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現代の子供は塾に行くのが当たり前!?塾に行く意義とは?

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皆様は、ここ近年塾に通うご家庭のお子様が増えてきていることはご存知でしたでしょうか?

ゆとり教育が推進されてから現代までの間で、非常に塾に通わせているご家庭が増えてきていると言われています。

目次

塾に通っている小学生の割合

文部科学省が行った平成24年度の全国的な調査によると、学習塾に通っている子の割合のうち、

学習塾に通学している小学生の割合

公立小学生:40%
私立小学生:70%

公立小学生と私立小学生とでも差がありますが、全体にしても50%以上の子供が、つまり最低2人のうち1人は、塾に通っていることになるのです。又公立小学校の1年生でも34%以上、私立小学校1年生であれば、60%以上の子供が塾に通っています。又小学校の6年生になると、公立小学校6年生であれば、54%以上、私立小学校6年生であれば、82%以上のほとんどの子供が塾に通うようになっているのが現状なのです。いったい塾に通う子供が増えてきている理由には、どのような理由が挙げられるのでしょうか?

塾に通う子供が増えた理由とは

学習塾に通わせている子供がどんな理由で、塾に通っているのか、その調査結果をご紹介していきましょう。子供が塾に通う大きな理由には、下記のような理由が挙げられます。

子供が塾に通う理由とは

・子供のやりたいという意志から/周りが皆通っているから
・ご家庭で勉強を見てあげられないため
・自分から勉強しないから
・学校の授業だけでは勉強量が足りないから
・授業についていけないから
・学習塾の方が丁寧に教えてくれるから

このように、学習塾に通わせたい理由には、多くの子供が、友達が通っているから自分も通ってみたい等の理由の子が35%と圧倒的に多く、やはり周りの友達と一緒に勉強したいという環境が芽生えることが多いようです。しかし、実際に塾に通わせるためには、親の同意が必要であり、やはりその中でも勉強に対して親の正当な意見をもった理由をもって塾に通わせるという理由も多数挙げられています。そうした理由の中には、

・学校の授業だけでは、勉強が十分できない
・学校の授業についていけなくなってきている
・学校の授業だけでは物足りないから

等の学校の授業に対する親の不満の意見が上がっているのです。やはり学校の授業に満足できていないことで、不安を感じる親が、塾の手を利用されることがあるのです。又各ご家庭では勉強を見てあげることには限界があり、家庭学習で全ての勉強を補填できないため通塾するケースや一人では勉強しない。又どうやって勉強をさせたら良いのか親もわからないため、塾を利用して変化を促すケースがあります。

逆に、塾に通わせない理由には、どんな理由が挙げられるのでしょうか?その内容を見ていきましょう。


塾に通わせない理由とは

・塾に通わせるには早いから
・家計を圧迫するから
・のびのび遊ばせておきたい
・子供が嫌がるから

学習塾に通わせない理由の中には、塾に通わせるにはまだ早いと親が判断する理由が最も多く、その意見には、もっとのびのび生きてほしいという意見も含まれています。それ以外の理由にも、日本経済の事情によりやはり家計を圧迫するため、経済的に塾に通わせて挙げるのが厳しいという意見も多く寄せられています。

そんな中でもやはり子供を塾に行かせる家庭は増えてきています。学校教育に不安な意見をもつ親が増えてきているのです。

学習塾の実態とは

それでは、本当に塾に通わせることで、勉強を好きになることができるのでしょうか?又勉強を自分から進んでやるようになるのでしょうか?勉強についていけるようになるのでしょうか?その塾に行くことの意義と本質をお伝えしていきましょう。

まず塾にも色々な塾が存在します。明光義塾・東進・栄光ゼミナール・森塾・STEP・秀英予備校等その塾の種類は様々なのです。では、実際どこの塾に通わせたらよいかわからないご家庭も多いのではないでしょうか?そこでまず塾の選び方をご紹介しておきましょう。

まず塾の選定については、決してどこの塾が良いとは言えないのが実情です。なるべく選ぶのであれば、大手塾の実績のある企業の講師や先生の授業を受けることが最も良いと言われます。なので、塾を選ぶのであれば主に下記のような点に注力するとよいでしょう。

塾の選定方法とは

・集団指導か個別指導のどちらが子供に適合しているか!
・支払いが可能な授業料に合わせて大手塾を選定しましょう!
・入塾体験を多数受けて、決めましょう!
・相性が良さそうな講師を選定しましょう!

