関西での公務員就職向き「国立大学」まとめ
関西地方で国家公務員、地方公務員などの公務員就職に強い国立大学についてご紹介します。
特に、公務員就職者数が多い、政策系や法律系の学科がある関西の国立大学についてまとめます。
「三重大学 」ー 三重県津市
三重大学は2016年に公務員に就職者を合計で265名輩出した名門国立大学のひとつです。265名中、38名が国家公務員、227名が地方公務員として就職していますので、特に地方公務員就職に強い大学だと言えます。
人文学部 法律経済学科
三重大学では、公務員試験対応科目が数多く開講されてい人文学部の法律経済学科があります。
法律系の出題が多く見られる公務員試験の対策として、授業を通じて法律系科目を学び、そのうえで試験対策のための勉強を積みあげていく勉強法を推奨しているようで、公務員採用試験に関連するような法律系科目や政治系・経済系科目が数多く開講されています。
三重大学人文学部の大学入試に合格するためのおおよその偏差値は52.5前後です。
>三重大学 人文学部のホームページ
http://www.human.mie-u.ac.jp/
「神戸大学」 ー 兵庫県神戸市
神戸大学から2016年に公務員に就職したのは全部で263名でした。そのうち国家公務員として就職したのは3ケタの105名と高い水準を誇ります。
地方公務員として就職した学生も158名おり、国家にも地方にも貢献する卒業生がいるようです。
法学部 法律学科
神戸大学で最も多く公務員を輩出しているのは法学部です。法学部法律学科では、政治学や政策学についても学ぶことができます。研究者や教育者として全国トップクラスの教授陣を誇り、国際政治学を学ぶことも可能で、日本のみならず世界に通用する法曹界をリードできるような知識を身につけることも可能で、法務専門職や公務員など行政専門職に進むのに適したカリキュラムが用意されています。
神戸大学法学部の大学入試に合格するための偏差値は、おおよそ62.5前後です。
>神戸大学 法学部のホームページ
http://www.law.kobe-u.ac.jp/
「大阪大学」 ー 大阪府吹田市
大阪大学は2016年度の学部卒業生のうち、154名が公務員就職を果たしています。特に法学部や外国語学部からの公務員就職者数が目立ちます。
法学部
大阪大学で公務員試験にも通じるような政策学系について学ぶことができるのは、法学部の法学科と国際公共政策学科です。法学科では官公庁との連携科目が開講されるなど、在学中から公務員の仕事に授業を通じて触れることが可能です。
国際公共政策学科では、英語教育も重視されており、国際的に公共政策課題の分野で活躍できるような人材育成を目指しているため、英語を使う公務員を目指したい方にはおすすめの学科です。
大阪大学法学部の大学入試に合格するための偏差値の目安は、おおよそ65前後です。
>大阪大学 法学部のホームページ
http://www.law.osaka-u.ac.jp/
「京都大学」 ー 京都府京都市
京都大学は言わずと知れた西日本一の名門国立大学であり、2016年の公務員就職者数も国家公務員が78名、地方公務員が72名と多くの卒業生を輩出しています。
法学部
京都大学で政策科学について学べるのは法学部です。
京都大学の中でも法学部から公務員になる人数が最も多いようです。法学部では1・2年次に導入として共通科目や法学入門、政治学入門などを受講します。その後、2・3年次の選択科目によって政治学領域に進むと、いよいよ専門的な政治学や公共政策について習得します。司法試験合格者や研究者も多く輩出する学部ですので、より本格的な政策科学の研究ができる大学だと言えるでしょう。
京都大学法学部に合格するための偏差値は、おおよそ67.5程度です。
>京都大学 法学部のホームページ
https://law.kyoto-u.ac.jp/
関西での公務員就職向き「私立大学」まとめ
つづいて、関西で、国家公務員や地方公務員就職に強い私立大学についてご紹介します。卒業生に公務員就職者が多い大学の中で、政治学や政策科学について学べる大学をまとめます。
「立命館大学」 ー 京都府京都市
立命館大学は2016年の公務員就職者が699名と全国でも2番目の人数を誇ります。ちなみに1番目は日本大学です。
内訳は地方公務員が583名、国家公務員が116名と、ともに100名を超え、特に地方公務員の道に進む卒業生が多くいます。立命館大学には政策科学部もありますが、特に公務員就職者数が多いのは法学部です。
法学部 公務行政特修
