギーを守れなど様々な声がありました。
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