学習塾の指導方針には、大きく分けて集団指導と個別指導の2つの指導方法に分かれています。どちらの指導方法を選定するかは、各ご家庭の子供がどんな性格の子供なのかを見据えた上で塾を選ぶ必要性があります。

そして、もう一つは授業料の問題です。授業料は、支払いが可能な塾を選ぶようにしましょう。塾にも様々な塾があり、塾自体も経営をするために非常に必死です。それは、塾の店舗も子供が集まらなければ、経営悪化に伴い、ずっと存続はできないためです。そのため、授業料自体は、その講師や先生によって決まるわけではなく、各企業が独自に決めた単価に基づいているため、ある意味適当な金額なのです。つまり、金額の優劣で子供の学力が決まるわけではないということなのです。

だから、安ければ安い大手塾を選んだ方が良いと言えます。

但し、体験入塾の際に教科を何教科選定するかを選定するかも聞いてくるものです。この際にも企業側は、5教科を受けるように提案してきますが、それも全て経営のために提示してくることがあります。きちんとした子供の分析を得た上で5教科を受講する分には、問題ないのですが、もし苦手科目の強化のために、受講するには決してその意見を通しても全く構わないのです。自分で勉強を進められる教科に関して、自分で勉強するにこしたことはないのです。

又入塾する際には、複数の塾の入塾体験をするようにしましょう。どこの塾でも生徒数が増えれば、その企業の収益になりますから、塾としては新しい生徒を常に求めています。なので、一つの塾のみで決めるのではなく、本当に子供の悩みを解消してくれそうと感じられる塾を探しましょう。

一つ言っておきます。どんなプロの塾講師であっても全ての子供の意識改善を行うことは非常に難しい問題でもあります。塾に通うからと言って、塾がその全てを保障してくれるものではありません。それは、なぜかという、塾によっては、教育に対してまだ知識の少ない大学生のアルバイトの方を雇って経営をしている企業も多数あるからです。塾の専任講師や特任講師の方ですら、全ての子供を勉強させるようにさせることは非常に難しいものなのです。

但し、塾の良さというのは、塾に通うことによって、子供が勉強を好きになるきっかけを与えてくれる場所でもあります。そのため、塾という居場所が子供にとって、居心地の良い居場所であることがとても重要なのです。

それ以外は、生徒と先生の相性にあります。相性というのも、その先生の授業がわかりやすい、話しやすいという先生との相性が最も重要になります。生徒の気持ちを無理なく理解し、生徒のペースで授業を進められることが、生徒にとっていやすい環境にもなります。子供にとっていやすい環境は、子供の勉強に対する姿勢が変化することもあるからです。


こうした相性は、必ず最初の入塾体験の時に体験授業を受けることができますが、最初の体験の先生が良くても、実際に入塾した時には、別の先生の授業になってしまうこともあります。それは、塾では、その授業のコマに別の方の授業をしていることもあるからです。特に個別指導では、どの先生の授業を受けたいかもしっかり入塾してからも伝えておくことが大切なのです。

塾を利用するということは決して無駄なことではありません。それは、子供が勉強しない場合のきっかけを与えてくれる場所になるからです。但し、授業料金も高いですし、それがいつも良い結果に結び付くという保証はありません。しっかりとリスクアセスメントを考えた上で塾を利用されることをおすすめします。

それでは、通塾する際、集団指導と個別指導では、どちらを選定したらよいと思いますか?又この2つにどのような違いがあるのでしょうか?その違いについて詳しく解説していきましょう。

集団指導の特徴とは

集団指導とは、教師一人に対して、4人以上の生徒と一度に授業を行い、基本的に数十人以上の生徒を相手に授業を行っていきます。特に学校では、この小中高校及び大学では、基本的にこの集団指導の授業形態をとることが一般的です。

従来からこの文部科学省の定める教育指導法によって、皆と同じようにある一定の知識や価値観を共に共有しあい勉強してきており、これは、集団の中で勉強するということの意義を戦前からずっと習慣とされてきたものなのです。