立命館大学の法学部には公務行政特修という、公務員を目指す学生のためのコースがあります。政策立案の領域について入門的な演習で基礎を固めることができるほか、公務員試験合格に向けての実力を養うことができる科目も開講されています。何と言っても市役所などで公共の仕事を体験できるインターンシップ科目などが設置されているのが魅力的で、公務員の仕事を具体的に、実践的に理解できるありがたい機会のある大学だと言えます。
立命館大学法学部の大学入試に合格するための偏差値はおおよそ52.5から57.5程度です。
>立命館大学 法学部のホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/law/
「関西大学」 ー 大阪府吹田市
関西大学は2016年に公務員就職数が491名でした。特に地方公務員として就職した卒業生が434名もおり、地方公務員就職に強い大学だと言えます。関西大学で政策科学について学べるのは法学部と政策創造学部です。
法学部
関西大学の中でも、公務員就職者の割合が大きいのは法学部です。法学部には1~2年次にに特修プログラムとして「公共政策プログラム」を選択することができ、行政課題を解決できるような力を身につける基礎を固めることができます。公共政策科目群も多種多様に開講されており、公務員を目指す人にとって適した環境が整います。
関西大学法学部の大学入試に合格するための目安の偏差値はおおよそ55前後です。
>関西大学 法学部のホームページ
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_law/index.html
「同志社大学」 ー 京都府京都市
同志社大学は2016年の公務員就職者数が407名でした。そのうち国家公務員として就職したのは94名、地方公務員として就職したのは313名です。国家公務員、地方公務員、どちらの就職にも強いと言える水準です。政策について学べるのは政策学部ですが、公務員に就職する人数が多いのは法学部です。
法学部 法律学科
同志社大学で公務員就職者が特に多いのは法学部法律学科です。2017年は32名もの学生が国家公務員就職を果たしています。法学部法律学科のカリキュラムはリーガルマインドを身につけ、法律の専門家を養成することを目指したものです。就職を意識して、目指す職種ごとに「履修モデル」が推奨されており、そのうち「公務員モデル」では憲法や行政法関連科目など公務員試験や公務員になった後で必要な知識を身につけることができます。
同志社大学法学部合格のための偏差値はおおよそ60前後です。
>同志社大学 法学部のホームページ
http://law.doshisha.ac.jp
「関西学院大学」 ー 兵庫県西宮市
関西学院大学は2016年の公務員就職者が全部で303名いました。特に地方公務員になった卒業生が多く、232名が地方公務員の道へと進んでいます。地方公務員としての就職先はほとんどが近畿地方の自治体であり、地元志向の強い人にもおすすめの大学と言えます。
法学部
関西学院大学では法学部と経済学部が連携した公共政策コースで政策科学のほか、公務員試験に必要な科目を履修することができます。公務員就職者数が多いのは法学部ですが、経済学部からも法学部系の開講科目を履修したり、法学部から経済学部の開講科目を履修したりできるようなので、開講科目についてよく注目してみましょう。
関西学院大学法学部の大学入試に合格するための偏差値はおおよそ50から55程度です。
>関西学院大学 法学部のホームページ
https://www.kwansei.ac.jp/s_law
まとめ
このページでは関西で公務員就職を目指す人におすすめしたい、政策科学系・法律系の科目が学べる大学についてまとめました。
大学によっては公務員試験に対応した科目も用意されているので、自分に合った環境が整う大学で公務員を目指せたら理想的だと思います。
関西に残り、地元に貢献したいと考える人は、地方公務員就職に強い大学がおすすめですし、国家公務員として国の中枢で働いたり、国の出先機関で働きたいと考える人は、国家公務員を多く輩出する大学に注目してみてください。
公務員として働く将来の夢を叶えるためには大学選びも重要です。上記の大学を中心に、しっかり検討することをおすすめします。
関連ページ
関東・東京近郊の大学から公務員を目指す方はこちらのページがおすすめです。公務員就職者数が多い、公務員試験に対応した科目が開講されている、政策科学が学べるなどの視点から、いわゆる「公務員就職に強い関東・東京近郊の大学」をまとめました。
コメント