はじめに
ドラッグストアでアルバイトとして働く、女性の「薬剤師」によるキャリア体験談レポートです。
「薬剤師」を目指した理由
医療に関わる仕事がしたかったのが理由の1つです。
また、昔から理科の実験のようなことが好きだったり、成分表示などをみるのが好きで興味をもったからです。
「ドラッグストアでアルバイトで働く薬剤師」の仕事内容について
ドラッグストアで働く薬剤師の仕事は主に「第1類の医薬品の販売」「薬についての相談受け」「レジ打ちなどの接客」になります。
第1類の医薬品販売に関しては、特にこちらが何かをするということはありませんが、ドラッグストアで販売するにあたっては薬剤師が在籍していないと販売不可能となります。
薬についての相談受けは、どの薬を買っていいか悩んでいるお客様に対して、私たち薬剤師がそのお客様の症状や悩みを聞きとり、もっとも適した医薬品を提案するという仕事になります。
お年寄りの方などは特に間違いが起こりやすいので、正しい薬の服用方法についてや、効果・効能・副作用などについての説明なども行っていました。
レジ打ちなどの接客は、レジが混んできてしまったときなどにヘルプとして袋詰めなどの手伝いを行っていました。
また、薬を求めているお客様がいない場合には、接客以外にも商品の品出しや検品、廃棄確認などを任されることもありました。
「ドラッグストアでアルバイトで働く薬剤師」の1日の仕事の流れ
「早番の場合」
8時:自宅を出て自転車で通勤
8時30分:朝の声だし・店内清掃・医薬品の在庫確認
9時:開店とともに業務開始
12時:お昼休憩(混み具合を見ながら約30~40分程度)
16時:勤務終了時刻(混み具合によって30分程度の前後あり)
16時30分:後始末を終え、自転車で店を出る
17時:自宅に到着
「遅番の場合」
12時30分:自宅を出て自転車で通勤
13時:引き継ぎ・医薬品の在庫確認・業務開始
18時30分:休憩(混み具合を見ながら約30分~40分程度)
21時:勤務終了時刻(混み具合によって30分程度の前後あり)
21時30分:最後に医薬品の入れられているケースの鍵を確認し、自転車で店を出る
22時:自宅に到着
この仕事の給料・残業・有給休暇について
私の場合ですが、アルバイトなので時給1,300円でした。ちなみに、大体週5日で出勤していたので、月給に換算すると20万円ほどいただいていました。
残業などは特にありませんし、アルバイト形式での雇用だったため、要相談ではありましたが、休みも自由にとることができました。
この仕事で、働いているときに困ったこと
働いていて困ったことと言えば、お年寄りの方が病院で処方された薬を持ってきて、「これと同じ薬が欲しい」と言われたことです。
病院で処方されるくすりは薬局では販売されていないケースが多いので、同じものを売ることはできないのですが、「じゃあどれか似たような薬を頂戴」と言われてしまうととても困ってしまいます。
実際にそのお客様が飲んでいる薬と市販の薬とでは効能は同じだとしても、含まれている成分が多少異なることがあるので、他にも薬を飲み合わせている場合は副作用が起きないように確認をする必要があります。しかし、お年寄りの方ですと結構な割合で「どうしてこれじゃダメなのよ。」と中々納得してくださらないので大変でした。
この仕事や職場でよかったこと
私を含めて5人の薬剤師の方が在籍していらっしゃったので、安心感がありました。
私が初めて出勤した時も、前から働いていた方が丁寧に指導してくださり、とても良い雰囲気でした。
また、お客様に説明する中で困ったことやトラブルがあった時でも、常に薬剤師が2人いる状態だったので助けてもらうことができたのも良かったです。
給料もそこそこいただくことができて満足していました。
また、通常のアルバイトの方々とも仲良くさせていただき、笑顔の多い職場で働くことができて楽しかったです。
「ドラッグストアでアルバイトで働く薬剤師」の仕事エピソード
よくドラッグストアを訪れるおばあちゃんがいたのですが、毎回同じ薬を購入していくので、なんとなく顔を憶えていました。
ある日、そのおばあちゃんが来たときに「今日も〇〇でよろしいですか?」とお声がけをしてみたところ、「あら、お姉ちゃん新しいバイトさんよね?私の事もう憶えてくれたの?うれしいわねぇ~。」と笑顔で言ってくださった時はなんだか私まで嬉しくなってしまいました。
その後、お店もあまり混んでいなかったので、薬のこと以外の他愛のない話をしたりしました。その時、地域との交流にもなるなんて素敵だなと感動しました。
「ドラッグストアでアルバイトで働く薬剤師」の職場恋愛について
職場恋愛についてはいまいち分かりませんが、噂では店長と薬剤師の方が付き合っているというのは聞いたことがありました。
実際に確認したわけではありませんが、良く2人でいるところを見かけたので本当だったのかなと思います。
他の薬剤師さんに話を聞いてみると、介護職をしている方や病院勤務など、薬が必要となる場所関連の方とのお付き合いが多かったです。薬を届けたりする際に出会い、何度か行くうちに仲良くなってお付き合いしたという方もいらっしゃいました。
まとめ ー「薬剤師」を目指す方へメッセージ
アルバイトといっても薬についての知識は必要です。
お客様に安心を与えられるよう日々努力していきましょう!!
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