集団指導のメリットと集団指導が向くタイプとは

・仲間と楽しく授業ができる
・集団行動ができる能力が身に付く
・一緒に勉強することで競争心が湧くタイプに向く

集団指導のデメリットとは

・子供一人一人に対してマメなケアができない点
・授業に遅れた子供のケアが難しい
・質問がしづらい

しかし、この集団指導による教育法では、生徒複数人に対して講師一人であるため、生徒一人一人を小まめにケアすることは非常に困難なのです。しかし、集団指導において大きな課題は、勉強がわからなくなった子供に対してのケアが手薄になってしまうことです。

実際に集団授業は、一番理解の遅い方に授業を合わせることができないのが実情です。生徒一人一人の理解力や能力には必ず個人差があります。そのため、理解が遅い方や理解できない子のケアが手薄になってしまうことで、授業にきてもつまらない、又わからないと言った意見が生まれてしまうのです。

しかし、授業を理解できない子供のために、授業のペースを合わせていると、いっそう授業が進まず、カリキュラムが終わらなくなってしまい、全体の学力の低下を招く可能性が出てくるのです。だからこそ、集団指導では、理解ができない子供のために授業を止めることができないのです。

こうした能力差を埋めるために、集団指導では、学力別に教室を分けたり、勉強ができるようになると、そのクラスを上げる等して、競争心を煽るような形態を作っている塾も存在します。

又こうしたデメリットが生まれやすいからこそ、集団指導の授業単価は、個別指導の単価よりも安い企業が一般的です。学習というのは不幸なことに、前の学習内容を理解していなければ、次の学習内容も理解できないようになっています。

一度授業がわからなくなると元に戻すようになるまで、非常に時間がかかります。そこで、そのサポートに有効的なのが個別指導や家庭教師という指導方法です。

それでは、この個別指導の指導方法について解説していきましょう。

個別指導の特徴とは

個別指導では、講師一人に対して生徒が1人、もしくは2~3人という指導形態をとることが一般的です。特に、1対1では、塾の経営自体が厳しいものになるため、一般的に1対2等で授業をする所が一般的です。

個別指導については、主に下記のようなメリットが挙げられます。

個別指導のメリットとは

・人見知りが激しい子供にとって、直接会話ができるので親しみやすい
・わからないことをすぐ聞くことができる点
・講師も個別のケアがしやすい
・生徒に合わせながら授業ができる点

特に個別指導のメリットは、生徒と非常に近い関係を築くことができるメリットがあります。講師においてもその生徒がどんな子供でどんな性格をしているのか、どれぐらい理解力があり、なんの授業が苦手なのか等を細かく分析することができます。又それに応じて授業を作ることができます。勉強は一度わからなくなると、前に進むといっそう理解できなくなります。

そういった時集団指導では前に振り返ることができないのに対して、個別指導では、復習を交えて進めることができ、授業自体に非常に融通が利くメリットがあります。又生徒自身もわからないことをすぐに質問できる環境があるため、きちんと授業をすれば、着実に前へ進めることができるメリットがあるのです。


しかし、1対2、3等の授業形態をとる企業では、生徒それぞれで授業の内容が異なります。中学2年生の英語と中学3年生の数学等をいっぺんに教えることがあります。そうなると、そこに教えることの難しさがあることも又事実です。両方の授業をいっぺんに教えるためには、一人の生徒に授業の解説をしたら、もう一人の生徒には、問題を解いていてもらう等、授業においての工夫が必要になります。

まとめ

近年学校教育における授業量の低下に伴って、非常に塾に通う子供が増えてきていますが、塾の存在意義は、決して通っていた方がいいという訳ではありません。その一番の答えは、あなたのお子様にあります。勉強がご自宅でできる環境があるのであれば、それで足りてしまう子供もいれば、自分で勉強することができない子供もいます。お子様の意思と家庭環境に合わせて、通塾することをオススメします。

塾という存在は、一つのきっかけづくりをする場所に過ぎません。しかし、何事においてもきっかけが重要であり、きっかけが子供の意思を変化させます。塾はそのきっかけを与えくれる居場所であることを覚えておきましょう。

本記事は、2018年9月2日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 現代の子供のどれくらいの割合が塾に通っているかを知ることができました。また、どのように塾を選べばよいかなど、具体的に書かれていたため、参考になりました。

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