「神奈川県」にある「市役所で働く公務員」の仕事内容・給料レポート

2020年1月10日2021年2月5日

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はじめに

「神奈川県」にある「市役所で働く公務員」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール: 公務員としての職業・勤務先：市役所職員 / 神奈川県にある市役所
性別：女性
雇用体系：正規雇用
所有資格：普通自動車免許

「市役所職員」を目指した理由

公務員は安定している職業であるということが決めてでした。人生を長い目で見たときに産休や育休だけでなく有休をつかうことができる職場がいいと思い、公務員になることを決めました。

「市役所職員（保育課）」の仕事内容について

保育課の子ども未来教育推進部で勤務をしています。

仕事内容は保育園や幼稚園の園長と、その建物のオーナーさんとの仲介役、障がいを持った児童がいる園への補助金手続き、その説明会の開催を行なっています。保育園や幼稚園は職員それぞれに担当の園があります。

私は1年目なのでまだ３箇所の園しか担当をしていませんが、来年からはさらに5箇所の園を担当する予定です。

まず担当の園に上司と挨拶に行きます。そこで園の中を見学したり、先生方のお話を聞いたりコミュニケーションをとることができます。その後は、事前にアポを取り園へ訪問します。最初の頃は上司が付いてきてくれて、訪問した時にどのようなところを見るのか、何のための訪問なのかを学びます。ここでは、障がいを持っている子どもが園でどのように過ごしているのか、様子を見に行きます。

その子の障がいの程度によって園への補助金を決めていくため、大切な時間です。様子は教室の外、廊下からこっそり伺うこともあれば、グラウンドでダンスの練習をしているところを見てみたりと日によって違います。

「市役所職員（保育課）」の1日の仕事の流れ

8時:家を出て電車で通勤する
8時30分:到着
9時:電話対応やメール対応
10時:午後から訪問する園の情報を見直す
11時:会議などで使用する資料作りや、園の情報整理、補助金申請締め切り日を、守ってもらえるようにお知らせの作成等自由に自分の仕事
12時:お昼休み
13時:自分の担当している幼稚園や保育園で障がいを持っている児童が通う園に訪問。毎日ではありませんが、月に一度は訪れるようにしています。子どもたちと触れ合うだけではなく虐待や放棄をしている状態はないかなど、働いている先生の様子も見ます。 14時:訪問先の園長と会議
16時:訪問先から市役所へ戻り、訪問した園の情報を整理
17時:定時ほぼぴったりに退社

「市役所職員（保育課）」の給料・残業・有給休暇について

月給は手取りで約16万くらい、ボーナスは30万くらいです。残業は、私の課では補助金申請の締め切り日の前後3日間、園が締め切りを守ってくれないと残業しないといけないと事ありますが基本ありません。

ですが、同期は全くない子もいれば毎日残業という子もいるのでこれは課によって違いがあるようです。有給休暇はその締切日が近くなければ100%とれます。上司にそろそろ有休とりな？と言ってもらえるのでとりやすいです。丸一日休みだけでなく時間休といって午前だけ休み、午後だけ休みもできます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

担当している園の虐待があったと保護者の方からクレームをもらったことです。保護者から市役所に直接電話がありました。問い合わせのあった園で、怪我をして帰ってきたという日周辺の監視カメラを一日中見続け、虐待と思われる行為がなかったかを上司と2人体制で確認しました。

結果、子ども同士の喧嘩を先生が早く発見できず傷ができてしまったものでした。先生側はこのことを主張していたのですが、親は証拠が欲しかったようです。

この仕事や職場でよかったこと

上司からの指導がしっかりしていることです。教育制度がとてもよく、特定の上司につきっきりで教えていただくことができたので、あの人はこう言ってたのにこの人はそれはダメだと言うということもなく、気持ちよく学ぶことができました。

あとは、有休の取りやすさがピカイチです。上司も1週間まとめて有休をとって海外へ行ったりしていて、後輩である私たちも気軽に有休を申請することができます。上司から有休とりなねと声かけてくれる職場はなかなかないかと思います。

「市役所職員（保育課）」の仕事エピソード

公務員らしからず、保育園や幼稚園の先生と似ている部分があるかと思いますが、自分の担当している園の子どもたちの成長スピードにはとても驚かされます。

毎日訪問するわけではないのですが、訪問すると「何しにきたの？」、「なんでそんな服(普通のスーツなのですが、かっちりしたスーツが子どもには不思議に見えるみたいです)着てるの？」とたくさん質問してきてくれる子や、「これあげるね」と指人形を渡してくれる子、後ろの方で気になるけど眺めているだけの子、本当に沢山います。

まだ1年目で今年の1年間しか子どもたちとも接していませんが、働く前では想像していなかったところで感動や元気をもらっています。